青年団「別れの唄」(日仏合同公演)

◎東京で見る月も、パリで見る月も
  中村隆一郎(「演劇時評」サイト主宰)

青年団「別れの唄」(日仏合同公演)チラシ平田オリザがティヨンヴィル・ロレーヌ国立演劇センターの依頼で、フランス国内における公演を前提に書いた。旅回りはすでに始まっているが、途中東京で五日間だけ上演されたもの、このあとパリなどでの公演が待っている。演出のロラン・グッドマンはこの劇場センターの芸術監督のような立場にあるようで、平田とは青年団の「国際交流プロジェクト」で何度も共同作業の実績がある。

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