第58回岸田國士戯曲賞は飴屋法水「ブルーシート」

 第58回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2月19日(水)、東京・神田神保町の學士會館で開かれ、飴屋法水(あめや・のりみず)「ブルーシート」が受賞作と決まった。授賞式は4月14日に東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で。正賞の時計、副賞の賞金20万円が贈られる。
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笑の内閣「65歳からの風営法」が永田町で公演

 京都の劇団・笑の内閣が風営法によるダンス規制を取り上げた作品「65歳からの風営法」を東京・永田町の星陵会館で公演し、国会議員四人を含む百二十人が観劇した。
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ふじのくに⇄せかい演劇祭2013

◎「黄金の馬車」(宮城聰演出)と「室内」(クロード・レジ演出)を世界初演

ふじのくに⇄せかい演劇祭2013チラシ

 「ふじのくに⇄せかい演劇祭2013」(6月1日-30日)のプレス発表会が3月28日東京で開かれ、今年のラインナップが紹介された。今年は7か国の8演目が上演される。
 主催するSPAC(静岡県舞台芸術センター)の宮城聰芸術総監督はジャン・ルノワール監督の映画に着想を得た新作「黄金の馬車」を演出する。また、今年90歳を迎えるフランスの大家クロード・レジが演出、SPAC団員が出演する「室内」が世界初演される。
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若手演出家コンクール2012最終審査

◎最優秀賞は日澤雄介さん(劇団チョコレートケーキ)

若手演出家コンクール2012

 日本演出者協会と文化庁主催の「若手演出家コンクール2012」最終審査会が3月10日、東京・下北沢の「劇」小劇場で開かれ、最優秀賞に日澤雄介さん(劇団チョコレートケーキ)が選ばれた。賞金は50万円。来年の受賞記念公演も支援を受ける。
 3月5日から10日までの期間中に優秀賞受賞4人の演出作品が上演された。4作をすべて見た人が選ぶ観客賞は、鈴木アツトさん(劇団印象-indian elephant-)が受賞した。
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第57回岸田國士戯曲賞

◎岸田戯曲賞は赤堀雅秋「一丁目ぞめき」と岩井秀人「ある女」

 第57回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2月15日(金)、東京都千代田区の學士會館で開かれ、赤堀雅秋「一丁目ぞめき」と岩井秀人「ある女」が受賞作と決まった。正賞は時計、副賞は賞金20万円が贈られる。授賞式は4月8日(月)、東京都新宿区の日本出版クラブ会館で開かれる。
>> 岸田國士戯曲賞のページ(白水社)

F/T13が公募プログラムを募集

 今年開催されるフェスティバル/トーキョー(以下F/T)13で、毎年恒例のプログラムの公募が始まった。これは、若手アーティストやカンパニーの公演を広く募り、審査を通過すればF/Tのサポートの元、公演を行うというもの。それによって新たな作品創造に臨んでほしいという趣旨で行われている。
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劇作家協会新人戯曲賞は原田ゆう「見上げる魚と目が合うか?」

劇作家協会新人戯曲賞チラシ

 第18回劇作家協会新人戯曲賞(日本劇作家協会主催)の公開審査会が12月9日(日)、東京都杉並区の座・高円寺で開かれ、受賞作は原田ゆうさん(イデビアン・クルー/ダンサー)の『見上げる魚と目が合うか?』に決まった。正賞は時計、副賞賞金50万円。

 『見上げる魚と目が合うか?』は、デザイン事務所の面接を受けに来た二人の女性が、面接途中に慌てて出て行った社員を待つ間に、窓から見えるビルの屋上に人影を発見することから始まる。飛び降りようとしているのではないかと思われる状況だが、二人はなかなか行動を起こさない。「これこそ『今の人』が描かれている」(渡辺えり)、「飛び降りようとしている人影は、実はいないのかもしれない。本当にはいなくてもいい、そこがうまい」(坂手洋二)、「別役的不条理が日常化している『今』を描いている」(川村毅)などと評価された。
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F/T12 記者会見

◎コンセプトは「ことばの彼方へ」 F/T12が10-11月に

 東京からの文化発信を目指す第5回フェスティバル / トーキョー(F/T12)の記者会見が9月12日、リニューアルオープン間もない東京芸術劇場で開かれた。今回は主催12演目、公募11演目を含む内外の多彩なプログラムによって、「震災復興の糧となる新たな想像力を生み出し、国際都市トーキョーから再び世界へと、東京ならではの創造性を発信」(「開催趣旨」)するという。会期は10月27日から11月25日までの約1ヵ月間。東京・池袋を中心に開かれる。
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6月のクロスレビューはロ字ック(東京)と月面クロワッサン(京都)

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編6月の対象公演は、ロ字ック「鬼畜ビューティー」(6月6日-10日、新宿・サンモールスタジオ)と、月面クロワッサン「夏の目撃者」(6月8日-11日、京都・元立誠小学校職員室)に決まりました。7-8月の公募は一時休止。9月公演(8月15日締め切り)から再開します。(編集部)

クロスレビュー「佐藤佐吉演劇祭」編を6月-9月に

 ワンダーランド(小劇場レビューマガジン)は王子小劇場と提携して、今年6月から9月にかけて開かれる「佐藤佐吉演劇祭」の全公演(10本)をクロスレビュー形式で取り上げることになりました。王子小劇場が2年に一度のペースで開催する演劇の祭典に、観客のレビューによる参加の機会を設けます。初回は劇団競泳水着「Goodnight」(6/22-7/2)です。みなさんの投稿を期待しています。
(注)通常のクロスレビュー挑戦編の7-8月公演募集は一時休止します。再開は9月公演分(8月15日応募締め切り)からとなります。ご注意ください。
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