イキウメ「太陽」

◎「象徴など、何もつかってはいない。」
 阪根正行

「太陽」公演チラシ 何かが違っていた。イキウメの新作公演『太陽』を観劇したのは日曜日だった。この週の月曜から土曜まで工場での夜勤生活を送っていた。朝日が眩しいなか帰宅し、カーテンを閉めて床に就く。日がすっかり沈んだ午後6時頃目覚め、また工場へと向かう。そんな毎日を過ごし、昼夜がひっくり返った状態のまま劇場へ向かった。確かに私自身がいつもと違っていた。しかし、違っていたのはそれだけではなかった。
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