机上風景「乾かせないもの」

 週刊マガジン・ワンダーランド第5号に掲載された机上風景公演「乾かせないもの」のレビュー「忘れられない芝居 感情にリアリティを求める果敢な演出」(西村博子)は、公演会場となった新宿タイニイアリスのwebサイトに掲載されました。次のページをご覧ください。
http://alices-review.tinyalice.net/?eid=559579


週刊「マガジン・ワンダーランド」第5号発行

 週刊「マガジン・ワンダーランド」第5号が本日30日に発行されました。京都で開かれた山田せつ子公演「奇妙な孤独vol.2」を、活発な演劇評論活動で知られる森山直人さん(京都造形芸術大助教授)が取り上げます。また西村博子さんから届いた机上風景公演「乾かせないもの」の劇評が急遽、滑り込みました。

“週刊「マガジン・ワンダーランド」第5号発行”の続きを読む


シンポジウム「武道の身体」

「日本における伝統的身体」を共通テーマに掲げた連続シンポジウムが9月15日午後3時から、東京の早稲田大学小野記念講堂で開かれます。取り上げるのは「武道の身体」。
昨年夏から始まった企画は第1回が「雅楽の身体」、第2回が「能の身体―構えと腰を中心に―」、第3回が「日本舞踊の身体-『舞曲扇林』にみる基本-」で、今度が第4回目で最終回。
講師は柳生新陰流第二十二世宗家、柳生耕一氏、司会は『ダンス・クリティーク-舞踊の現在/舞踊の身体』などの著書がある尼ヶ崎彬氏(演劇研究センター客員教授・学習院女子大学教授)。参加無料、事前予約も不要です。詳細は、早稲田大学演劇博物館21世紀COE演劇研究センターのwebサイトをご覧ください。

“シンポジウム「武道の身体」”の続きを読む


TAKE IT EASY! 「葬儀屋オペラ」

◎「葬儀」は誰のため?
 高木龍尋((大阪芸術大学大学院嘱託助手)

 黒白のモノトーンの世界にいる「葬儀屋」と、華やかな世界(もちろん、探せば静かで地味なオペラもあるのだろうが)の「オペラ」……このふたつがどう繋がるのだろうか、と考えると不思議である。TAKE IT EASY! という神戸の劇団は作品を観る機会がこれまでなかったが、その存在は知っていた。タイトルはネットで見かけて知っていたが、チラシは見ていなかった。「葬儀屋オペラ」という不思議さに興味惹かれて観ることを決めた作品である。

“TAKE IT EASY! 「葬儀屋オペラ」”の続きを読む


野田地図ロンドン公演 「The Bee」

◎”To bee or not to bee?” -戦略に満ちたロンドン進出第2作
今井克佳(東洋学園大学助教授)

プレビュー初日の開場時間は30分近く遅れ、開演は10分遅れた。たまたまロビーで話すことの出来た関係者からは、公式初日(プレスナイト)まではゲネプロのつもりで、毎日演出が変わると聞いたが、すぐにそれを実感した。直前まで演出プランが練られていたのであろう。

“野田地図ロンドン公演 「The Bee」”の続きを読む


トリプルクラウンプロデュース「彼岸島の不思議な夏」

◎私たちはどんな言葉を話しているのか……?
 高木龍尋(大阪芸術大学大学院嘱託助手)

 遠景に青い空と見事な入道雲、群青の海に緑の島がぽつんとある。その島には、白地に一輪の彼岸花が染め抜かれた巨大な旗が、島とはアンバランスに掲げられている―というチラシである。「彼岸島の不思議な夏」というタイトルとこのチラシから予想できた世界、「彼岸島」という地名には何かオカルトホラー的なものを感じるし、「不思議な夏」からはメルヘンチックなものも感じる。探せばライトノベルと呼ばれる類の小説に見つかりそうな気もする。だが、完全にそうではないと言い切れないものの、この予想は見事に裏切られた。

“トリプルクラウンプロデュース「彼岸島の不思議な夏」”の続きを読む


零式「返事」

◎「閉塞感」のない肩すかし 人物設定が凝りすぎか
 小畑明日香

『半寝』で第24回新風舎出版文化賞出版化推薦作選出、
前作『ブリキ・ゴーレム』で2005年佐藤佐吉賞優秀脚本賞など、
多くの脚本賞を受賞している劇団零式の、最新作『返事』をついに見に行けた。
一昨年『半寝』のチラシを見てから気になっていた劇団だったので、
こまばアゴラ劇場での公演が決まってとても嬉しかった。
なっておくもんだ、劇場支援会員。

“零式「返事」”の続きを読む


プレイバックシアターらしんばん「プレイバックシアター」

 船のクレーンが旧江戸川を横切る高圧送電線にぶつかって首都圏139万か所が停電、交通機関もストップ。私は今朝、集合時間に遅れたと自分のことから話し始め、あなたは、この地下劇場に来るまでにどんなことがありましたか、どんなことを思いましたかと客席に発言を促していく。 “コンダクター”羽地朝和の巧みな誘導に、え~と……と、観客の私も思わず朝からの自分をいっしょうけんめい思い出そうとしていた。初めて接した「プレイバックシアター」である。

プレイバックシアターらしんばん>>more


演劇人集団☆河童塾「かっぱ版・かぜの又三郎」

 もうちょっと。もうちょっとで、もっともっといい芝居になったのに。惜しいと思った。「認知症をテーマに、老いることの意味と、心のなかの迷路を描いて……」というキャッチコピーも、時折り新聞の社会面を賑わすニュースほどにしか心を惹かず、損したかも知れない。これは、とくに認知症を病む誰かの話でなく、敗戦や原爆はおろか、きのう何食べたっけ、あの人の名、なんだっけ、何でもかんでも忘れて毎日を過ごしている今の私たち自身の話――になるはず――だったから、である。

河童塾>>more


週刊「マガジン・ワンダーランド」第4号

 週刊「マガジン・ワンダーランド」(第4号)が発行されました。主な内容は以下の通りです。
◆ 野田地図ロンドン公演『The Bee』
 ”To bee or not to bee” -戦略に満ちたロンドン進出第2作
 今井克佳(東洋学園大学助教授)
◆トリプルクラウンプロデュース「彼岸島の不思議な夏」
 私たちはどんな言葉を話しているのか……?
 高木龍尋(大阪芸術大学大学院嘱託助手)
◆零式「返事」
 「閉塞感」のない肩すかし 人物設定が凝りすぎか
 小畑明日香

“週刊「マガジン・ワンダーランド」第4号”の続きを読む