早稲田大でイプセン没後100年記念フェスティバル

今年は近代演劇を切り開いたと言われるノルウェーの劇作家イプセンの没後100周年に当たり、11月には関連のシンポジウムや作品上演など特色ある催しが各地で予定されています。

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マレビトの会「アウトダフェ」

◎言葉が溢れ、言葉が失われる歴史を舞台に
高木龍尋

「アウトダフェ」公演チラシ劇作家に限らず、物書きと呼ばれる人には、書きたいこと、書こうとしていることとは別に、書かざるを得ないことや書かなければならないことがあるように思う。「初日までの日数がもうないから書かなければならない!!」とか、「編集者にずっと睨まれているから書かざるを得ない!!」というとても世知辛い外からの要因もあるかも知れないが、物書きの心の内から要請される物事があるはずである。その、書かざるを得ない、は書く内容についてもあるだろうし、どのように書くかということもある。関西人にあてはめれば、ボケとツッコミの会話にせざるをえない、オチのある話でなければならない、というところだろうか。

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指輪ホテル北米公演”CANDIES – girlish hardcore”

YUBIWA Hotel “CANDIES – girlish hardcore”(指輪ホテル北米公演)
◎痛みを痛みとおもわないための儀式。いきのびるために。
田口アヤコ

この文章を書くにあたり、
劇評 というものをだれが必要としているのか についてかんがえたのだが
わたしは作家ですので演出家劇作家女優ですので
演劇の評論は書けませんので、なんらかの記録として、
指輪ホテルという団体が劇団としてのかたちをたもっていた一時期
指輪ホテルに劇団員として所属していた経歴をもつ
演出家劇作家女優田口アヤコが、
ニューヨークで、
YUBIWA Hotel “CANDIES – girlish hardcore” North American Tourについて
なにをみたか。
という文章を書きます。

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週刊マガジン・ワンダーランド第13号発行

 今週のレビューは2本。マレビトの会「アウトダフェ」関西公演と指輪ホテル北米公演です。「アウトダフェ」評は、舞台の中身にまっすぐ入り込んでいる感じがします。東京公演は12月に予定されているので楽しみになりました。指輪ホテル北米公演はいつにも増して緊張感のある舞台の連続だったようです。筆者田口さんの詩的な評も、気迫と覚悟が伝わ来るような気がします。ほかに「青い鳥『夏の思い出』の思い出」(千秋残日録第5回)。

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横浜の「急な坂スタジオ」オープン

 舞台芸術の拠点としてスタジオ機能を中心にした公設民営の「急な坂スタジオ」(横浜市西区老松町)が完成し、その内覧会・オープニングパーティーが23日開かれました。パフォーマンスの違いに合わせて選べるスタジオ、割安の使用料、最長2か月の使用可能など、創造活動支援に的を絞った本格的な施設の誕生です。中野成樹(フランケンズ)岡田利規(チェルフィッチュ)矢内原美邦(ニブロール)のレジデント・アーチスト3人に加え、4人目を公募するという「サプライズ発表」に関心が集まっていました。

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中野成樹+フランケンズ「暖かい氷河期」

◎ドラマとギャグの間のミディアムテンポ
柳澤望

「暖かい氷河期」公演チラシ表先ごろ上演されたフランケンズの新作『暖かい氷河期』は、ゴルドーニの『二人の主人を一度に持つと』を取り上げた上演だった。フランケンズは、昨年『ラブコメ』と題して、モリエールの『女房学校』を上演していたが(注1)、この2作はコメディア・デラルテを起源としたヨーロッパ喜劇の歴史をたどる連作のようになっている(注2)。

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TOKYOSCAPE-東京6劇団、京都へ。2005-2006

◎終わったけれど始まったばかりの旅 全体力と知力を注いだ3年
詩森ろば(TOKYOSCAPEディレクター、風琴工房主宰)

TOKYOSCAPE公演チラシ誰にも望まれず生まれ落ちた豊穣な果実。それがわたしにとってのTOKYOSCAPEです。誰にも望まれず、とは参加カンパニーや立ち会っていただいたたくさんのお客様に対して失礼なものいいであることはわかっています。しかし、せっかくこのような場をいただいたのだから、嘘のないレポートを書きたいと思います。

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週刊マガジン・ワンダーランド第12号発行

 本日発行の週刊マガジン・ワンダーランド第12号は、レビュー欄で、中野成樹+フランケンズ「暖かい氷河期」(柳澤望)を取り上げました。柳澤さんの筆致に導かれて舞台を見て回ると、フランケンズの特色が身に染むように分かってきます。ミデアムテンポですね。
 今年の注目すべきイベントTOKYOSCAPE は在京6劇団が京都でそろって連続公演するという前例のない企画でした。すでに高野しのぶさんに京都での5公演をまとめて報告してもらいましたし、レビューで取り上げた舞台もあります。ぼくも詩森ろばさん(風琴工房主宰)に事前にお話をうかがったのですが、焦点が定かでない部分が残ったのも事実です。あらためてまとめの報告をお願いしました。臨界に達するほどの率直さで語られた文章から、このフェスティバルを進めてきた強い意志と情熱、責任感がひしひしと伝わってきす。
 中西理「エジンバラ演劇祭2006」と「千秋残日抄」は筆者の都合により今週は休み、次号からの掲載となります。ご了承ください。

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演劇千年計画ワークショップ第2弾

 「演劇千年計画」プロジェクトが今年9月に8人の演出家による創作ワークショップを開きましたが、その第2弾を11月15日-25日の日程で開くそうです。今回講師となるのは、大岡淳(商品劇場)、倉迫康史(Olt-d.d)、鳴海康平(第七劇場)、矢野靖人(shelf)、山田裕幸(ユニークポイント)、横山仁一(東京オレンジ)の6人。前回に引き続き、題材テキストはシェイクスピア『ロミオとジュリエット』 を使い、今回はバルコニーのシーンのみを選択。最終日11月26日の発表会で、各講座の成果が一挙に上演されます。申し込み締め切りは11月10日。詳しい内容は応募方法などは、演劇千年計画のwebサイトで。

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