【レクチャー三昧】2013年5月

 今年は没後30年ということで、寺山修司関連の催しが沢山ございます。私事ですが若い頃は「アングラ演劇」がいっとう好きで、なかんずく寺山修司に惹かれておりました。寺山修司は「アングラ」に入れないという考えかたは最近になってから知りました。とまれ青春期(?)に魅入られてしまったものからは終生離れ難い、のかも、しれません。
(高橋楓)
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範宙遊泳「範宙遊泳展 幼女Xの人生で一番楽しい数時間」

◎文字と役者では、どちらが物語か
  さやわか

範宙遊泳展チラシ

 2月に新宿眼科画廊地下で行われた範宙遊泳の公演は「範宙遊泳展」と名付けられていた。この公演に意欲的な試みはいくつかあったが、ともかく観客にいわゆる演目として提示されていたのは作・演出の山本卓卓による一人芝居「楽しい時間」と、休憩を挟んで上演された二人芝居「幼女X」の二本であった。
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