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[特別寄稿]
◎愛と憎、狂気と正気の <極> に、もの悲しい波長の空間が
 阿部未知世

Shizuoka春の芸術祭2009プログラム表紙
1. 口火
 静岡舞台芸術センター(SPAC)の芸術監督、宮城聡が、SPACの役者を使って、唐十郎の作品を上演する!
 唐十郎と言えば、アングラ演劇の最高峰。
 1960年代末から70年代、「状況劇場」の紅テントで<腰巻お仙>などなどに、強烈な衝撃を受けた体験がある。
 宮城聡はかつて、劇団「ク・ナウカ」を率いて斬新な演劇を創り、SPACにおいても、<夜叉が池>などのように、独特の様式美と色彩豊かな、力強い空間を展開している。
 その唐十郎と宮城聡が、真正面から出会う。これを知った時、軽い戸惑いと未知なるものへの期待がうまれたことは事実だった。
 キャッチコピーには、<能×アングラ×宮城聡>の掛け算。しかも会場は、夜の野外劇場。一体、どんな世界に連れ出されるのか…。胸は高鳴るのだった。
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2009/07/10 02:20 編集部 | 0 comments | 0 Trackback