柳澤望」の記事を10件ずつ表示します。
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[特別寄稿]
◎すれ違うことで出会い直す
 柳沢望

「日常茶飯事」公演
 今回上演された『日常茶飯事』に限らず、佐々木透によるテクストが2010年の日本における劇作のひとつのエッジであることは紛れも無い。リクウズルームを主宰する佐々木透は、既に堤広志氏が注目し(注1)、川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場のクリエイション・サポート事業に抜擢されたことさえあるものの、まだ評価が固まっているとは言えず、未だに「無名」であると言っても誇張ではないだろう。
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2010/08/27 14:56 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎酷薄な皮肉さを肯定すること
 柳沢望

 快快の『SHIBAHAMA』は、古典落語の『芝浜』をモチーフにしながら、天井と四つの壁すべてにせわしなく映像を上映しつつ、断続的に多様な場面が入れ替わる、極めて同時代的な舞台作品に仕上げられた上演だったと思う。
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2010/07/02 11:26 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎政治と劇場の間 ミュージアムで公開された3つの劇作品をめぐる時評的断章
 柳沢望

「わたしたちは無傷な別人であるのか?」
 『私たちは無傷な別人であるのか?』の公演を横浜美術館に見に行ったのは3月8日で、これはブレヒト的と言って良い舞台なのだろうな、と見ながら考えた。少なくとも、観客に問いを投げかける上演だった点でそう言えると思う。
 ただ、その問いかけのなされ方についてはいろいろ考えてみる余地はあるだろう。それこそ、十分に思考を貫いた上での問いなのかどこかで思考停止した問いに過ぎないのかによって、問いかけの意味も違ってくる。そこに立ち返って考えたいのだけど、その上でこの記事では、中野成樹+フランケンズと、そしてNadegata Instant Party(ナデガタインスタントパーティー)の近作についても言及していく。
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2010/04/19 16:33 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎閉ざされた世界の底にわずかに残る演劇の希望
  柳沢望

二騎の会「F」公演チラシ
 宮森さつきの脚本による『F』は未来社会を舞台にしたSF仕立ての二人芝居で、設定上、ある少女とその世話をするアンドロイドがホテルの一室のような場所にほとんど閉じこもって過ごす一年に満たない日々を、四季をたどる四つのシーンで描いていく。設定の突飛さを除くと、アンドロイドと少女二人の会話によって描かれていくシーンは、ごく日常的な情景と言っていい。今回の初演では、端田新菜が少女を演じ、多田淳之介がアンドロイドを演じた。演出は木崎友紀子。
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2010/02/25 13:42 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎コンテクストを宙吊りにするゲームの可能性
 柳沢望

「ROMEO & JULIET」公演チラシ
 東京デスロックを主宰する多田淳之介が演出し、韓国人俳優たちと作り上げた『ROMEO & JULIET』KOREA ver.を見た。これは、韓国で制作されて評判を呼び、再演もされた舞台作品の「キラリ☆ふじみ」上演版だ。多田淳之介は埼玉県富士見市の公共劇場「キラリ☆ふじみ」の次の芸術監督に決まっている。今回の上演は、いわばそのお披露目的な意味合いもあるのだろう。
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2009/11/13 20:48 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[柳澤望]
◎美しく正確な演劇
 柳沢望

「ただちに犬 Deluxe」公演チラシ
 今年の5月から、移動テントで全国各地をツアーしている劇団どくんごによる舞台作品「ただちに犬 Deluxe」。その、埼玉(浦和美園)での公演を見た(9月20日)。私などは、テント芝居なんて聞くと、一昔前のものという風に思ってしまいがちだけれど、移動するという条件において研ぎ澄まされるものもあるのだ、と直に見せつけられた感じだ。
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2009/10/01 18:31 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎訪れるものの形象、宙吊りの悲喜劇
 柳沢望

「一月三日、木村家の人々」公演チラシ
 『一月三日、木村家の人々』は、介護に疲れた30代独身の娘が認知症の父親を巻き込んで心中をはかる場面から始まる。とはいえ、この戯曲をある種社会派的なリアリズムとして受け取るべきではない。そうすれば、中途半端な出来と評価するほかは無い。
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2009/06/20 14:26 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
「キレなかった14才 りたーんず」、あるいは演劇の再起動
 柳沢望

「キレなかった14才 りたーんず」公演チラシ
1.「りたーんず」の企画趣旨

 2009年4月16日から5月6日まで開催された「キレなかった14才りたーんず」(以下、「りたーんず」と呼ぶ)は、1982年に生まれた演出家5人と1984年生まれ1人が、東京駒場のアゴラ劇場でそれぞれに舞台の新作を発表した企画だ。
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2009/05/22 15:33 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[特別寄稿]
◎複数的な創造プロセスを切り出すパフォーマンス
 柳沢望

 様々な舞台芸術を見続けてきて、良い舞台を見たときだけに生まれてくる、特有の感覚が私にはある。
 それは、舞台の空間がしんと静まり返り、時間の感覚がどこまでも透明になって、意識の集中が空間全体に広がるような、そんな感覚だ。いつだって、その感覚を探して、舞台を追いかけてきた。
 『play away』の上演中、まさに、その感覚に包まれた。そのゆえんを探ってみたい。
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2009/04/03 14:35 編集部 | 0 comments | 0 Trackback

[柳澤望]
 今春、散歩しながら見る演劇「ポタライブ」の新作2本がアゴラ劇場の「冬のサミット」参加作として上演された。作演出は岸井大輔。舞台となったのはアゴラ劇場がある駒場周辺と、アトリエ春風舎がある小竹向原駅周辺。2つの町からドラマをすくいあげてみせたこの連続公演は見事な対照をなして、ポタライブの到達点を示し、その更なる可能性をも開いて見せた。(本稿はCutInに寄稿した原稿に加筆訂正したものです。投稿の際、伊東沙保さんの名前を伊藤と間違えていました。お詫びして訂正します。)

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2007/06/17 21:55 YANAGISAWAnozomi | 0 comments | 1 Trackback