AliceFestivalの26年

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東京・新宿にタイニイアリスが誕生したのは1983年。東京ディズニーランドが開園し、任天堂がファミコンを発売した年でした。バブル景気のとば口に差し掛かり、日本列島がサブカルチャーのにぎわいに巻き込まれる時期に当たります。
それから26年。「若い未知の才能の発見」と「都市間の交流」を掲げて小劇場の登竜門として活動を続け、創立以来開かれてきた「アリスフェスティバル」からさまざまな劇団、集団が巣立ちました。
青い鳥、遊◎機械/全自動シアター、MODE、花組芝居、新宿梁山泊などが二度三度と登場しました。当時から南河内万歳一座(大阪)、少年王者館(名古 屋)、維新派(大阪)、IQ150(仙台)、劇団とっても便利(京都)、超歌劇団(静岡)、劇団きらら(熊本)などなど、東京以外の劇団を積極的に登用し たことも特筆されるべきでしょう。
その後、青年団、シベリア少女鉄道、チェルフィッチュ、ゴキブリコンビナートなども参加しています。そのほとんどはブレークする前の登場でした。人気が出 てから劇団を寄せ集めたフェスティバルが軒並み姿を消す中で、これほど継続的に活動してきた在野の演劇フェスティバルは類例がないのではないでしょうか。
もう一つの特徴は、1990年から韓国、中国、台湾、香港などアジアの小劇場を精力的に紹介したことです。演戯団コリペ、木花など韓国の劇団は特によく知 られています。また在日劇団が欠かさずラインナップに加わっていたのも忘れてはなりません。 しかも招聘するだけでなく、小劇場の海外公演にも道を開いて、文字通り相互交流を後押ししました。
この間、フェスティバル・プロデューサーとして活躍した西村博子さんを迎えて、小劇場の興隆と変容を、豊富な現場のエピソードを交えて語ってもらいます。またアジアの小劇場の可能性と交流の経験を聞かせてもらいます。
小劇場演劇に関心のある方、ぜひご参加ください。26年間のフェスティバル参加団体一覧はチラシ裏に掲載し、仮ファイルもアップしました。ご一読ください。
チラシ表(pdf 0.9MB)チラシ裏(pdf 2.4MB) ▽ 参加団体一覧(仮)(pdf265KB)

講師 西村博子さん(にしむら・ひろこ)

小劇場タイニイアリス代表取締役兼アリスフェスティバルのプロデューサー。NPO ARC(同時代演劇の研究と創造を結ぶアクティビティ)理事長。日本近代演劇史研究会(日本演劇学会分科)代表。早稲田大学文学博士。 著書に『実存への旅立ち―三好十郎のドラマトゥルギー』、『蚕娘の繊糸〈1〉日本近代劇のドラマトゥルギー』『蚕娘の繊糸〈2〉』。「20世紀の戯曲―日 本近代戯曲の世界」」「20世紀の戯曲・II―現代戯曲の展開」」「20世紀の戯曲3 現代戯曲の変貌」(日本近代演劇史研究会編)など。

期間: 2009年4月 2-4日。2日(木)と3日(金)は午後7時から。4日(土)は午後2時から。

4月2日(木)午後7時-第1回 全開する小劇場-
特別ゲスト:生田萬さん(ブリキの自発団、きらり☆ふじみ芸術監督)
4月3日(金)午後7時-第2回 アジアから、アジアへ-演劇交流の現場を作る
特別ゲスト:金守珍さん(新宿梁山泊)
4月4日(土)午後2時-第3回 2000年代の小劇場-いま、これから
特別ゲスト:金世一さん(東京大学大学院)、川松理有さん(榴樺殿)

定員:30人(先着順)
締切:2009年3月31日(火)
会場 池袋・あうるすぽっと会議室A(3階エレベータ降りて正面)
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル3F
東京メトロ 有楽町線 東池袋駅直結、JR池袋駅(東口)より徒歩8分、都電・荒川線 東池袋四丁目駅より徒歩2分
アクセス: →あうるすぽっと地図
会費:一般:6000円(3日間一括)、2500円(各日)  支援会員割引:5000円(3日間一括)、2000円(各日)
セミナー受講希望の方は、次の【特別セミナーフォーム】からお申し込みください。

振込:会費はセミナー申し込みの後、次の口座から振り込んでください。
▽みずほ銀行 ひばりが丘支店 普通口座 口座番号:2372196
▽三菱東京UFJ銀行 保谷支店  普通口座 口座番号:0015695

協賛 タイニイアリス
主催 ワンダーランド 〒202-0002 東京都西東京市ひばりが丘北4-1-9  tel&fax 042-422-5219
Webサイト:http://www.wonderlands.jp/

問い合わせ: ワンダーランド セミナー係 〒202-0002 東京都西東京市ひばりが丘北4-1-9
tel&fax 042-422-5219  Webサイト:http://www.wonderlands.jp/