ポタライブ「吉祥寺『断』」

 街頭のパフォーマンスは以前から見受けられますが、単純に下手くそだったり観客を暴力的に操作する悪癖がついて回ったりして敬遠しがちでした。しかし岸井大輔さんが始めたポタライブは全く違うようです。「白鳥のめがね」サイトの柳澤 … “ポタライブ「吉祥寺『断』」” の続きを読む

 街頭のパフォーマンスは以前から見受けられますが、単純に下手くそだったり観客を暴力的に操作する悪癖がついて回ったりして敬遠しがちでした。しかし岸井大輔さんが始めたポタライブは全く違うようです。「白鳥のめがね」サイトの柳澤さんが、5月22日の「吉祥寺『断』」に「参加」したようすを書き記しています。


 柳澤さんによると、ポタライブは「『散策しながら楽しむライブ』という意味の造語」だそうです。吉祥寺駅前に集合し、ポタライブ主宰の岸井さんが案内人として町の再開発の歴史やエピソードを紹介していくのですが、中央分離帯や車道、ビルの谷間などにパフォーマーが配置され、町のたたずまいや物語のなかにとけ込んでいるとのことでした。ちょっと長めになりますが、以下の文章を引用します。

そうしたパフォーマンスは、ちょっとした虚構を現実に紛れ込ませることで、街が秘めていたドラマを浮き立たせるように作用していた。普段街を歩いているときには気に留めない様々な情報が眼に飛び込んできて、街を歩く一般の人々の姿が、独特のパフォーマンスのように印象深く見えてくる。
市街地の情報を引き立てるように、あまり虚構が過剰にはならないようにしつつ、しかし、市街地の情報に埋もれてしまわない程度には目立つものでなければならない、その絶妙なバランスがここでは達成されている。(略)
街頭でパフォーマンスすることは様々に試みられてきているだろうし発想としては珍しくないと思う。だが、問題は、その発想を方法に高めることができているかどうかだ。岸井さんが進めてきた「ポタライブ」の試みには、町並みの歴史を掘り起こしてくる確かな手法の蓄積がある。そこから、現代の生き方に瑞々しいものを吹き込む可能性が、様々な仕方で、大きく広がっていると思う。

報告は描写的なので、街のイメージ、その場の空気が立ち上ってくるような気がします。ぜひ、柳澤さんのサイトで全文をご覧ください。

5月のポタライブの日程は、主宰者岸井さんのWebサイトによると次の通りです。

■船橋編「ふねのはなしは、ないしょのまつり」
 5月7日、8日 14:00~16:00
 JR船橋駅南口改札前まちあわせ

■小金井編「かわあそび」
 5月14日、15日 15:00~18:00
 JR武蔵小金井駅南口改札前まちあわせ

■吉祥寺編「断」
 5月21日、22日 19:00~20:00
 JR吉祥寺駅中央口改札前まちあわせ

■市川編「うみをまつ」
 5月28日、29日 15:00~18:00
 JR市川駅中央口改札前まちあわせ

■吉祥寺編「斜」
 5月12日、26日(木曜日) 20:00~21:00
 JR西荻窪駅改札前まちあわせ

ご予約は、potalive@yahoo.co.jpまで!

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

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