今週の週刊マガジン・ワンダーランド(第20号、13日発行)は、思いっきり離れているかに見える公演評3本を掲載しました。黒沢美香&ダンサーズ「ダンス☆ショー きみの踊りはダンスにしては重すぎる」、劇団犯罪友の会「かしげ傘」、太陽劇団「Le Dernier Caravanserial《最後のキャラヴァン宿》」です。コンテンポラリーダンスの極北、いわゆるアングラ演劇の最良の文脈、政治社会が析出する問題と格闘する海外演劇の先端-。たまたま集まったこの3点から引いた補助線が交差するあたりに、「いま」の輪郭が浮かんでくるような気がします。「エジンバラ演劇祭2006-7」(最終回)は筆者の都合により次号掲載となりました。以下、目次です。
【目次】
◆黒沢美香&ダンサーズ
「ダンス☆ショー きみの踊りはダンスにしては重すぎる」
「不揃いの美」によるクールな知性の発露
伊藤亜紗(ダンス批評)
◆劇団犯罪友の会「かしげ傘」(創立30周年記念公演)
諧謔に満ち哀切な心情を喚起する重層的な物語
大岡淳(演出家、演劇批評家)
◆太陽劇団「Le Dernier Caravanserial《最後のキャラヴァン宿》」
テクストと身体-日本の翻訳劇制作現場で考える
芦沢みどり(戯曲翻訳者)
▼次号予告(第21号, 12月20日発行)
パラダイス一座 旗揚げ公演「オールドバンチ」(村井華代)
清水邦夫作、蜷川幸雄演出「タンゴ・冬の終わりに」(今井克佳)
「エジンバラ演劇祭2006-7」(中西理)ほか。
★臨時増刊号「特集・振り返る私の2006 回顧企画・今年の3本」を12月22日
前後にお届けします。約20人が「記憶に残る3本」を挙げてくれるはずです。
年末恒例となりますが、今年見た舞台を思い浮かべつつ、お楽しみください。
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◇東京国際芸術祭(TIF)がユース・サポート・スタッフ募集 [ニュース&報
告]
◇鈴木忠志演出「シラノ・ド・ベルジュラック」「イワーノフ/オイディプス」
[特別寄稿]
筒井康隆を読むように鈴木忠志を観よ(田口アヤコ・演劇ユニットCOLLOL主
宰)
以下、略。
主なレビューはこのwebサイトwonderland に順次再掲載します。しばらくお待ちください。
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年末恒例の回顧企画「振り返る私の2006」を臨時号(番外)で発行します。12月22日を予定していますが、多少前後するかもしれません。これもご期待ください。