岸田賞はノゾエ征爾、藤田貴大、矢内原美邦の3氏

 第56回岸田國士戯曲賞(白水社主催)選考会が3月5日、東京・學士會館で開かれ、ノゾエ征爾「○○トアル風景」、藤田貴大「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」、矢内原美邦「前向き!タイモン」の3作が受賞と決まった。3作同時受賞は第27回(1983年)以来。このときは野田秀樹「野獣降臨」、山元清多「比置野ジャンバラヤ」、渡辺えり子「ゲゲゲのげ」が受賞した。
 正賞は時計、副賞は二十万円。授賞式は4月26日午後6時から東京神楽坂・日本出版クラブ会館で開かれる。
 選考委員の野田秀樹さんは主催の白水社を通じてコメントを発表し、「選考委員が一新されたこともあり、作風の異なる3作品を、めいめい推す声が強く、この結果です。ただ、この3作品に共通なのは、脱ドラマ性が強いことで、今後、ドラマ性の強い作品で良いものが出ることも期待します」と述べている。
>> 岸田國士戯曲賞のページ(白水社Webサイト)

 ノゾエ征爾さんは1975年生まれ、岡山県出身。青山学院大学経営学部卒。現在、劇団はえぎわ主宰。藤田貴大さんは1985年生まれ、北海道出身。桜美林大学文学部卒業。マームとジプシー主宰。矢内原美邦さんは、1970年生まれ、愛媛県出身。大阪体育大学舞踊学科卒業。ニブロール/ミクニヤナイハラ主宰。
 選考委員は7人。岩松了、野田秀樹、宮沢章夫の3氏に、今回から新たに岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、松尾スズキ、松田正隆の4氏が加わった。

 最終候補作品は次の通り。(作者五十音順、敬称略)
・桑原裕子 「往転」 (上演台本)
・田村孝裕 「連結の子」 (上演台本)
・中津留章仁 「背水の孤島」 (上演台本)
・ノゾエ征爾 「○○トアル風景」 (上演台本)
・藤田貴大 「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」 (上演台本)
・前川知大 「太陽」 (上演台本)
・矢内原美邦 「前向き!タイモン」 (上演台本)
・山崎彬 「駄々の塊です」 (上演台本)


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  1. ピンバック: きやたかふみ

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