SPAC「マハーバーラタ」がアヴィニョン演劇祭へ

 60年余りの歴史があるアヴィニョン演劇祭(フランス)の今年の公式プログラムに、SPAC(静岡県舞台芸術センター)の2作品「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」と「室内」が招聘される。特に宮城聰SPAC芸術総監督の演出作「マハーバーラタ」は、メーン会場の一つブルボン石切場(約1000人収容)のオープニングを飾り、7月7日から19日まで11公演が予定されている。SPACが27日、都内で開いた記者会見で発表した。

 会見によると、同演劇祭の公式プログラムには、2007年の江戸あやつり人形 結城座などが招聘されているが(>> 演劇祭公式サイト)、日本人演出家による現代演劇作品は1994年の日本特集で、新宿梁山泊「少女都市からの呼び声」(唐十郎作、金 盾進演出、>> 演劇祭公式サイト)らが登場して以来20年ぶりという。

 「マハーバーラタ」はインドの国民的叙事詩。宮城演出はこの壮大な愛の物語を、絵巻物のように壮麗なビジュアルで祝祭音楽劇に昇華し、彼の代表作の一つとなっている。2006年と2013年のフランス公演で高い評価を受けた。今回は神奈川芸術劇場(KAAT)との共同制作。今年のSPAC「ふじのくに⇄せかい演劇祭」で4月末から5月初めまで上演される。

アヴィニョン演劇祭に招聘
【写真は、会見で説明する宮城聰芸術総監督(左から2人目)。東京・飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京。
撮影=ワンダーランド 禁無断転載】

 アヴィニョン演劇祭ではブルボン石切場に特設円形会場を設置。ほぼ2週間の長期公演で会場を”占拠”するのは異例という。この石切場は1985年にピーター・ブルック演出「マハーバーラタ」公演で初めて使われた。それから29年後、由緒ある会場で宮城演出「マハーバーラタ」公演が行われることになった。

 「室内」(メーテルリンク原作)は日本の俳優が出演し、フランスの高名なクロード・レジの演出で、昨年の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」で世界初演された。今年も日本の俳優が出演、SPACで稽古を重ねる予定。
・SPACサイト:http://www.spac.or.jp/
・アヴィニョン演劇祭サイト:http://www.festival-avignon.com/


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