アマヤドリ「フリル」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 10)

「フリル」公演チラシ
アマヤドリ「フリル」公演チラシ
 クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編の最終第10回は、アマヤドリの初公演。前身の「ひょっとこ乱舞」はアマヤドリと同じ作・演出の広田淳一を中心に2001年結成。「現代口語と身体性を表現の両輪とし、リズムとスピード、熱量と脱力を駆使した『喋りの芸』としての舞台表現」を目指していました。 2004年「若手演出家コンクール2004」で最優秀演出家賞。 2005年には、佐藤佐吉賞 最優秀演出賞・優秀作品賞受賞(『旅がはてしない』)。2009年、2010年と連続して「アジア舞台芸術祭(Asian Performing Arts Festival)」に広田が演出家として招聘され、2011年は韓国演出家協会主催の「アジア演出家展」に参加。若手の演劇人として内外で才能が評価されています。今年3月の第25回公演を最後に「ひょっとこ乱舞」から改名。「アマヤドリ」として再出発した舞台はどうだったのでしょうか。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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北京蝶々「都道府県パズル」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 9)

「都道府県パズル」公演チラシ
「都道府県パズル」公演チラシ
 北京蝶々は2003年、早稲田大学演劇研究会を母体に旗揚げした劇団。「 電子マネーや介護ロボットなど、現代の日常に浸透しつつあるテクノロジーをモチーフに近未来の日常を描く」のが特徴だとホームページで述べています。複雑系のカオス理論由来の劇団名を持ち、若手演出家コンクール2007(日本演出者協会主催)で審査員特別賞・観客賞を受賞した期待の劇団です。今回は、「道州制基本法」をめぐり、国民の意見が推進派と反対派の真っ二つに割れている近未来の日本が舞台。「郷土愛に火をつける、ローカルエンターテイメント」はどんな展開を見せたのでしょうか。レビューは、★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順。レビュー末尾の丸括弧は観劇日時です。
 東京公演は終了しましたが、9月8日から大阪公演が予定されています。ご注意ください。(編集部)

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バストリオ 「Very Story, Very Hungry」(クロスレビュー挑戦編)

「Very Story, Very Hungry」公演チラシ

 バストリオは2010年から今野裕一郎が主宰するユニットとして本格的に活動を開始しました。メンバーや形態を変えながら「映画や演劇や写真などの表現手法によって、対象をフラットに捉え、コラージュの手法を用いて実際的なものへと捉え直すことで独創性のある作品を作りだす」とWebサイトで述べています。今回の舞台はスペイン文学の古典「ドン・キホーテ」の枠を借り(たふりをし)ながら、映像あり、ダンス(的な身体表現)あり、寓話性を帯びたエピソードが次々につながる不思議な時間。手強い公演はどうとらえられたのでしょうか。今回は投稿が少ないのが残念ですが、レビューは5つ★による評価と400字コメント。掲載は到着順。レビュー末尾の括弧内は、それぞれの観劇日時です。(編集部)

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ぬいぐるみハンター「ゴミくずちゃん可愛い」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 8)

「ゴミくずちゃん可愛い」公演チラシ
「ゴミくずちゃん可愛い」公演チラシ
 ぬいぐるみハンターは、「脚本・演出の池亀三太と怪優、神戸アキコ」の2人で旗揚げ。2012年より劇団化。劇団の特徴について、「かわいく装い、ガブッと噛み付く」が如く、ギャグと現実世界の狭間をギリギリアウトで駆け抜ける、とWebサイトで書いています。今回は、「この世のものは全てがゴミ予備軍。だからみんなゴミくずみたいで可愛い。世界を手にしてしまったある男と、世界の片隅でゴミくずと暮らす人々の地球みたいに回る話」だそうですが、どんなステージになったのでしょうか。5つ星(★)の採点と400字のコメントを組み合わせたクロスレビュー。掲載は到着順。レビュー末尾の丸括弧は観劇日時です。(編集部)

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公募クロスレビュー再開

 ワンダーランドの公募クロスレビュー9月公演分は、バストリオ「Very Story,Very Hungry」(横浜・BankART Studio NYK、8月29日-9月 2日)と東葛スポーツ「ビート・ジェネレーション」(原宿・VACANT、9月22日-23日)に決まりました。クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編(王子小劇場主催)も継続中ですが、公募団体のレビューを9月公演から再開します。観劇されたみなさんの投稿を待っています。詳細は >>応募ページをご覧ください。
 再開第1弾のバストリオ公演は今週8月29日(水)から始まります。★印の5段階評価と400字コメントによるレビューを募集します。
 10月公演分の締め切りは9月15日(土)です。


ピンク地底人「明日を落としても」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 7)

 2006年から活動を始めたピンク地底人。拠点の京都や大阪近辺で活動していたが、今回は東京での初公演。作品は「混沌としたサイケデリックなイメージが漂い」「観客の想像力を喚起するような芝居を企む」という。色川武大やランボーの影響があるとも。王子小劇場が京都から招聘した注目劇団の登場です。レビューは★印による5段階の採点と400字のコメント。レビュー末尾の括弧内は観劇日時です。掲載は到着順。(編集部)

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ロロ「父母姉僕弟君」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 6)

 自分たちを「劇団」といわずに「カンパニー」という平均年齢20歳代前半のメンバー。「同時多発的に交錯する情報過多なストーリーを、さらに猥雑でハイスピードな演出で、まったく新しい爽やかな物語へと昇華させる作品が特徴的」とWebサイトにある。これまでロロの舞台は「ボーイ・ミーツ・ガール」路線が多かったが、今回の舞台は…。レビューは5つ★の採点と400字コメント。掲載は到着順。レビュー末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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ナカゴー「黛さん、現る!」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 5)

「黛さん、現る!」公演チラシ

 ナカゴーは2004年に作・演出の 鎌田順也らを中心に旗揚げ。どんな劇団かとWebサイトを探してみたけれど、結成の趣旨や旗揚げの意気込みなどは見当たらない。どうも、そういう構えた姿勢は好みではないらしい。淡々と並んだ過去の公演記録をみていると、強いて作り込まない世界がちょっとした非日常と同居しているように見えます。今回の第10回公演は、劇団の個性的なメンバーに加えて、これも個性的な客演陣が参加していました。一体どんな舞台だったのでしょうか。レビューは、★印による5段階評価と400字コメントです。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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シンクロ少女「少女教育」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 4)

「少女教育」公演チラシ

 シンクロ少女は2004年、日本映画学校映像学科在学中に名嘉友美が旗揚げ。以後全ての作品の作・演出を名嘉が務めてきました。劇団HPによると、「愛」と「性」、「嫉妬」や「欲」など「目に見えない感情や欲求をテーマに、見た人の血となり肉となる作品を目指して公演を打つ、エロ馬鹿痛快劇団」だそうです。さて、佐藤佐吉演劇祭編参加の第10回公演はどうだったのでしょう。★印による5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順。末尾の括弧内は、観劇日時です。(編集部)

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悪い芝居「カナヅチ女、夜泳ぐ」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 3)

「カナヅチ女、夜泳ぐ」公演チラシ
「カナヅチ女、夜泳ぐ」公演チラシ

 悪い芝居 は2004年旗揚げ。京都を拠点に「現在でしか、自分たちでしか、この場所でしか表現できないこと」(劇団HP)を芯にして活動しているそうです。山崎彬作「嘘ツキ、号泣」が第17回OMS戯曲賞佳作、昨年上演の「駄々の塊です」台本が第56回岸田國士戯曲賞最終候補作に選ばれるなど、いま人気・実力とも急上昇中の劇団です。王子小劇場主催「佐藤佐吉演劇祭2012」参加の最新作はどうだったのでしょうか。レビューは5段階評価と400字コメント。掲載は到着順。末尾の括弧内は、観劇日時です。(編集部)

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