まごころ18番勝負「錯惑の機序、或いはn質点系の自由度」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 2)

まごころ18番勝負 第15回公演チラシ クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編の第2弾はまごころ18番勝負公演です。この劇団は2001年に旗揚げ。その後名前を現行にあらため、2006年頃からミステリ上演に向かいます。凝ったタイトルと込み入った仕掛けの舞台が本格化しました。今回は、絶海の孤島を舞台にした連続密室殺人事件。密室はどう解明されたか。犯人は、動機は…。二転三転する舞台を五つ星と400字コメントでレビューします。掲載は到着順。コメント末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

“まごころ18番勝負「錯惑の機序、或いはn質点系の自由度」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 2)” の続きを読む

劇団競泳水着「Goodnight」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 1)

「Goodnight」公演チラシ
「Goodnight」公演チラシ

 王子小劇場主催「佐藤佐吉演劇祭2012」の全公演(10本)をクロスレビュー形式で取り上げる第1弾(通算第31回)は、劇団競泳水着「Goodnight」公演です。
 「競泳水着」は2003年に旗揚げ。ラブストーリーを映像的に見せる「トレンディードラマ」シリーズを上演して注目されました。2009年に劇団化してからは「積み上げられた何気ない日常の記憶から、現代における家族・恋人・友人などの人間関係を丁寧に描いた作品を上演」(劇団Webサイト)。今回は「生きていくことは可笑しくて物哀しくて、愛おしい。劇団競泳水着がお届けする夏の一夜の群像劇」とありましたが、実際はどうだったのでしょうか。5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順。各レビュー末尾の丸括弧内は観劇日時です。(編集部)

“劇団競泳水着「Goodnight」(クロスレビュー佐藤佐吉演劇祭編 1)” の続きを読む

月面クロワッサン「夏の目撃者」(クロスレビュー挑戦編第30回)

 月面クロワッサンは2011年、京都大学在学中の作道雄を中心に旗揚げ。「基本的にはシチュエーションコメディが得意」だが、「ファンタジー、ミステリー、SF、サスペンスといった要素が綿密に織り込まれた、骨太かつトリッキーな構造の群像劇に特長」(劇団サイト)があり、京都を拠点に活動しているそうです。今回は作道雄・丸山交通公園の共同執筆脚本、作道雄演出というスタイルで挑みます。どんな舞台になったのでしょうか。5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順。各レビューの末尾は観劇日時です。(編集部)

“月面クロワッサン「夏の目撃者」(クロスレビュー挑戦編第30回)” の続きを読む

ロ字ック「鬼畜ビューティー」(クロスレビュー挑戦編第29回)

 ロ字ックは初公演から3年。「女性特有の視線から切り取られるがちゃがちゃ人生観」をモチーフに「人間の本能・性質・悪意を独特のロッキントークでポップに描く」のが特徴だと劇団Webサイトにありました。今回の第5回公演は性格の違う姉妹の愛憎を軸に、学校や風俗店にまで舞台は広がります。実際はどんな展開だったのか、5段階評価と400字コメントの各レビューをご覧ください。掲載は到着順。末尾は観劇日時です。(編集部)

“ロ字ック「鬼畜ビューティー」(クロスレビュー挑戦編第29回)” の続きを読む

笑の内閣「ツレがウヨになりまして。」(クロスレビュー挑戦編第28回)

 「笑の内閣」は2005年の結成。劇団HPには「馬鹿馬鹿しい下ネタから、芝居中本当にプロレスをやるプロレス芝居をしたり、時事ネタも得意」とありました。今回は「愛国心を問う思想系ラブストーリー」だそうですが、その実体やいかに-。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

“笑の内閣「ツレがウヨになりまして。」(クロスレビュー挑戦編第28回)” の続きを読む

6月のクロスレビューはロ字ック(東京)と月面クロワッサン(京都)

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編6月の対象公演は、ロ字ック「鬼畜ビューティー」(6月6日-10日、新宿・サンモールスタジオ)と、月面クロワッサン「夏の目撃者」(6月8日-11日、京都・元立誠小学校職員室)に決まりました。7-8月の公募は一時休止。9月公演(8月15日締め切り)から再開します。(編集部)

劇団しようよ「ガールズ、遠く-バージンセンチネル-」(クロスレビュー挑戦編第27回)

「劇団しようよ」は、作家・演出家・俳優の大原渉平と、音楽を担当する吉見拓哉を中心に結成。「団体名のぱっと見のダサさによって印象に先手を打ち、劇場にてそれを覆すように努めながらも、覆さないまま晒すかのように見せかけて、実はきっちり覆すのかもしれない」(劇団HP)そうです。今回の作品は、2011年7月から路上を中心に展開してきた《4のつく日のパフォーマンス》『ガールズ、遠く』の劇場完結版。「総勢11人の出演者が蝶のように舞い、蜂のように刺す70分」と述べています。どのような公演だったのか。レビューは、★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

“劇団しようよ「ガールズ、遠く-バージンセンチネル-」(クロスレビュー挑戦編第27回)” の続きを読む

コント劇団 もより駅は轟です「コント誘艶恥始めました」(クロスレビュー挑戦編第26回)

 これまでのクロスレビューでコント集団の登場は初めて。しかも旗揚げ公演。企画書には「コント劇団で下克上! コントで天下を獲る!」とあり、その心意気を酌んで取り上げました。「コントライブなのに、きちんとストーリーがある! 新しいこと、誰もやっていないことを必ず盛り込むこと!」など「3つの掟」があると書かれています。実際の舞台はどうだったのでしょうか。★印による5段階評価と400字コメントです。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

“コント劇団 もより駅は轟です「コント誘艶恥始めました」(クロスレビュー挑戦編第26回)” の続きを読む

パセリス「あたりまえのできごと」(クロスレビュー挑戦編第25回)

「あたりまえのできごと」公演チラシ
 「演劇の面白さ」と「日常の面白さ」を作品にして提供したい-。パセリスの公式ブログにそう載っていました。その二つが幸福に出会う場面はどのように舞台に出現したのでしょうか。
 クロスレビューはいつものように、5段階評価と400字コメントです。じっくりご覧ください。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

“パセリス「あたりまえのできごと」(クロスレビュー挑戦編第25回)” の続きを読む

クロスレビュー挑戦編の4月公演団体決まる

クロスレビュー挑戦編の4月公演が次の2団体に決まりました。みなさんのレビュー投稿をお待ちしています。
コント劇団 もより駅は轟です(2012年4月20日-22日(日) 、劇場バイタス新宿)
・京都・劇団しようよ「ガールズ、遠く -バージンセンチネル-」(2012年4月26日-30日、東山青少年活動センター)
 5月公演団体の応募受付中です。締め切りは4月15日(日)。 旗揚げ間もない劇団、これまでの活動が評価されていないと感じているグループ、短期間の公演で周知/宣伝が広がりにくいカンパニーなどの積極的な応募を歓迎します。詳細は次のページをご覧ください。
>> クロスレビュー挑戦編応募要項