◎「ステレオ」のパフォーマンス空間
ラモーナ・ツァラヌ/井関大介/廣澤梓
TPAMへの2度にわたる招聘や快快への楽曲提供など、舞台芸術との関わりも深い音楽家・蓮沼執太。彼による15人編成のオーケストラ「蓮沼執太フィル」は2010年の結成以来、ライブベースの活動を行ってきました。そこでは集団性や観客を含めた場の創造という観点において、今日の演劇を考える上でのヒントを与えてくれるように思います。この度、4月27日(日)の「全方位型フィル」と題されたライブに立ち会った3名によるライブ評を掲載します。(編集部)
○解放感のサウンドスケープ—蓮沼執太フィル公演『音楽からとんでみる』
ラモーナ・ツァラヌ
○作者をこれ聖と謂ふ—音楽共同体への憧れと蓮沼フィル—
井関大介
○もう一度、集まることをめぐって
廣澤梓