◎その一瞬一瞬に前例がない瞬間へ向かうために、ピンク地底人の大いなる遠回り
羊屋白玉
京都地下に住むピンク地底人3号さんから電話がきた。かつて一度だけワンダーランドに寄稿した劇評を見つけられての指名を賜ったのである。わたし劇評家じゃないから。と言うと、そういう距離感がむしろ良いんで、と。
まもなく過去作品の資料なども到着し、上演前のぴりっとしたふわっとした現場に立ち会わせてもらい、本編を拝見し、終演後、3号さんを劇場近くの居酒屋さんでインタビュー。3号さんはコロッケをつつきながら、公演中はあまり食欲がないの。と、地上人っぽいことを言っていた。
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