◎プライベートから漏れ出てくるもの
米山淳一
以前から気にはなっていたのだが、まだ見たことのなかった手塚夏子作品を、今回ようやく見ることができた。その舞台は、一瞬も目を離せないほどに、見入ってしまうものだった。それがどんな作品だったのか、また何がそれほどまでに面白かったのかについて、少し考えてみたい。
小劇場レビューマガジン
◎プライベートから漏れ出てくるもの
米山淳一
以前から気にはなっていたのだが、まだ見たことのなかった手塚夏子作品を、今回ようやく見ることができた。その舞台は、一瞬も目を離せないほどに、見入ってしまうものだった。それがどんな作品だったのか、また何がそれほどまでに面白かったのかについて、少し考えてみたい。
◎ひたすら歩く、ただとにかく、前へ、前へと
米山淳一
Port Bのツアー・パフォーマンス『サンシャイン62』を観た。といってもこの公演、東池袋に昨年新たに出来た劇場「あうるすぽっと」を集合受付場所とはするものの、観客は劇場の客席に座って舞台を観ていればいいのではなく、むしろ大部分の時間を劇場の外、池袋の街という舞台をひたすら自らの足で歩かなくてはならない。だから観たというよりは、参加したという方がむしろ実情に即しているだろう。