◎イメージの中の輝き
植村真
想像は現実を超える。
『金閣寺』は三島由紀夫の代表作の一つであり、今も国内外で多くの人の支持を得ている小説である。
2011年、演出家の宮本亜門によってKAATの杮落としとして上演された『金閣寺 The Temple Of The Golden Pavilion』はニューヨークのリンカーンセンターフェスティバルでも好評を受けた。海外でも三島の小説は多くの国で翻訳がなされ、高い評価を受けている。1985年にアメリカで公開された『Mishima: A Life In Four Chapters』(Paul Schrader監督)では三島の生涯と、3つの三島の小説を映画化し、第一部の「美」というテーマの中では、『金閣寺』が描かれている。
“PARCO STAGE「金閣寺 The Temple Of The Golden Pavilion」” の続きを読む