◎光のストライプに未来を託す
田中伸子
ゴールデンウィーク中に川崎市アートセンター、アルテリオ小劇場で開催された勅使川原三郎ダンス公演「サブロ・フラグメンツ」は何とも贅沢、豊かで濃密な時間を提供してくれるアート体験であった。
過去、四半世紀に渡り日本、さらには世界のコンテンポラリーダンス界を牽引し続けてきた勅使川原三郎による最新作「サブロ・フラグメンツ」。1988年に横浜、旧三菱倉庫で同名作品を発表しているので、再演ということにはなるのであろうが、その点に関して、本人は当日配布のパンフレットの冒頭でこのように語っている。
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