◎ダルダル感いっぱいのファンタジー 不条理と情熱の高校異次元世界
青柳舞(共立女子大大学院)
「田中君は鶏を殺したのか!?」―なんと心躍る誘い文句ではないか。別に血を見て喜ぶ趣味や動物虐待に喜びを感じる変態さん、ではないのであしからず。高校を舞台に「恋愛、部活、いじめ、バカ、青春、陪審員!」というサブタイトルは、完全私ハートにメッガヒット。田中君が鶏を殺したのか気になって、足は自然とタイニイアリスへ向かった。
小劇場レビューマガジン
◎ダルダル感いっぱいのファンタジー 不条理と情熱の高校異次元世界 青柳舞(共立女子大大学院) 「田中君は鶏を殺したのか!?」―なんと心躍る誘い文句ではないか。別に血を見て喜ぶ趣味や動物虐待に喜びを感じる変態さん、では … “劇団神馬「12人の怒れる学校へ行こう!」” の続きを読む
◎ダルダル感いっぱいのファンタジー 不条理と情熱の高校異次元世界
青柳舞(共立女子大大学院)
「田中君は鶏を殺したのか!?」―なんと心躍る誘い文句ではないか。別に血を見て喜ぶ趣味や動物虐待に喜びを感じる変態さん、ではないのであしからず。高校を舞台に「恋愛、部活、いじめ、バカ、青春、陪審員!」というサブタイトルは、完全私ハートにメッガヒット。田中君が鶏を殺したのか気になって、足は自然とタイニイアリスへ向かった。
青柳 舞
五月一日、まさにゴールデンウイークの初日、新宿のタイニイアリスにて劇団鹿殺しの「SALOMEEEEEEE!!!」を観劇する。
「SALOMEEEEEEE!!!」は「サロメエエエエエエエ!!!」と読むべきか、「サロメェェェェ!!!」と読むのか、はたまた「サロメエェェェェェエ!!!」と読むべきか、声に出してみた時、非常に悩んだものだ。どの読み方にしろ、私はこの題名にエネルギッシュに満ち溢れたパンクさを感じた。ホームページにもパンクさが炸裂しているではないか。そもそも、劇団名から只ならぬものを感じる。なんせ、「劇団鹿殺し」という物騒な名前をしているではないか。「鹿を殺しちゃうのかぁ~」。などと勝手な事を思っていた私。一度、聞いたら忘れられないインパクトがある。