座・高円寺2013年度プログラム

◎佐藤信の新作「リア」ほか年間30作品を上演

 座・高円寺の2013年度プログラム説明会が、4月1日、座・高円寺の阿波おどりホールで開催された。
 2013年4月から2014年3月までに上演される主催、提携公演の演出家、劇作家たちが集まり、自作のプレゼンテーションを行った。座・高円寺での2013年度の舞台公演は30本余り、このうち8企画12公演が劇場主催公演で、ほかが日本劇作家協会などとの提携企画となる。劇場主催公演としては、劇場芸術監督の佐藤信の新作「リア」が今年新たにレパートリーに加わった。シェイクスピアの「リア王」を渡辺美佐子、田中壮太郎(俳優座)、植本潤(花組芝居)の三名の役者だけで再現する試みで、5月17日から5月26日まで上演される。
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劇評セミナー 最終回は4月2日 受講受付中!

劇評を書くセミナー東京芸術劇場コース チラシ

 劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース第9回は4月2日(火) 午後7時から、講師に佐々木敦さん(評論家)を迎えて同劇場ミーティングルームで開かれます。今期セミナーの最終回です。取り上げるのは「マシーン日記」(作・演出:松尾スズキ、2013年3月14日-3月31日)。提出された劇評をもとに合評します。東京芸術劇場の選りすぐりの公演に、少数ゼミ形式でじっくり取り組みます。受講受付中(定員20人)。残りわずかです。詳細と申し込みは >> セミナー概要ページをご覧ください。
(注)東京芸術劇場サイトに劇評セミナーの概要が掲載されています。>>

年末回顧企画「振り返る 私の2012」

 内外の情勢が大荒れだった2012年も年の瀬。恒例の年末回顧企画「振り返る 私の2012」をお届けします。「記憶に残る3本」を選び、400字のコメントを添える方式です。40人余り(追加投稿を含む)があらためて光を当てた小劇場の1年は、どのような輪郭を描いて浮かび上がったでしょうか。舞台芸術は時代の無意識を吸い取る格好のメディアといわれます。ここに掲載した多くの方々の見方考え方から、世の中の来し方行く末が眺められるかもしれません。じっくりご覧いただきたいと思います。掲載は到着順です(編集部)
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劇作家協会新人戯曲賞は原田ゆう「見上げる魚と目が合うか?」

劇作家協会新人戯曲賞チラシ

 第18回劇作家協会新人戯曲賞(日本劇作家協会主催)の公開審査会が12月9日(日)、東京都杉並区の座・高円寺で開かれ、受賞作は原田ゆうさん(イデビアン・クルー/ダンサー)の『見上げる魚と目が合うか?』に決まった。正賞は時計、副賞賞金50万円。

 『見上げる魚と目が合うか?』は、デザイン事務所の面接を受けに来た二人の女性が、面接途中に慌てて出て行った社員を待つ間に、窓から見えるビルの屋上に人影を発見することから始まる。飛び降りようとしているのではないかと思われる状況だが、二人はなかなか行動を起こさない。「これこそ『今の人』が描かれている」(渡辺えり)、「飛び降りようとしている人影は、実はいないのかもしれない。本当にはいなくてもいい、そこがうまい」(坂手洋二)、「別役的不条理が日常化している『今』を描いている」(川村毅)などと評価された。
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年末回顧「振り返る 私の2012」募集

 ワンダーランド恒例の年末回顧アンケート企画「振り返る 私の2012」への投稿をお願いする時期がやってきました。今年見た公演から「記憶に残る3本」を挙げ、コメント400字で締めくくります。この1年の観劇体験にとりあえずの区切りを付けてみてはいかがでしょうか。締め切りは12月20日(木)です。(編集部)
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クロスレビュー挑戦編終了のお知らせ

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編はこの12月公演をもって終了します。応募団体のみなさん、レビューを寄せた評者の方々に、あらためてお礼申し上げます。
 この企画は「評価と周知の場」を提供するねらいで2011年2月に始まりました。今夏の佐藤佐吉演劇祭(王子小劇場主催)参加10作品を含めて、この2年で取り上げたのは45公演に上ります。主催団体による評者候補の逆指名、観客の参加自由という新方式も、「評価と周知の場を提供」するという意味では、それなりに役目を果たしたのではないでしょうか。最近応募が減少傾向にあるため、いったん幕を下ろすことにしました。今後臨時企画として実施することはあると思います。また、新しい劇団が育ってきたタイミングを見計らって復活を検討したいと考えています。この間のみなさんのご協力に感謝します。(編集部)

クロスレビュー挑戦編12月は京都の努力クラブ

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編12月は、京都の努力クラブ「旅行者感覚の欠落」公演(12月7日-10日、元・立誠小学校)に決まりました。昨年3月に旗揚げしてから5回目の公演。レビューは★印と400字コメント。締切は12月11日(火)正午。観客のみなさんの投稿を待っています。
(編集部)

インタビュー#12 想田和弘(映画「演劇1・2」監督)

 ドキュメンタリー映画「演劇1」「演劇2」が公開されました。上演時間2本合わせて約6時間。台本なし、ナレーション抜き、BGMを排した「観察映画」の手法によって、平田オリザ+青年団の活動に正面から取り組んだ作品です。監督想田和弘さんの目に映った平田オリザ+青年団とは、現代口語演劇と観察映画の方法論的親和性は何か、などなど自在に語ってもらいました。ワンダーランドのロングインタビューシリーズです。(編集部)
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劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース 受付中!

 ワンダーランド(小劇場レビューマガジン)は東京芸術劇場の共催で今年9月から「劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース」(全9回)を始めました。劇評・レビューを書くことによって公演の理解を深め、演劇を共に考えようとする試みです。講師は佐々木敦(批評家)、扇田昭彦(演劇評論家)、徳永京子(演劇ジャーナリスト)、林あまり(歌人、演劇評論家)の4氏(50音順)。東京芸術劇場の選りすぐりの公演に、少数ゼミ形式でじっくり取り組みます。すでに4回が終わり、第5回は年明け2013年1月11日(金) 。講師は徳永京子さん(演劇ジャーナリスト)です。取り上げるのは「ポリグラフ~嘘発見器~」(脚本・構想:マリー・ブラッサール/ロベール・ルパージュ、演出:吹越満)(12月12日-28日)。受講受付中(定員20人)。残りわずかです。詳細は>> 劇評セミナーページをご覧ください。
 >>東京芸術劇場サイトに劇評セミナーの概要が掲載されています。>>

クロスレビュー「佐藤佐吉演劇祭」編を6月-9月に

 ワンダーランド(小劇場レビューマガジン)は王子小劇場と提携して、今年6月から9月にかけて開かれる「佐藤佐吉演劇祭」の全公演(10本)をクロスレビュー形式で取り上げることになりました。王子小劇場が2年に一度のペースで開催する演劇の祭典に、観客のレビューによる参加の機会を設けます。初回は劇団競泳水着「Goodnight」(6/22-7/2)です。みなさんの投稿を期待しています。
(注)通常のクロスレビュー挑戦編の7-8月公演募集は一時休止します。再開は9月公演分(8月15日応募締め切り)からとなります。ご注意ください。
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