第1回高校生劇評グランプリ表彰式

◎野田秀樹さんらが祝いの言葉 レベルの高い劇評が揃う

 第1回高校生劇評グランプリ(主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター)の表彰式が3月31日午後、東京芸術劇場シンフォニースペース(5階)で開かれた。同協会の永井多恵子会長から最優秀賞の石本秀一さん(早稲田実業学校高等部 )ら入賞した11人に賞状が授与された。
 選考委員長を務めた扇田昭彦さん(演劇評論家)は講評の中で「初めての試みだったが、レベルの高い劇評が揃った。特にNODA・MAP公演『MIWA』を取り上げて最優秀賞を受賞した石本さんの劇評は、演出や俳優の演技の魅力に触れ、芝居を見ていない人が読んでもどういう舞台か分かる。しかも自分の見方、意見がしっかり書き込まれていてすばらしい。高く評価され、選考委員の票が集まった」と述べた。
“第1回高校生劇評グランプリ表彰式” の続きを読む

高校生劇評グランプリ最優秀賞を発表

第1回高校生劇評グランプリ 第1回高校生劇評グランプリ(主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター)の入賞者が27日、同グランプリWebサイトに発表された。最優秀賞は、 NODA・MAP「MIWA」公演を取り上げた石本秀一さん(早稲田実業学校高等部 1年)の「MIWA―愛の伝道師その人生とは」。優秀賞は東京、千葉、埼玉、神奈川、兵庫などの高校生が書いた10編となった。団体賞は工学院大学附属高等学校。表彰式は3月31日(月)午後、東京芸術劇場シンフォニースペース(5階)で開かれる。
“高校生劇評グランプリ最優秀賞を発表” の続きを読む

ふじのくに⇄せかい演劇祭2014

ふじのくに⇄せかい演劇祭2014ポスター SPAC(静岡県舞台芸術センター)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」のプログラムが3月27日、都内で開かれた記者会で発表された。例年は暑い季節の開催だったが、今年は4月末から5月初めのゴールデンウィーク期間中に実施。芸術総監督である宮城聰演出の祝祭音楽劇「マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜」、ベルリン演劇祭でも高い評価を受けた「ファウスト 第一部」(ニコラス・シュテーマン演出)など内外の演劇公演のほか、ピ-ター・ブルックの舞台映像「マハーバーラタ」、稽古場にカメラが入った「タイトロープ」、これまで失われたと思われていた「演劇的冒険-アフリカの100日」など貴重なドキュメンタリー映画3本も一挙上映される。
“ふじのくに⇄せかい演劇祭2014” の続きを読む

SPAC「マハーバーラタ」がアヴィニョン演劇祭へ

 60年余りの歴史があるアヴィニョン演劇祭(フランス)の今年の公式プログラムに、SPAC(静岡県舞台芸術センター)の2作品「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」と「室内」が招聘される。特に宮城聰SPAC芸術総監督の演出作「マハーバーラタ」は、メーン会場の一つブルボン石切場(約1000人収容)のオープニングを飾り、7月7日から19日まで11公演が予定されている。SPACが27日、都内で開いた記者会見で発表した。
“SPAC「マハーバーラタ」がアヴィニョン演劇祭へ” の続きを読む

第58回岸田國士戯曲賞は飴屋法水「ブルーシート」

 第58回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2月19日(水)、東京・神田神保町の學士會館で開かれ、飴屋法水(あめや・のりみず)「ブルーシート」が受賞作と決まった。授賞式は4月14日に東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で。正賞の時計、副賞の賞金20万円が贈られる。
“第58回岸田國士戯曲賞は飴屋法水「ブルーシート」” の続きを読む

◎年末回顧「振り返る 私の2013」

 年末回顧「振り返る 私の2013」は、年間の小劇場シーンから「記憶に残る3本」を選び、400字のコメントでこの1年を振り返る恒例の企画です。舞台芸術は時代の無意識を吸い取るメディアだといわれます。多様多彩な舞台に光を当ると、散乱するイメージから次第に、時代の流れと輪郭が浮かび上がって来るかもしれません。じっくりと、楽しみつつご覧いただきたいと思います。(編集部)
続きを読む

新人戯曲賞は刈馬カオス「クラッシュ・ワルツ」

劇作家協会新人戯曲賞2013チラシ

 第19回 劇作家協会新人戯曲賞(主催日本劇作家協会)の公開審査会が15日、東京・高円寺の座・高円寺2で開かれ、「クラッシュ・ワルツ」を書いた刈馬(かるま)カオスさん (愛知県)が受賞した。正賞の時計のほか、副賞賞金は50万円。
“新人戯曲賞は刈馬カオス「クラッシュ・ワルツ」” の続きを読む

小田島雄志・翻訳戯曲賞は中村まり子、谷賢一の両氏

 第6回小田島雄志・翻訳戯曲賞が、中村まり子さん(女優、演出家、翻訳家、劇作家)と谷賢一さん(作家、演出家、翻訳家)に決まったと11日、同賞実行委員会事務局から発表された。
 中村さんが翻訳したのは、「授業」「椅子」などの不条理作品で知られるウジェーヌ・イヨネスコ作「まくべっと」。中村さん主宰のパニック・シアター公演(2013年10月30日-11月4日、下北沢 ・「劇」小劇場)で上演された。
 谷さんはアメリカの劇作家マーク・セント・ジャーメイン作「最後の精神分析-フロイトVSルイス-」を翻訳。谷さん主宰の劇団「DULL-COLORED POP」のプロデュースで上演(2013年10月4日-13日、日暮里・d-倉庫)した。
“小田島雄志・翻訳戯曲賞は中村まり子、谷賢一の両氏” の続きを読む

年末回顧「振り返る 私の2013」募集中!

 1年はあっという間。もう師走です。街が冷え込み、山の頂きが白くなる季節。年末回顧アンケート企画「振り返る 私の2013」の時期がやってきました。今年見た公演から「記憶に残る3本」を挙げ、コメント400字で締めくくるワンダーランド恒例の企画です。この1年の観劇体験にとりあえずの区切りを付けてみてはいかがでしょうか。締め切りは12月20日(金)、月末25日頃に掲載予定です。多くの方々の投稿を期待しています。
“年末回顧「振り返る 私の2013」募集中!” の続きを読む

劇評セミナー東京芸術劇場コースII  第5回はキリンバズウカ「マチワビ」公演

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナー2013」の最終(第5)回は10月19日、キリンバズウカ「マチワビ」を取り上げます。講師は林あまりさん(歌人、演劇評論家)です。残席はわずかとなりました。参加ご希望の方には早めに予約してください。セミナーの詳細と申し込みは次のページから >>