地点 『雌鳥の中のナイフ』(続)

 地点 『雌鳥の中のナイフ』公演に関して先に、いくつかのレビューを紹介しました。その後、新しいサイトが分かりましたので追加します。「大岡淳の反資本主義日記」と「デジログからあなろぐ」です。いずれも三浦演出を高く評価してい … “地点 『雌鳥の中のナイフ』(続)” の続きを読む

 地点 『雌鳥の中のナイフ』公演に関して先に、いくつかのレビューを紹介しました。その後、新しいサイトが分かりましたので追加します。「大岡淳の反資本主義日記」と「デジログからあなろぐ」です。いずれも三浦演出を高く評価しています。20日付の紹介ページも併せてご覧ください。

「私が選ぶ10の舞台」

 「中西理の大阪日記」が「2004年の演劇ベストアクト- 私が選ぶ10の舞台」を掲載しています。チェルフィッチュ「三月の5日間」「労苦の終わり」、クロムモリブデン「なかよしshow」「ユカイ号」、維新派「キートン」が上位 … “「私が選ぶ10の舞台」” の続きを読む

 「中西理の大阪日記」が「2004年の演劇ベストアクト- 私が選ぶ10の舞台」を掲載しています。チェルフィッチュ「三月の5日間」「労苦の終わり」、クロムモリブデン「なかよしshow」「ユカイ号」、維新派「キートン」が上位3劇団でした。特に「チェルフィッチュ」の可能性に期待しています。中西さんは早くからこのユニットに注目し、「ハイパーリアルな口語劇」の実現として高く評価していました。

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ピンズ・ログ公演「サラミの会」

 「映研サークルの部室を舞台に現役部員とOB達、これから自分達は何をしてくんだろう、という時期を丁寧に描いた一本」「人物が何故そこに止まり、何故気持ちが動くかなどの感情に無理がないのが凄いのです。例えば本筋とは何の関係も … “ピンズ・ログ公演「サラミの会」” の続きを読む

 「映研サークルの部室を舞台に現役部員とOB達、これから自分達は何をしてくんだろう、という時期を丁寧に描いた一本」「人物が何故そこに止まり、何故気持ちが動くかなどの感情に無理がないのが凄いのです。例えば本筋とは何の関係もないけど初対面の現役とOBがキットカットの受渡し一つで距離がぐっと近くなるとか。巧いなぁ」
 おそらく年間200本以上の芝居を見ている(はず)の「休むに似たり。」さんが「巧い」というのですから、ホントに巧いのだと思います。「ピンズ・ログ」の「サラミの会」公演(1月21日-24日、中野ウエストエンドスタジオ)。

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小鳥クロックワーク「わが町」

 「fringe」サイトを主宰する荻野達也さんが小鳥クロックワークの公演『わが町』について長めのレビューを載せています。 「西氏の演出作品を観るのは、04年の劇団山の手事情社EXTRA企画『作、アレクサンドル・プーシキン … “小鳥クロックワーク「わが町」” の続きを読む

 「fringe」サイトを主宰する荻野達也さんが小鳥クロックワークの公演『わが町』について長めのレビューを載せています。

「西氏の演出作品を観るのは、04年の劇団山の手事情社EXTRA企画『作、アレクサンドル・プーシキン』に続いて2本目。スタイリッシュだった山の手公演同様、台詞の大胆な抑揚と繰り返し、カットバックが目立ちます」と指摘した上で、(ソーントン・ワイルダーの)「名作『わが町』なのだから、テーマ性や構成が見事なのは当たり前ですが、その感動を何倍にもする演出上のたくらみがこの上演にはありました」と具体的にいくつかのシーンを挙げて説明しています。

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ラーメンズ「アリス」

 お笑いコンビのラーメンズ第15回公演『アリス が東京・下北沢の本多劇場で開かれています』(1月18-30日)。  「某日観劇録」サイトは「お笑い自体を舞台で観るのが初です。ラーメンズはテレビで1、2回観たことがあるくら … “ラーメンズ「アリス」” の続きを読む

 お笑いコンビのラーメンズ第15回公演『アリス が東京・下北沢の本多劇場で開かれています』(1月18-30日)。
 「某日観劇録」サイトは「お笑い自体を舞台で観るのが初です。ラーメンズはテレビで1、2回観たことがあるくらいでしたけど、去年「ガマザリ」で片桐仁を観ていたので、まるっきり外れることもないだろう、という程度の期待でした。結果は、きっちり笑わされてしまいました。ひょっとしてこの2人は天才なのかもしれない」と認識を新たにしています。
 「悪態日記」サイトは「舞台そのものは、予想していたものとはまったく違っていました。(中略)才気走った内容になるものとばかり思い込んでたら、フタを開けてびっくり、もう、単なるバカコントの連続でやんの!! 本当にバカバカしくって、笑いっぱなしでぐったりした」と降参状態です。
 「演劇定点カメラ」サイトの「ねこ」さんによると、ラーメンズは「クールでシュール、ばか忘れずの演劇なコントユニット」だそうです。
 多摩美大卒の漫画家(小林賢太郎)と彫刻家(片桐仁)のコンビは、「バナナマン」や「おぎやはぎ」らとともに取り上げられているようですが、新しい笑いをうみだしている(いく)のでしょうか。
 東京公演のあと、5月まで全国公演の予定だそうです。

特別企画「振り返る 私の2004」(3)

 特別企画「振り返る 私の2004」の5-6回を掲載しました。第5回は「演劇への視線を問う 」。演劇ジャーナリスト 山関英人 (「舞台芸術の小窓」サイト主宰) の執筆です。6回目は北嶋がまとめました。タイトルは「劇評(レ … “特別企画「振り返る 私の2004」(3)” の続きを読む

 特別企画「振り返る 私の2004」の5-6回を掲載しました。第5回は「演劇への視線を問う 」。演劇ジャーナリスト 山関英人 (「舞台芸術の小窓」サイト主宰) の執筆です。6回目は北嶋がまとめました。タイトルは「劇評(レビュー)サイトを始めてみたら」。昨年8月にスタートして半年間に感じたことに触れています。(北嶋孝@ノースアイランド舎)

仏団観音びらき「女囚さちこ」

 「仏団観音びらき」という演劇ユニットが新春、新宿タイニイアリスで「女囚さちこ~ブス701号怨み節」公演(1月10-12日)を開きました。大阪を中心に活動しているようですが、今回は年末に大阪公演、年明けは東京公演と意欲的 … “仏団観音びらき「女囚さちこ」” の続きを読む

 「仏団観音びらき」という演劇ユニットが新春、新宿タイニイアリスで「女囚さちこ~ブス701号怨み節」公演(1月10-12日)を開きました。大阪を中心に活動しているようですが、今回は年末に大阪公演、年明けは東京公演と意欲的な活動展開です。インパクトのあるユニット名、包丁を持ってにらみつける怖そうな女性のポスターを見てひるむ向きがいるかもしれませんが、寄稿していただいた葛西李奈さんのレビューをまず読んでください。次回公演は出かけたくなるかもしれません。葛西さんは日大芸術学部在学中。これからも書いていただけそうです。(北嶋孝@ノースアイランド舎)

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地点 『雌鳥の中のナイフ』

 テキストの「過激」な再構築で話題を呼んだ「青年団リンク・地点」が、英国の劇作家D.ハロワーのデビュー作「雌鶏の中のナイフ」を元旦から上演しています(東京・アトリエ春風舎、-23日)。この作品は1995年英国で初演。その … “地点 『雌鳥の中のナイフ』” の続きを読む

 テキストの「過激」な再構築で話題を呼んだ「青年団リンク・地点」が、英国の劇作家D.ハロワーのデビュー作「雌鶏の中のナイフ」を元旦から上演しています(東京・アトリエ春風舎、-23日)。この作品は1995年英国で初演。その後、欧米各国で上演され、ベルリン批評家賞・最優秀外国語作品賞(1997年)などを受賞したそうです。
 話題作だし3週間余りの上演なのでレビューもかなりあると思っていましたが、探し切れません。「ワニ狩り連絡帳」サイトはいつもながら、きちんと目配りしていました。

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特別企画「振り返る 私の2004」(2)

 特別企画「振り返る 私の2004」の3-4回を掲載しました。1-2回はこのサイトに「名札」のある2人でしたが、今回の2人は自分のwebログで芝居を取り上げ、鋭い分析や斬新な文章表現で知られています。特にお願いして書いて … “特別企画「振り返る 私の2004」(2)” の続きを読む

 特別企画「振り返る 私の2004」の3-4回を掲載しました。1-2回はこのサイトに「名札」のある2人でしたが、今回の2人は自分のwebログで芝居を取り上げ、鋭い分析や斬新な文章表現で知られています。特にお願いして書いていただきました。第3回「ネットで芝居について何か書く、ということ」を寄稿した熊上みつみさんは「X-ray」サイト、第4回「私的演劇の追想」を書いた鈴木麻那美 さんは「うたうた」サイトを舞台に書いています。
(注)最終分の掲載は21日の予定でしたが、都合により23日となります。ご容赦ください。(1月21日)

オッホ「タイポグラフィの異常な愛情」

 黒川麻衣の作・演出で「オッホ」の「タイポグラフィの異常な愛情」公演が東京・新宿のTHEATER/TOPSで開かれました(1月2日-10日)。今回はフォントの種類が主人公で、明朝家とゴシック家の争いを中心とした失踪ミステ … “オッホ「タイポグラフィの異常な愛情」” の続きを読む

 黒川麻衣の作・演出で「オッホ」の「タイポグラフィの異常な愛情」公演が東京・新宿のTHEATER/TOPSで開かれました(1月2日-10日)。今回はフォントの種類が主人公で、明朝家とゴシック家の争いを中心とした失踪ミステリーだそうです。
 「30’s SubCulture Blog」は「軽快な演出や劇団員たちのキャラクターの活かし方、軽妙な脚本といわゆるオッホ印というべき作品で楽しめた」としながらも、「ミステリーとしては凡庸な気もしたし、もう一転二転してもいいんではないかな」と印象を述べています。

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