9月も注目作が次々と放映されます。「ファウストの悲劇」は、シェイクスピアと同時代のクリストファー・マーロウの戯曲を蜷川幸雄が演出、主役のファウストは野村萬歳が演じました。青年座「フユヒコ」、文学座「麦の穂の揺れる穂先に」と新劇二劇団の作品も。「麦の穂の揺れる穂先に」は小津安次郎的な父と娘の物語。平田オリザの書き下ろしを、93歳の戌井市郎が演出したことでも話題を呼びました。「青春舞台2010・全国高等学校演劇最優秀校・東京公演」には、ゲストとして劇作家・演出家の江本純子(毛皮族・劇団、江本純子)と大塚ムネト(ギンギラ太陽’S)が招かれ、演劇を語ります。WOWOWでは、NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」の制作プロセスを追ったドキュメンタリー「中村勘三郎×野田秀樹 芝居の遺伝子」が。NODA・MAPといえば、6月~8月に上演された「ザ・キャラクター」も早速の放映です。
(場合により、番組内容、放送日時などが変更になることがあります。また、地上波デジタル放送の番組表は関東地区のもので、地域により一部番組が異なります)
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2010/09/01 11:38 編集部 |
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小劇場レビューマガジン「ワンダーランド」主催の「劇評を書くセミナー こまばアゴラ劇場コース後期(全6回)」が9月後半から始まります。同劇場で上演する4公演を取り上げて劇評/ダンス評を書いて語り合うほか、平田オリザさん(青年団、こまばアゴラ劇場芸術監督)の講演、桜井圭介さん(ダンス批評)徳永京子さん(演劇ジャーナリスト)小澤英実さん(舞台芸術批評)らのトークセッションを予定します。
今回は学生3人を無料招待します。詳細は次のページをご覧ください。
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http://www.wonderlands.jp/info/seminar2010/agora02.html
2010/08/29 18:05 編集部 |
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2010/08/27 16:22 編集部 |
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◎《官能》と《多様性》の夜にその《現象》を目撃する
プルサーマル・フジコ
身長155cmのダンス・デュオ・グループほうほう堂(新鋪美佳+福留麻里)は神出鬼没な妖精、もしくはオリーブ少女的な小動物のようにキュートな動きでどんな空間でも味方につけてしまう。3月はカフェで。4月はジャンボサボテンと。5月は斜面をごろごろ転がり、6月は砂丘で飛び跳ねる。7月は下北沢の「開かずの踏切」横にあるスーパーマーケット・オオゼキのエレベーターで昇降して電車が過ぎると消えてしまった。
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2010/08/27 15:17 編集部 |
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◎すれ違うことで出会い直す
柳沢望
今回上演された『日常茶飯事』に限らず、佐々木透によるテクストが2010年の日本における劇作のひとつのエッジであることは紛れも無い。リクウズルームを主宰する佐々木透は、既に堤広志氏が注目し(注1)、川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場のクリエイション・サポート事業に抜擢されたことさえあるものの、まだ評価が固まっているとは言えず、未だに「無名」であると言っても誇張ではないだろう。
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2010/08/27 14:56 編集部 |
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◎第1回 キラリ☆ふじみ館長 松井憲太郎さん
芸術創造の理念とポリシーをいまこそ
昨年の政権交代後に始まった一連の政策・事業の見直しによって、舞台芸術の創造環境にもあらためて光が当たり、劇場法案(仮称)の進行が話題に上っています。公立文化施設の活動をどのように組み替えるか、地域から舞台芸術を作り上げる理念と方法、さらに人的・財政的な裏付けをどう盛り込むか、民間劇場の位置づけ、などなど課題は山積しているようです。
その折、特色ある活動を続けている各地の公立・民間の小劇場を訪ね、現場から舞台芸術環境の実態を聞き、そのあり方を考えたいと思いました。毎月1-2回、ワンダーランド支援会員の方々とともにインタビューします。(編集部)
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2010/08/16 12:28 編集部 |
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◎人が月に行く時代に《共振》する
プルサーマル・フジコ
池袋の繁華街の果てに小さな劇場・シアターKASSAIが誕生した。こけら落とし公演は、久間勝彦氏の戯曲『ON THE WAY HOME』を4人の演出家が順繰りに演出する連続企画公演である。そのトップバッターを務めたのが、今回取り上げる黒澤世莉(時間堂)だ。
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2010/08/12 23:58 編集部 |
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◎ 子供だって残酷の意味は分かるのに
芦沢みどり
「白雪姫」と聞けばたいていの人はグリム童話よりディズニー・アニメか子供向けにリライトされたお話の方を思い浮かべるのではないだろうか。かく言う筆者もその一人だったので、グリム童話をほぼ忠実に再現したという鳥の劇場の『白雪姫』を観て大いに驚き、かつ誤解してしまった。まずは原作と、一般に膾炙されていると思われるお話との違いをいくつか挙げてみたい。
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2010/08/09 15:15 編集部 |
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◎不完全な肉体に宿る不完全な精神と、その救い
小畑克典
3人のパフォーマーたちは240cm×270cmの狭い舞台に乗り、"Zero" のコールとともに、各々のペースで脱力を開始する。自らの身体についてブツブツとつぶやいて実況しながら、ゆっくり時間をかけて身体を整える。"One" のコールで椅子に腰掛け、雑談を始める。服のこと、音楽のこと、食べ物のこと、その他諸々の、たわいのないリラックスした会話。そのうちに "Two"、"Three"、とカウントが進み、その度に少しずつシーンが中断される。ラウンドの間にほんの何秒かだけインターバルの入るボクサーのようだ。"Four"、"Five"、と進むにつれて、パフォーマーたちの身体が徐々にこわばるのが見て取れる。おそらく、カウントが一つ進むとともに、何らかの身体的制約、もしくは条件・ルールのようなものを課せられるのだろう。腕がプルプルと震え、土踏まずに力が入る。それに連動して、3人の関係にもこわばりが生じてくる、ように見える。
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2010/08/07 23:59 編集部 |
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◎振付家がつくり出したもの
都留由子
「カタルシス」という言葉がある。学生時代、習ったのによくわからなかったこの言葉の意味を、あ、これか、と思ったのは、ミュージカル『コーラスライン』を見たときだった。まぶしいステージのダンスナンバーを見終わって席を立ったとき、やっぱりダンスにはカタルシスがあるね、と後ろの席から声が聞こえた。ああ、この快感がカタルシスなんだ! 本当にそれが正しいのかどうか、実は今でもわからないのだが、しかし、筆者の中では、ダンスを見る快楽とカタルシスという言葉はこのとき結びついてしまった。生身の人間の身体が動く。シンプルなそのことの、ぐいと心をつかむこの力の強さはどうだろう。それ以来、筆者にとってダンサーや振付家は、カタルシスをもたらすという特別な力を持った、神様に祝福された人になった。
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2010/08/07 23:54 編集部 |
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