張智盈(ジャン・ジヨン)
【写真は、ソウル舞台芸術見本市で】 韓国と日本の関係を指してよく「近くて遠い国」と言う。地理的には一番近い両国だが、お互いの理解の幅があまり広くないからだ。もちろん日本の「韓流」と韓国の「日流」のおかげで最近、両国の壁はかなり低くなってきた。
しかし分野によっては相変らず両国の間の壁は高い。特に純粋芸術分野は他に比べて壁がやや高いようだ。例えば韓国でアメリカやヨーロッパの舞台芸術事情は倦まずたゆまず紹介されるが、日本の事情はあまり知られていない。日本でも同じように、韓国の舞台芸術事情はあまり知られていない。
しかし最近日本では、韓国に対する関心がかなり高くなってきたようだ(韓国も同じだ)。韓国の公演市場が最近飛躍的に大きくなっただけでなく、韓国政府が日本政府に比べて積極的に舞台芸術活動を支援しているからと思われる。
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2010/03/19 17:42 編集部 |
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チェルフィッチュ公演チラシ 話題を呼びに呼んだ公演でした。チェルフィッチュ久しぶりの新作公演であり、準備段階からプレビューや公開リハーサルが注目されました。公演はSTスポット(2月14日-26日)、横浜美術館(3月1日-10日)の二か所で行われましたが、その間にもかなりの変化があったようすです。ですから、今回のクロスレビューでは観劇日にもぜひご注目ください。以下、★は5つで満点です。(編集部)
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2010/03/18 21:43 編集部 |
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その年に優れた業績を上げ、新生面を開いた人に贈られる第60回芸術選奨(平成21年度)の受賞者が12日、文化庁から発表されました。文部科学大臣賞に音楽家の坂本龍一さんや評論家の西部邁さんら19人、新人賞には作家の川上未映子さんら11人が選ばれたたことはすでに新聞やテレビで流れました。短い記事には名前が登場していませんでしたが、この中に小劇場関係者が含まれています。ここでピックアップしてみましょう。(編集部)
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2010/03/14 23:10 編集部 |
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◎サリngROCK の優美な凶暴さ
岡野宏文
今年も、年間の最低映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞が決まった。めでたく受賞してくれたのは「トランスフォーマー/リベンジ」であるが、なにより油断できない気にさせるのは、この映画が「当たった」という畏るべき事態である。巨大なレゴ・ブロックのごときロボットたちが、せわしくパーツを組み替えながらめまぐるしく変身してみせる、というか変身してみせるだけのこの映画は、映画を観ているというよりグラフィック・アプリケーションのデモ画面を見せられているような、侘びしくも場違いな気分を我々に味あわせる。にもかかわらず、その退屈を求めて映画館に人は詰めかけたのだ。世の中はまだからくりの手の内がすっかり透けた玩具がお気に入りらしい。2012年など飛んでもない。まだまだ人類は滅べまい。
久しぶりに、素晴らしくヘンテコなオモチャと出くわした悦びも持った。しなやかな筐体からいくつもの手足や頭が生えているくせに、どれを触るとどれが動くか想像のそとなのである。これにふれると……エッこっちが動くの! だったらこれだと……エエッなんでそれよ!とすこぶる振りまわされる観劇体験。突劇金魚の「ビリビリ HAPPY」、サリngROCK 作・演出である。
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2010/03/12 15:44 編集部 |
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クロスレビューの締切が迫ってきました。取り上げるのは
チェルフィッチュ公演「わたしたちは無傷な別人であるのか?」です。日本の小劇場演劇界の旗手の新作公演であり、現在最も注目される公演と言えます。既に公演を見た人の間では賛否両論が飛び交っているようです。
公演はSTスポット(2月14日-26日)公演が終わり、横浜美術館(3月1日-10日)は本日10日まで。締め切りは3月12日(金)です。送り先は info@wonderlands.jp。採用分には薄謝を進呈します。
応募要領は、これまでと同じです。☆印による5段階評価。レビュー本文(コメント)400字。名前と肩書。それに郵便番号と住所を書き添えてください。もう一つ、観劇日を末尾に付けてください。
3月17日発行予定の「マガジン・ワンダーランド」に掲載予定です。その後、webサイトに転載します。 マガジンの購読(無料)は
登録ページから手続きしてください。
2010/03/08 15:50 編集部 |
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◎身体に降り注ぐ言葉の雨
芦沢みどり
日暮里シアターアーツ/フェスティバル(2.12-3.21)参加作品の『作品No.7』を観て、再び舞台表現における<言葉と身体>について考えさせられた。再び、というのは5年前にこの集団の作品として初めて観た『ハムレットマシーン』によって、舞台表現の根幹である(と思われる)<言葉と身体>の問題を考えるうえで大いに刺戟を受けたからだ。それはハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」を上演することの意味と正面から向き合った作品だったが、その中で佐々木敦という若い肥満体の俳優が、金属バットを振り回してテレビやテープデッキ、机を次々に叩き壊すシーンがあった。そのナマの破壊力はすさまじく、客席にいて背筋が寒くなるような怖さを覚えたものだが、同時に、彼の身体から発する負のエネルギーが、経済弱者へと追いやられた現代日本の若者層の鬱屈や怒りとダブって見えた。そして破壊シーンは痛ましくも共感できるものに変わっていた。セリフがない分、それは直接的だった。
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2010/03/05 23:58 編集部 |
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◎告発し続ける「想像力の欠落」
高木登
AVにさしたる興味もなく、したがって持田茜の存在も知らず、作・演出のニシオカ・ト・ニールがどのような才能かもわからず、ただ自分のところの次回公演に出演してくれる女優が出ているからという理由だけで観に行った女魂女力 其の壱『しじみちゃん』は本年最初の佳作だった。これを拾い物という。
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2010/03/05 00:03 編集部 |
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2010/03/03 23:22 編集部 |
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◎劇王から“劇王”誕生
鳩羽風子
売り出し中の劇作家が実力を競い合うバトルイベントの「劇王」。日本劇作家協会東海支部が送る恒例イベントは今年7回目を迎えた。結論からいうと、第5代、第6代劇王の鹿目由紀が大会初の3連覇を達成した。しかし、今回は劇王から“劇王”が誕生した年として記憶されるだろう。というのも、第4代劇王(2007年)の柴幸男が「わが星」という作品で、演劇界の芥川賞と目される岸田國士戯曲賞を受賞したからである。柴は連覇を狙った「劇王V」で鹿目に僅差で敗れて王座を奪われた。前年大会で敗れた劇王が、小牧・長久手の戦いが行われた開催地の由来にちなみ、甲冑をまとった落ち武者姿をした「合戦くん」として司会進行を務めるという掟があるため、柴は2009年と今回の2年連続で「合戦くん」となった。今年の開催日は2月7日で、岸田賞の発表は2月8日。結果としては、岸田賞受賞者が司会だけを務める贅沢なイベントとなった。ちなみに鹿目の3連覇によって、柴は来年も「合戦くん」になることが決定した。
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2010/02/26 23:56 編集部 |
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今月の注目番組は、3月12日(金)NHK教育テレビの芸術劇場。イタリアのロメオ・カステルッチの「神曲-地獄篇・煉獄篇・天国篇」を紹介します。カステルッチは、美術・音楽・身体表現を駆使した斬新な表現で、ヨーロッパのみならず世界から注目を集める舞台演出家です。この作品は、ダンテの長編叙事詩「神曲」を、現代的な視点と鮮烈なイメージで描き出した彼の代表作であり、フェススティバル/トーキョー09秋でも上演されました。今回放映されるのは、2008年のアヴィニョン演劇祭で収録されたものです。昨年末に来日した際のインタビューでは、自作を巡るさまざまなテーマなどについて語ります。(場合により、番組内容、放送日時などが変更になることがあります。また、地上デジタル放送の番組表は関東地区のもので、地域により一部番組が異なります)。
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2010/02/25 22:50 編集部 |
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