努力クラブ「旅行者感覚の欠落」(クロスレビュー挑戦編)

 努力クラブは2011年3月、佛教大学、立命館大学の演劇団体にいた学生らで結成。「公演のタイトルをよく誉められ」「不条理だといわれる」けれど、自分たちは「ナンセンスコメディだという自覚がある」そうです。また「人が持っているネガティブな部分を陽の目に晒してそれを面白がりたい。魂を震わしたい。それからあえてチープ感を忘れないようにしている」と劇団HPで述べています。今回が5回目の公演。どんな舞台になったのでしょうか。レビューは★印と400字コメント、末尾の括弧内は観劇日時です。掲載は到着順です。(編集部)
* クロスレビュー挑戦編はこの回で終了します。

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クロスレビュー挑戦編終了のお知らせ

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編はこの12月公演をもって終了します。応募団体のみなさん、レビューを寄せた評者の方々に、あらためてお礼申し上げます。
 この企画は「評価と周知の場」を提供するねらいで2011年2月に始まりました。今夏の佐藤佐吉演劇祭(王子小劇場主催)参加10作品を含めて、この2年で取り上げたのは45公演に上ります。主催団体による評者候補の逆指名、観客の参加自由という新方式も、「評価と周知の場を提供」するという意味では、それなりに役目を果たしたのではないでしょうか。最近応募が減少傾向にあるため、いったん幕を下ろすことにしました。今後臨時企画として実施することはあると思います。また、新しい劇団が育ってきたタイミングを見計らって復活を検討したいと考えています。この間のみなさんのご協力に感謝します。(編集部)

クロスレビュー挑戦編12月は京都の努力クラブ

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編12月は、京都の努力クラブ「旅行者感覚の欠落」公演(12月7日-10日、元・立誠小学校)に決まりました。昨年3月に旗揚げしてから5回目の公演。レビューは★印と400字コメント。締切は12月11日(火)正午。観客のみなさんの投稿を待っています。
(編集部)

空気ノ機械ノ尾ッポ「~ソトへ~」(クロスレビュー挑戦編)

「~ソトへ~」公演チラシ
「~ソトへ~」公演チラシ

 「空気ノ機械ノ尾ッポ」の第1回公演は1997年8月でした。もう十数年の活動歴がある団体です。ちょっと不思議な語感を持つ団体名について「空気ノ機械ノ尾ッポと聞いて、『何にも無関係だけれども、なんだか可愛い…』と感じてくれたら、とっても嬉しい!です」とHPに書かれていました。このあたりに、団体の柔らかな雰囲気が漂っているような気がします。「『夢』がテーマ」という今回はどんな舞台になったのでしょうか。レビューは★印と400字コメント。掲載は到着順。各レビューの末尾は観劇日時です。(編集部)

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象牙の空港「女体出口」(クロスレビュー挑戦編)

「女体出口」公演チラシ
「女体出口」公演チラシ

 「象牙の空港」は京都大学生の伊藤元晴が2012年3月、自作を上演する個人ユニットとして旗揚げ。この名称は「長年住み慣れてすっかり寂れた象牙の塔に、外界との窓口として空港を設置する」とのねらいで付け、「言葉と物語と身体に基点を置いた表現活動を模索」しているそうです(ユニットHPより)。今回の公演は父親に頼まれて「見たこともない祖母を探す」旅らしいのですが、実際の舞台はどうだったのでしょうか。レビューは★印と400字コメント。掲載は到着順。末尾は観劇日時です。(編集部)

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佐藤佐吉演劇祭2012

◎劇場の意欲と志が見える 佐藤佐吉演劇祭2012を振り返る(座談会)

 小林重幸(放送エンジニア)+齋藤理一郎(会社員)+都留由子(ワンダーランド)+大泉尚子(ワンダーランド)(発言順)

 王子小劇場が隔年で開催する佐藤佐吉演劇祭は9月で全10公演を終了しました。6月末からほぼ3ヵ月の長丁場。ワンダーランドは演劇祭の全公演をクロスレビューで取り上げました。劇評を書くセミナーで劇場提供の主な公演を取り上げたことはありますが、演劇祭の全演目を取り上げるのは初めての試みでした。その10公演をすべて見て、クロスレビューにも毎回欠かさず参加した4人に、今回の演劇祭の特徴や目立った公演、クロスレビューに参加した感想や意見などを話し合ってもらいました。進行役は、ワンダーランドの北嶋孝です。(編集部)

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クロスレビュー11月は「象牙の空港」と「空気ノ機械ノ尾ッポ」

 ワンダーランドのクロスレビュー挑戦編11月公演は、京都の象牙の空港#3「女体出口」(11月16日-18日)と東京の空気ノ機械ノ尾ッポvol.19「〜ソトへ〜」(11月15日-18日)。東西1本ずつです。観客のみなさんの投稿を歓迎します。
 12月公演分の応募締め切りは11月15日(木)です。先進的実験的な舞台を追求している団体、力がありながら知名度が伴っていないとお考えの集団などの積極的な応募を歓迎します。詳細は、 >>応募要項>> をご覧ください。(編集部)

MU「いつも心だけが追いつかない」(クロスレビュー挑戦編)

「いつも心だけが追いつかない」公演チラシ

 MUは「短編」をコンセプトに2007年から活動してきた珍しい演劇ユニット。劇作家、演出家、プロデューサーなど多面的に活躍する主宰のハセガワアユムは、「テーマは< not "no Message" >(「メッセージがいらないなんていらない」)」という。そのMUの今公演は、バーやカフェなどで定期的に開く「少人数による会話劇」第二弾。「ぶっ壊れた学園モノ系」だそうです。さて、どんな舞台だったのでしょうか。★印と400字コメントのクロスレビューをご覧ください。掲載は到着順。レビュー末尾の丸括弧内は観劇日時です。(編集部)

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10月のクロスレビュー挑戦編は MU公演

 ワンダーランドの公募クロスレビュー(クロスレビュー挑戦編)10月公演は、MU bootleg公演 vol.2「いつも心だけが追いつかない」(10月5日-8日、乃木坂・Theater&Company COREDO)を取り上げることになりました。予約、アクセスなどはMUのサイトをご覧ください。観劇されたみなさんの投稿を待っています。投稿レビューの詳細は >>応募ページをご覧ください。11月公演分の締め切りは10月15日(月)です。(編集部)

東葛スポーツ「ビート・ジェネレーション」(クロスレビュー挑戦編)

「ビート・ジェネレーション」公演チラシ
「ビート・ジェネレーション」公演チラシ

 「東葛スポーツ」は金山寿甲(カナヤマ・スガツ)によるソロユニット。2007年から活動を始め、ヒップホップカルチャーの影響を受けた作風だそうです。今回の第5回公演は「ケルアック『路上』も、ギンズバーグ『吠える』も、バロウズ『裸のランチ』も、完読する事なく書棚にリリースした東葛スポーツなりの『ビート・ジェネレーション』」(同サイト)。どんなビートやカルチャーが飛び出すのでしょうか。出演者の顔ぶれにも注目ですね。レビューは★印と400字コメント。掲載は到着順。レビュー末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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