クロスレビュー7月公演決まる

クロスレビュー挑戦編の7月公演は、うさぎストライプvol.2「おやすみなさい Ⅱ」( 6月30日-7月3日(日)、アトリエ春風舎)と、茶ばしら「茶家_ひみつ基ち_<おかえり・ただいま>」(7月7日-10日、古民家ゆうど)の2団体に決まりました。ご覧の上、レビューに参加していただければ幸いです。詳細はクロスレビューページをご覧ください。
8月公演の募集は7月15日(金)が締め切りです。募集要項をご覧の上、思い切って応募してください。歓迎します。

ガレキの太鼓「いないいない」(クロスレビュー挑戦編第8回)

 「『人生の中で一度は経験するかもしれない“異世界”』を舞台とし、そこで湧き起こる人間の感情を積み重ねていく群像劇を上演する」「非現実な舞台の中で行動する『普通の人々』の生(なま)の感情が舞台空間を『社会』へと変貌させ、観客の『生きている感』を改めて呼び起こす」。ガレキの太鼓のホームページには、こんな文章が掲げられています。第5回公演「いないいない」はどんな「生きている感」を紡いだのでしょうか。レビューは5段階評価と400字のコメント。掲載は到着順です。(編集部)

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劇団森キリン「ホッパー」(クロスレビュー挑戦編第7回)

 劇団森キリンは森山貴邦(演出)と森下なる美(作)の2人が2008年に結成した演劇ユニット。「人そのものを描くのではなく、人と人との間に流れるもの、時間・空間・イメージの豊かな共有を目指す」という。今回の公演は「気付かれずに消えていく感情に焦点を当て、現在から過去や未来に、巻き戻したり早送りしたり、そうすることで消えていった、また、いま消えていく感情に立ち会う」(いずれも公演情報)そうです。実際の舞台はどうだったか、それぞれ5段階評価と400字でレビューします。掲載は到着順です。(編集部)

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趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」(クロスレビュー挑戦編第6回)

 趣向は2010年、オノマリコの一人ユニットとして活動開始。「物語を通じて、人間の内部の小さな震えと人間の外部の大きなうねりを同時に見せる」(企画書)のが特色のようです。今回は、出身の東京女子大で実際に起きた体育館保存運動を取り上げつつ「場所をテーマにした演劇」を企んだそうですが、その舞台はどうだったのでしょう。レビューは、★印による5段階評価と400字コメントです。掲載は到着順。(編集部)

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クロスレビュー挑戦編6月公演決まる

 クロスレビュー挑戦編6月公演は選考の結果、ガレキの太鼓第5回公演「いないいない」(6月3日-12日、アトリエ春風舎)と、ミミトメ第2回公演「マゴビキあるいは他人の靴の履き方」(6月24日-25日、新宿・SPACE雑遊)となりました。今回の応募は7団体でした。公演情報はそれぞれの劇団Webサイトをご覧ください。

 また7月公演団体の応募受付中です。締め切りは6月15日(水)。旗揚げ間もない劇団、これまでの活動が評価されていないと感じているグループ、短期間の公演で周知/宣伝が広がりにくいカンパニーなどの積極的な応募を歓迎します。詳細は次のページをご覧ください。>> クロスレビュー挑戦編応募要項

ガラス玉遊戯「わたしのゆめ」(クロスレビュー挑戦編第5回)

 演劇ユニット「ガラス玉遊戯」の特色は「日常の何気ない会話の裏に潜む心のすれ違い、ふとした仕草から伝わってくる優しさや悲しみを丁寧に描くことで、まばたきや呼吸すら忘れてしまうほどドラマチックで緊張感あふれる空間を作りだす」(劇団Webサイト)ことにあるそうです。芝居好きが昂じて劇作・演出の道に踏み込んだという作・演出の大橋秀和さん。旗揚げ公演から3年の第4回公演が創る世界はどう展開するのか。10人10色の描線で記録します。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順です。(編集部)

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ブルーノプロデュース「ひとがた流し」(クロスレビュー挑戦編第4回)

 今回のクロスレビュー挑戦編は、北村薫「ひとがた流し」を舞台化したブルーノプロデュース公演を取り上げます。結成から3年あまり。「どうしようもなくアナログな身体を持つ俳優たちに、フィジカルな《思い出》とデジタルな《プロフィール》をフィードバックさせ、《記憶と記録》の離散と集合、断片と連続を描いていく」とWebサイトで自分たちの特徴を描いています。3月には写真家・小林紀晴の小説「暗室」を写真スタジオ(の暗室)を使って上演した彼らが、新聞連載の長編小説をどのように取り上げるか注目しました。レビューは星印による5段階評価と400字コメントです。掲載は到着順。(編集部)

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ジエン社「スーサイドエルフ/インフレ世界」(クロスレビュー挑戦編第3回)

「スーサイドエルフ/インフレ世界」公演チラシ クロスレビュー挑戦編第3回は、The end of company ジエン社公演「スーサイドエルフ/インフレ世界」(2011年3月31日-4月3日、日暮里・d-倉庫)を取り上げます。ジエン社は2002年に旗揚げされた総合表現ユニットを、演劇活動により特化する形で2007年10月に改称しました。公式webサイトによると「すでに敷かれている現代口語演劇の轍を(いやいやながら仕方なく)踏みながら、いつかそこから逸脱して『やる気なく存在し続ける現在』を、失敗した写真をじっと見続けるようなやり方で出現させてみようと目論んでいる」のだそうです。東京芸術劇場が6月に開く芸劇eyes 番外公演「20年安泰。」に参加する予定の話題ユニットです。レビューは五つ星による評価と400字コメント。掲載は到着順です。(編集部)

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範宙遊泳「労働です」(クロスレビュー挑戦編第2回)

 このところ大学の演劇学科出身の若手劇団の活躍がしばしば話題になっています。「ままごと」「東京デスロック」「ロロ」などは日大芸術学部出身の主宰ですが、今回クロスレビュー挑戦編第2回で取り上げる「範宙遊泳」は桜美林大学で演劇を学んだ人たちが中心になって2007年から活動しています。同じ桜美林大生が率いる「マームとジプシー」とともに注目されている劇団の一つです。今公演はどんなステージを見せたのか。★印による5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順です。
(編集部)

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sons wo:「めいしゃ」(クロスレビュー挑戦編 第1回)

「かわいいめいしゃ展」チラシ 気鋭の劇団やユニットに「周知と評価の場」を提供するクロスレビュー挑戦編第1回。リスク覚悟で名乗り出たのはsons wo:(さんず・うぉー)でした。ぽ・ぎょらんの展示会場で開かれた公演「めいしゃ」を取り上げます。ページをご覧になればわかりますが、評価は大きく分かれました。分かれて当然の公演です。公演のどこに着目するか、なにを可能性と見るかの違いなのでしょうか。それも想定の範囲内かもしれません。★印による5段階評価+400字コメント。掲載は到着順です。(編集部)
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