HEP HALL プロデュース「ハムレット」

 「現代口語訳でよみがえる悲劇の名作。ゴシック・ボンテージなコスチューム。インダストリアルなノイズサウンド。21世紀を生きるあなたにこそ贈る、まったく新しい『ハムレット』。あなたはまだ本当の『ハムレット』を知らない」-こ … “HEP HALL プロデュース「ハムレット」” の続きを読む

 「現代口語訳でよみがえる悲劇の名作。ゴシック・ボンテージなコスチューム。インダストリアルなノイズサウンド。21世紀を生きるあなたにこそ贈る、まったく新しい『ハムレット』。あなたはまだ本当の『ハムレット』を知らない」-こんなうたい文句でシェークスピアの「ハムレット」が大阪・梅田のHEP(Hankyu Entertainment Park)で上演されました(12月5-19日)。
 演出にランニングシアターダッシュの大塚雅史、舞台美術などをデザイナーの黒田武志、音楽はBABY-Qの豊田奈千甫、翻訳がTAKE IT EASY!の中井由梨子など。「中西理の大阪日記」がこの公演を取り上げています。

“HEP HALL プロデュース「ハムレット」” の続きを読む

大人計画「イケニエの人」

 「01年の『エロスの果て』以来ひさびさとなる、主宰・松尾スズキの書き下ろし。巨大レストランチェーンの店長候補となった男をめぐる人間模様を通して、「食べること」や「生きること」の意地汚さをシニカルな笑いの中に浮きぼりにし … “大人計画「イケニエの人」” の続きを読む

 「01年の『エロスの果て』以来ひさびさとなる、主宰・松尾スズキの書き下ろし。巨大レストランチェーンの店長候補となった男をめぐる人間模様を通して、「食べること」や「生きること」の意地汚さをシニカルな笑いの中に浮きぼりにします」-「n.p.d. blog」がこう書いている大人計画「イケニエの人」について、CLPサイトで長谷部浩さんが「むきだしの野心」とのタイトルで、「成熟してきた劇団組織が例外なく突きあたる普遍的な問題」を次のように書いています。

“大人計画「イケニエの人」” の続きを読む

金森穣Noism04 「black ice」

 金森穣のNoism04 「black ice」公演はさまざまな波紋を生じているようです。追記として 「中西理の大阪日記」と、舞踊批評家の志賀信夫さんが書いた「動くからだと見るからだ」の紹介を付け加えました。ここでは多数 … “金森穣Noism04 「black ice」” の続きを読む

 金森穣のNoism04 「black ice」公演はさまざまな波紋を生じているようです。追記として 「中西理の大阪日記」と、舞踊批評家の志賀信夫さんが書いた「動くからだと見るからだ」の紹介を付け加えました。ここでは多数の貴重な写真が記載されています。(12/17)

 ダンサーとして振付家としてめざましい活躍を見せる金森穣が今年4月、りゅーとぴあ新潟市民芸術会館舞踊部門の芸術監督に就任。新潟レジデンスのプロフェッショナル・ダンス・カンパニーNoism04を率いて10月から全国公演を始めました。新潟、大津、山口、宮崎、高知、岐阜を経て12月10日から3日間、新国立劇場中劇場で東京公演を開きました。このステージについて「What Dance Says to Me (稲倉 達の書庫)」サイトが「芸術監督に拍手、振付家には小言」というタイトルの文章を掲載しています。

“金森穣Noism04 「black ice」” の続きを読む

第10回劇作家協会新人戯曲賞公開審査会

 「日本劇作家協会が主催する新人戯曲賞、本年は第10回目。公開審査会の進行は例年どおりであったが、オフィシャルな発表がまだのようなので、取り急ぎ、結果など」-「X-ray」サイトが、12月12日(日)に東京・新宿の紀伊國 … “第10回劇作家協会新人戯曲賞公開審査会” の続きを読む

 「日本劇作家協会が主催する新人戯曲賞、本年は第10回目。公開審査会の進行は例年どおりであったが、オフィシャルな発表がまだのようなので、取り急ぎ、結果など」-「X-ray」サイトが、12月12日(日)に東京・新宿の紀伊國屋ホールで開かれた公開審査会の模様を詳細に伝えています。候補作を挙げ、審査の進行、審査員の発言などを紹介。審査会の特徴というか、特質と課題までがリアルに感じられます。

『シルヴィ・ギエム、コンテンポラリーを踊る』

 東京・五反田のゆうぽうと簡易保険ホールで『シルヴィ・ギエム、コンテンポラリーを踊る』公演が開かれました(11月30日、12月1-2日)。今回は欧米で注目されているラッセル・マリファントが振り付けた3作品「ブロークン・フ … “『シルヴィ・ギエム、コンテンポラリーを踊る』” の続きを読む

 東京・五反田のゆうぽうと簡易保険ホールで『シルヴィ・ギエム、コンテンポラリーを踊る』公演が開かれました(11月30日、12月1-2日)。今回は欧米で注目されているラッセル・マリファントが振り付けた3作品「ブロークン・フォール」「トーション」(ねじれの意)「Two」が上演されました。ダンスレビューなどを掲載している「ine’s daypack」サイトはマリファントの振り付けに関して「ゆうぽうとのような大きなホールで、ファン目当ての上気した観客たちを前にやるのとは方向性が違うのではないか。スターを使わずに、シアタートラムくらいの小屋で、落ち着いた雰囲気でやるのがいい」と「上演のあり方にミスマッチ」があるとまず指摘。その理由について次のように述べています。

“『シルヴィ・ギエム、コンテンポラリーを踊る』” の続きを読む

燐光群「フィリピン ベッドタイム ストーリーズ」

 相変わらず精力的に活動を続ける燐光群が、フィリピンの劇作家育成プログラム「P.D.P (Playwright Developmant Program)」から生まれた作品を取り上げました(東京、森下スタジオ、11月24- … “燐光群「フィリピン ベッドタイム ストーリーズ」” の続きを読む

 相変わらず精力的に活動を続ける燐光群が、フィリピンの劇作家育成プログラム「P.D.P (Playwright Developmant Program)」から生まれた作品を取り上げました(東京、森下スタジオ、11月24-29日)。このプログラムは劇作家、俳優、演出家らが96年から定期的にリーディング・作品分析を繰り返し、その中で選ばれた優秀作を上演する仕組みだそうです。文化庁在外研修でフィリピンに留学した演出家・吉田智久の本格デビュー作。2003年夏・マニラでの試演会を経て日本公演にこぎ着けました。公演は「ドゥルセの胸に1000の詩を」「代理母ビジネス」「離れられない」の3部(3作品)構成で、いずれも人間が産まれ、死んでいく場所「ベッド」を舞台にした作品です。

“燐光群「フィリピン ベッドタイム ストーリーズ」” の続きを読む

パラドックス定数「5seconds」

 東京の王子小劇場で11月初めから、佐藤佐吉演劇祭が開かれています(来年1月初めまで)。同劇場のサイトで「注目すべき作品・才能が集まった時にのみ開催」するとうたっていますが、「小劇場の青田刈りをするなら、今ここ(王子小劇 … “パラドックス定数「5seconds」” の続きを読む

 東京の王子小劇場で11月初めから、佐藤佐吉演劇祭が開かれています(来年1月初めまで)。同劇場のサイトで「注目すべき作品・才能が集まった時にのみ開催」するとうたっていますが、「小劇場の青田刈りをするなら、今ここ(王子小劇場の演劇フェスティバル)に足を運ぶのが最も確実です」(踊る芝居好きのダメ人間日記)と言われるほど評判が高いようです。参加8劇団のトップは、1998年から活動している「パラドックス定数」の「5seconds」公演でした。1982年に実際に起きた羽田沖日航機墜落事故を扱い、生き残った機長と、真相を追う弁護士による2人芝居。力のこもったレビューが続きました。

“パラドックス定数「5seconds」” の続きを読む

上海歌舞団

 第11回神奈川国際芸術フェスティバル/コンテンポラリー・アーツ・シリーズの「上海歌舞団」公演が11月21日と23日、神奈川県民ホール大ホールで開かれました。弱冠23歳で芸術監督に就任した黄豆豆は、中国ダンス界の先端をゆ … “上海歌舞団” の続きを読む

 第11回神奈川国際芸術フェスティバル/コンテンポラリー・アーツ・シリーズの「上海歌舞団」公演が11月21日と23日、神奈川県民ホール大ホールで開かれました。弱冠23歳で芸術監督に就任した黄豆豆は、中国ダンス界の先端をゆくコンテンポラリーな表現で注目され、今回の公演ではソロ、振付も。コンドルズの近藤良平が上海に滞在して振付けた新作も予定され、公演の前評判も高かったようです。
 「ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。」サイトの曽田修司さんは、跡見学園女子大学マネジメント学部教授。芝居やコンテンポラリーダンスの現場に足を運んで「日々の発見」を報告しています。 23日の公演をみて「若き天才ダンサーにして同歌舞団の芸術監督である黄豆豆(ホアン・ドウドウ)のシャープでダイナミックな動きにはさすがに唸らせられるが、正直なところ、やや見せ場が少ないという印象」と述べた上、「8作品中、日本の近藤良平(コンドルズ)が振り付けた作品がコミカルな小品で異彩を放っていた」と報告しています。

“上海歌舞団” の続きを読む

三条会 『ひかりごけ』

 処女作を超えることは難しく、そこには作家の表現衝動がすべて潜んでいる、というような言説は屡々耳にするところだが、BeSeTo演劇祭の大トリを飾った三条会の『ひかりごけ』はまさにそうした性格を有している。1997年の旗揚 … “三条会 『ひかりごけ』” の続きを読む

 処女作を超えることは難しく、そこには作家の表現衝動がすべて潜んでいる、というような言説は屡々耳にするところだが、BeSeTo演劇祭の大トリを飾った三条会の『ひかりごけ』はまさにそうした性格を有している。1997年の旗揚げ以降も幾本となく公演を打ってきたことを蔑ろするのではない。2001年の利賀演出家コンクール最優秀賞を受賞し、第三者からの評価がまず確定した上で劇壇の表舞台に現れたというその意味において『ひかりごけ』は「処女作」と呼ぶにふさわしく、そこには近来の関美能留の演劇活動を通して感じられた多く魅力の原初形が表れていたと思うからだ。

“三条会 『ひかりごけ』” の続きを読む

劇団大阪新撰組 『玄朴と長英』

 BeSeTo演劇祭には東京だけでなく全国各地から多種多様の劇団が一堂に会し、他地域の芝居に出会える貴重な機会に恵まれた。最終日の早稲田どらま館で上演された劇団大阪新撰組『玄朴と長英』は今年度の利賀演出家コンクール参加作 … “劇団大阪新撰組 『玄朴と長英』” の続きを読む

 BeSeTo演劇祭には東京だけでなく全国各地から多種多様の劇団が一堂に会し、他地域の芝居に出会える貴重な機会に恵まれた。最終日の早稲田どらま館で上演された劇団大阪新撰組『玄朴と長英』は今年度の利賀演出家コンクール参加作品で、伊東玄朴と高野長英の二人が真山青果の筆によって議論を戦わせる緊密な対話劇。劇団が日頃どのような作品をつくっているかは「ギャグがないのがつらい」という演出メモを手に想像する他ないけれど、今作は利賀に出品したということもあってか、戯曲をそのまま上演するのではなく外側からの視線を送り劇中劇として扱うという、もはや常套でさえある手法を実に簡素なかたちで用いていた。

“劇団大阪新撰組 『玄朴と長英』” の続きを読む