サイバー∴サイコロジック「掏摸-スリ-」(クロスレビュー挑戦編第24回)

「掏摸-スリ-」公演チラシ
「掏摸-スリ-」公演チラシ

サイバー∴サイコロジックは、早稲田大学演劇倶楽部出身の松澤孝彦さんを中心に、2007年結成。「富山県葉暮町で起こる『ナンセンス・ミステリ』を創作し続ける。異常な建築美術で繰り広げられる、シュールな会話と地元愛が特徴的」というのに、今回は芥川賞作家中村文則作「掏摸」の舞台化に挑む話題作。広げた風呂敷を、最後に一気に収束するというこの劇団の荒技がどう発揮されるのか-。以下、5段階評価と400字コメントを到着順に掲載しました。末尾の括弧内は観劇日時です。じっくりご覧ください。(編集部)

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京都ロマンポップ「ミミズ50匹」(クロスレビュー挑戦編第23回)

京都ロマンポップは、2005年京都を拠点として旗揚げしました。よりふじゆき脚本の本公演と、向坂達矢脚本の「さかあがりハリケーン」シリーズの二本立て。後者はただ笑えるだけではなく、どこか屈折した退廃的な空気が漂い「歌やダンス、身体表現を最大限に取り入れて」(劇団HP)いるそうです。今回はそのvol.5。どんな舞台か楽しみです。掲載は到着順。レビュー末尾は観劇日時です。(編集部)

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十七戦地「百年の雪」(クロスレビュー挑戦編第22回)

 十七戦地は座長の北川義彦と作・演出の柳井祥緒らが中心になって結成。「現実と幻想の激しい攻めぎ合いを描いて『世界の生態』をつかみ取る作品を上演」(劇団サイト)するという。昨年(2011年)7月の旗揚げ公演『花と魚』の台本が、今年の劇作家協会新人戯曲賞を受賞。期待の高まる第2回公演でした。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。到着順の掲載、各レビュー末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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クロスレビュー挑戦編3月公演

◎京都ロマンポップなど3公演

 クロスレビュー挑戦編3月公演は大小6団体から応募があり、公演資料、日程や再応募などの条件を考慮して次の3公演に決まりました。レビューは★印による5段階評価と400字コメントです。公演最終日の翌日が締め切り。みなさんの応募を歓迎します。
京都ロマンポップ「ミミズ50匹」(3月1日-3日 ART COMPLEX 1928)
サイバー∴サイコロジック「掏摸 -スリ-」(3月14-18日 下北沢OFF・OFFシアター)
パセリス第九回公演「あたりまえのできごと」(3月15日-20日 王子小劇場)
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激情コミュニティ「つぎ、待ち」(クロスレビュー挑戦編第21回)

 激情コミュニティは主宰の垣本朋絵と兼桝綾によるユニット。垣本が早稲田大学演劇倶楽部に所属していた2009年に旗揚げ。「言葉じゃなければ表現できないことと言葉に出来ない表現を探求することを目的」(公式HP)とし、言葉と体を結びつけた「身体性の高い会話劇」を目指してきたそうです。
 銀河鉄道999を下敷きにした今回の「激情コミュニティ流”回顧”と”前進”と、成長の物語」はどんな展開を見せたのでしょうか。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。到着順の掲載、各レビュー末尾の括弧内は観劇日時です。(編集部)

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劇団ヘルベチカスタンダード「夢幻地獄~青春は少女の唇でトケル!~」(クロスレビュー挑戦編第20回)

 劇団ヘルベチカスタンダードは2010年2月に京都大学と京都造形芸術大学の学生らで結成された。番外を含むと今回が8回目の公演。「不条理と言葉遊びに溢れた幻想的な世界観が売り」(公式サイト)という劇団は人気急上昇中。「作品がわかりにくいとよく言われるが、30年後には誰にでもわかるデイズニー作品のような舞台を作ることを目指して」いるともいう。今回の舞台はどうだったのか。★印による5段階評価と400字のコメントでレビューします。掲載は到着順。(編集部)

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リクウズルーム「ノマ」(クロスレビュー挑戦編第19回)

「全世界のあらゆる場所、あらゆる瞬間に散らばっている言葉が、ぎりぎりのイメージでつながりながら、連なっていく」と宣言するテキスト。「“全貌が見えない”時代のあたらしい舞台エンターテイメント(?)、14人の俳優が、身体と世界観をさらしながら、そこに立ちます」と自らのWebサイトで呼び込む今回の公演。2007年12月に始めたソロユニットは4年後にどんな舞台を見せたのか-。5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順です。(ワンダーランド編集部)

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田上パル「日記ちゃん」「タイトな車」(クロスレビュー挑戦編 第18回)

「熊本弁、多彩なアクション、ファンタジー性を絶妙なバランスで散りばめた、緩急の利いた疾風怒濤の展開で、観劇後の爽快感を生み出す」(劇団HP)という田上パルの公演。今回取り上げるのは、ひと味違うスペシャル2本立て企画です。主宰の田上豊が作・演出する一人芝居「日記ちゃん」と、広島の劇団ブンメシの作品を高羽彩(タカハ劇団)演出、田上も俳優として舞台に立つ「タイトな車」。どんな味わいだったか、★印による5段階評価と400字コメントをご覧ください。掲載は到着順。末尾の括弧内は観劇日時です。(ワンダーランド編集部)

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クロスレビュー挑戦編の12月公演決まる

クロスレビュー挑戦編の12月公演が決まりました。
リクウズルーム「ノマ」(12月2日-6日、アトリエ春風舎)と、劇団ヘルベチカスタンダード「夢幻地獄」(12月23日-25日、京都大学内 西部講堂)の2本。東西に別れてのクロスレビューとなります。公演をご覧になった方の投稿を歓迎します。5段階評価と400字コメント。締め切りはいずれも千秋楽の翌日です。
新年1月のクロスレビュー挑戦編の応募公演を受け付けています。実験的な試みや先進的な活動を展開している劇団、カンパニー、ユニットなどの応募を歓迎します。締め切りは12月15日(木)。詳細は、次のページをご覧ください。(編集部)
>> クロスレビュー応募要項

モナカ興業「43」(クロスレビュー挑戦編第17回)

「43」公演チラシ モナカ興業主宰の森新太郎は演劇集団円の演出部所属。現代作家の戯曲を進んで取り上げ、内容を汲み上げるオーソドックスな演出で知られています。千田是也賞や文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞したのも内外の期待の表れでしょうか。
 しかしご本人は数年前からモナカ興業を立ち上げ、フジノサツコ 作品に取り組んで「人間本来の渾沌とした“生”を再発見すべくより実験的な舞台を志向」しているそうです(公式Webサイトから)。
 今回もフジノ作。どんな実験的な舞台を見せてくれたのでしょうか。レビューは★印による5段階評価と400字コメント。掲載は到着順です。
(ワンダーランド編集部)

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