2007年もあっという間に年の瀬を迎えました。今年も年末回顧特集「振り返る私の2007」をお届けします。舞台芸術の現場に立ち会った方々に「記憶に残る今年の3本」を選んでもらい、小劇場演劇とダンスの1年に多様多彩な角度から光を当てる試みです。40人の回答をご覧になったら、自分の記憶を掘り起こす手がかりになるはずです。以下のページをじっくりご覧ください。掲載は到着順です。(ワンダーランド編集部)
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年末回顧特集「振り返る私の2007-今年の3本」
2007年もあっという間に年の瀬を迎えました。今年も年末回顧特集「振り返る私の2007」をお届けします。舞台芸術の現場に立ち会った方々に「記憶に残る今年の3本」を選んでもらい、小劇場演劇とダンスの1年に多様多彩な角度か … “年末回顧特集「振り返る私の2007-今年の3本」” の続きを読む
Port Bツアー・パフォーマンス第2弾『東京/オリンピック』を観た。というより、体験した。はとバスに乗って東京を廻るわけだから、観劇というよりは観光である。街頭劇と呼ばれるものともやや趣が違うように思った。街頭劇というものを観たことがないので自信はないが、街頭劇が街中にパフォーマーがいたり仕掛けがあるものだとしたら、今回の場合はそれとは異なり観客である私たちがパフォーマーであることを意識させられる催しだったように思う。「ツアー・パフォーマンス」という名前は、だからとてもしっくり来た。
千葉を活動拠点とする三条会は、今、首都圏の小演劇ジャンキーの間で最も注目されている団体の一つではないだろうか。三条会の極めて個性的で癖のある表現スタイルには、中毒になるという言い方がぴったりはまるような強烈な吸引力がある。
脚本の設定のことから話すのがいいだろうか。
大好きだったバンドへの興味が急に冷めた瞬間を覚えている。そのバンドが、実年齢よりもずっと若いボキャブラリーで曲をつくり、永遠の青臭さを定位置にするつもりだと気が付いた時、はっきりと「もう新譜を買うことはないだろう」と予感した。年を重ねれば考え方や感じ方が変わるのが当たり前で、その変化をどう受け止め、どう作品に採り込むか。そこに生まれる表現に、私はその人が表現者として正直かつ誠実であると感じ、興味を持つ人間なので、残念ながら熱心なリスナーを辞退したのだった。
先般、NHK-BS2の「深夜劇場へようこそ」に出演したチェルフィッチュの岡田利規はこう言った。
素直に気持ちのよい舞台。