◎一人芝居とワークショップによって作り出される《共有体験》:RoMT第4回公演「ここからは山がみえる」再演を前に
上演時間、3時間30分。出演者、1人。
しかも日本ではほとんど知られていない英国人作家の翻訳劇である。青年団リンク・RoMTを主宰する田野邦彦は、青年団所属の俳優、太田宏とタッグを組み、2010年にこの壮大な一人芝居を上演し、大きな成果を獲得した。そして初演から3年後の春、マシュー・ダンスター作「ここからは山がみえる」が、ふたたび東京と福岡のほか、全国各地で上演される。インタビューではこの大胆な公演についてのほか、田野邦彦さんには彼のもう一つの演劇活動の軸であるワークショップについて、フランスの舞台でも活躍する太田宏さんには日仏の演劇事情の違いなどを聞いた。
(聞き手・構成 片山幹生@ワンダーランド編集部)
“田野邦彦(青年団リンク・RoMT主宰)、太田宏(青年団)” の続きを読む