「クロスレビュー・挑戦編」10月公演募集中
「クロスレビュー・挑戦編」の10月公演団体の応募受付中です。締め切りは9月15日(木)。旗揚げ間もない劇団、これまでの活動が評価されていないと感じているグループ、短期間の公演で周知/宣伝が広がりにくいカンパニーなどの積極的な応募を歓迎します。詳細は次のページをご覧ください。
>> クロスレビュー・挑戦編 応募要項
【レクチャー三昧】2011年9月
【レクチャー三昧】2011年9月
今秋9月から11月までの開催分を連続講座もふくめ検索したところ、めまいがするくらい沢山見つかってしまいました。フェスティバル/トーキョー11も始まるのにどうしたもんかと思います。ここでは9月開催の一部のみご紹介致しますので、それ以外の分は【レクチャー三昧】カレンダー版をご覧下さい。
(高橋楓)
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中井浩之ひとり芝居「猫の事務所」「オツベルと象」
◎これもまた「本道」なのだ
堀切和雅
中途半端な郊外で
演劇をやりたい若者は、まあ若者でなくてもいいのだが、とりあえず東京や京阪神や名古屋やせいぜい北九州など、大きめの都市に出て来るほかに、選択肢はあまりない。地方では、機能している常設の劇場空間もまずないし、演劇仲間も集まりにくいし、なによりも、演劇が成り立つ根拠そのものである、まとまった観客層がない。いや、後ほど述べるようにそれは実は存在しうるのだが、未だ潜在的なものに押しとどめられてしまっている。
もちろん、弘前劇場など、地方を基盤に演劇を成立させて行こうという努力はなされてきたし、いまもされている。
ただ、演劇界全体のあり方の問題として、地方で舞台を成立させるための組織的努力は、片隅に追いやられてきた。
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雑貨団「.」←dot
◎シアトリカル・プラネタリウムはいかに演劇を拡張するか
柳沢望
長野市立博物館のプラネタリウムでおこなわれた雑貨団の公演を見に行った。タイトルは「.」(ドット)という。
雑貨団のことを知ったのは、最近たまたまプラネタリウムでの仕事を始めたからなのだが、長野市立博物館は、雑貨団がプラネタリウムを活用する演劇公演を始めた場所だったそうだ。活動の原点となる場所で、新作の初演がどのように披露されるのか、興味を抱きつつ出かけた。
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JACROW「明けない夜 完全版」(クロスレビュー挑戦編第13回)
ポコペン舞子「もう少し待っててください」
◎愛すべき“ブス”のゆくえ
安達真実
仮に、“ポップでキュート、ときどきブス。”という種類の魅力があるとしよう。軽やかで愛らしい、だけでは物足りない。ときにちょっとヘンテコなのがカワイイ、と。
例えばそう、ファッションで言うところの「東京ガールズ」(裏原系、ロリータファッション等)は、抑圧的な日本社会において、自分たちだけの居場所を、ファッションというツールの活用によって獲得しようとし、消費を通してしか文化を創り出せなかったとされる。が、ここで敢えて、このポコペン舞子(ブス)というダンスカンパニーを、そして彼女たちを取り巻くまなざしを、「東京ガールズ」の文脈で捉えるとするなら、それはそれで、おもしろいかもしれない。
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G.com 「実験都市」
◎天才になれなかったぼくたちのために-文芸部員としての最終リポート
水牛健太郎

イラスト=池田盛人
七月三十日、土曜日の夜の回を見終わった後、主宰の三浦剛にG.comからの脱退を申し出た。二〇〇九年の一月から二年半、わたしはG.comの文芸部員だった。舞台化された作品は遂になかったし、実態はご意見番+雑用要員のようなものだったけど、内部の人間であったことは間違いない。しかし今年の三月下旬に京都に引っ越して、今回の公演は全くかかわることができなかった。
今回の作品はなかなかよいと思った時、ワンダーランドに評を書こうと思いついた。それだけの価値がある公演だった。内部関係者が劇評を書いても信用されないから、けじめとしてG.comは辞めることにした。それでも、もちろん、ふつうの劇評とはかなり違ったものになるだろう。いい置き土産になればと思う。
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台湾国立中正文化中心、SCOT「椿姫-何日君再来」(流行音楽悲恋花劇)
◎見えないものを見えるようにする
よこたたかお
(1) 論点
2011年6月11-12日にかけて、静岡舞台芸術劇場で鈴木忠志演出の『椿姫―何日君再来』が上演された。
この作品は『椿姫』(デュマ・フィス)から原作を取っている。とはいえ、小説版・戯曲版の『椿姫』の上演ではない。むしろ『椿姫』と言えばヴェルディ作曲のオペラ版が人口に膾炙しており、演劇よりもオペラ愛好家の中によく知られている作品だろう。鈴木忠志は既に2009年に『オペラ 椿姫』を上演している。従って、今回の『椿姫―何日君再来』は『オペラ 椿姫』(2009)への応答であったといえよう。
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キジムナーフェスタ2011[報告]
◎子どもたちの力になるお芝居
都留由子
「キジムナー」は、沖縄の妖怪で、木の精、特にガジュマルの木の精である。川で元気に遊ぶ子どもを河童になぞらえるように、沖縄ではキジムナーは元気な子どものイメージなのだそうだ。
そのキジムナーの名前を冠した「キジムナーフェスタ」は、「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」の愛称である。今年2011年のフェスティバルは7月の終わりの9日間。メキシコ、ジンバブエ、スペイン、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、フランス、イタリア、韓国、オーストラリアなど14カ国の51作品が上演され、ステージ数は170、そのほかにも国際シンポジウム、ワークショップ、講演会、セミナー、などが多数開催された。公式HPによれば観客数は31,000人を超え、また、参加したゲスト、キャスト、スタッフは海外、国内、県内を含め500人にのぼったそうだ。9日間で31,000人ということは単純に計算すると3,400人の会場を毎日いっぱいにしていることになる。3,400席。渋谷のNHKホールの客席数だ。
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