#2.S高原(ニセ)ノート

平田オリザの『S高原から』という戯曲(とその上演)を原作として、4人の若手演劇作家がそれぞれに上演を行うという企画だった『ニセS高原から』について。 2005年の8/28から9/27の間連続上演された、というわけで、今更 … “#2.S高原(ニセ)ノート” の続きを読む

平田オリザの『S高原から』という戯曲(とその上演)を原作として、4人の若手演劇作家がそれぞれに上演を行うという企画だった『ニセS高原から』について。

2005年の8/28から9/27の間連続上演された、というわけで、今更書くのはずいぶん遅れてしまったのけど、個人的な覚書をここにちょっと書いておこうと思います。

『ニセS高原から』を見て改めて思ったのは、「脚色」と「演出」との微妙な関係です。

「脚色」と言うと、本来、事実や小説を戯曲化するといった意味ですが、既にある物語やドラマ、戯曲を、舞台にのせるため、つまり、演出されるものとして、加工する作業を、広い意味で脚色と言ってしまうことにします。

結論としては、三条会以外の劇団は、平田戯曲に様々に手を加えたものを上演テクストに用いていたわけですが、その「脚色」作業が「演出」作業と連続したものになっている。当たり前のことのようですが、それが当たり前になっている点に、日本の演劇の現状もまたあらわれているだろうな、と思います。

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ク・ナウカ / ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」

 ク・ナウカの「オセロー」公演は、東京国立博物館の日本庭園に特設された屋外舞台で開かれました(11月1日-13日)。シェークスピアの原作を夢幻能に仕立てた碩学平川祐弘東大名誉教授の台本を採用し、話者(スピーカー)と動者( … “ク・ナウカ / ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」” の続きを読む

 ク・ナウカの「オセロー」公演は、東京国立博物館の日本庭園に特設された屋外舞台で開かれました(11月1日-13日)。シェークスピアの原作を夢幻能に仕立てた碩学平川祐弘東大名誉教授の台本を採用し、話者(スピーカー)と動者(ムーバー)を分ける「2人1役」だけでなく、動者もせりふを話し、話者も動き出すという珍しい公演でした。

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SOMA組「SOMA on 風呂屋」

贔屓にしてるひとり芝居の公演を、 久々に見に行ってきました。 このSOMA組も含めて、 良質の芝居を見せてくれる劇団には、 観客に向けたオリジナルのサービスを実施していることが多いと最近思い始めました。 自己満足に終わっ … “SOMA組「SOMA on 風呂屋」” の続きを読む

贔屓にしてるひとり芝居の公演を、
久々に見に行ってきました。

このSOMA組も含めて、
良質の芝居を見せてくれる劇団には、
観客に向けたオリジナルのサービスを実施していることが多いと最近思い始めました。
自己満足に終わっていないかどうかの、
バロメーターと言えそうですね。

おはしょり稽古より「敷居の低さが心地いい芝居」

ひょっとこ乱舞「今はチキンを」

今度は執筆自体がとっても遅くなってしまいました。 色彩感覚がとっても好きで、 見るのも今回で三度目です。 おはしょり稽古より「現代芸術・ポップアート『悪夢』」

今度は執筆自体がとっても遅くなってしまいました。
色彩感覚がとっても好きで、
見るのも今回で三度目です。

おはしょり稽古より「現代芸術・ポップアート『悪夢』」

ククルカン「グリニッジ」

 PCが壊れてショックでしたが、予備機がやっと動き始め、なんとか活動再開できそうです。たまったレビューをこれから追々掲載します。  まず10月末に開かれたククルカン「グリニッジ」公演をお届けします。よく練られ、行き届いた … “ククルカン「グリニッジ」” の続きを読む

 PCが壊れてショックでしたが、予備機がやっと動き始め、なんとか活動再開できそうです。たまったレビューをこれから追々掲載します。
 まず10月末に開かれたククルカン「グリニッジ」公演をお届けします。よく練られ、行き届いた舞台という印象でした。この演劇ユニットの舞台体験は初めてなので、どこまで理解できているか怪しいのですが、ともかくまとめてみました。
 ところで「ククルカン」ってマヤ神話の至高神にちなんでいるのでしょうか。それとも高田慎一郎の漫画からとったのでしょうか。

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新国立劇場『屋上庭園/動員挿話』

リニューアルおめでとうございます。芸術の秋。最近も印象に残る舞台がたくさんあるのですが、なかなかレビューまで至りません。ぼちぼち書いていきます。今後ともよろしくお願いします。さて、新国立劇場で岸田國士作品が上演されていま … “新国立劇場『屋上庭園/動員挿話』” の続きを読む

リニューアルおめでとうございます。芸術の秋。最近も印象に残る舞台がたくさんあるのですが、なかなかレビューまで至りません。ぼちぼち書いていきます。今後ともよろしくお願いします。さて、新国立劇場で岸田國士作品が上演されています。岸田戯曲賞に名を残す大家の作品に触れる機会はあまりないので、足を運んできました。

新国立劇場『屋上庭園/動員挿話』

鹿殺し『エデンの穴』

先月の14日から28日まで、二週間に渡ってのロングラン公演を敢行した劇団鹿殺し。 新宿はゴールデン街劇場というあまり名の知れぬ小さな劇場での彼らの公演。 「エデンの穴」という妄想掻き立てる表題によって、新宿は夜の街の熱気 … “鹿殺し『エデンの穴』” の続きを読む

先月の14日から28日まで、二週間に渡ってのロングラン公演を敢行した劇団鹿殺し
新宿はゴールデン街劇場というあまり名の知れぬ小さな劇場での彼らの公演。
エデンの穴」という妄想掻き立てる表題によって、新宿は夜の街の熱気と絡み合いながら、静かに、しかし確実な一歩を踏みながら、その長い旅は終着を向かえることができたようだ。

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青年団+劇団PARK日韓合同公演「ソウルノート」

こちらに転載するのが大変遅くなってしまってすみません。 リニューアルを機に、真面目になります。 「おはしょり稽古」より「生々しくないリアル。」

こちらに転載するのが大変遅くなってしまってすみません。
リニューアルを機に、真面目になります。

「おはしょり稽古」より「生々しくないリアル。」

新サイトがスタートしました。

11月1日から新サイトに移行しました。URLも新しくなり、デザインも一変しました。9月に執筆陣が増えたのに続く「異変」かもしれません。 私事で恐縮ですが、この3週間ほど風邪をこじらせてひどい目に遭いました。おまけに常用し … “新サイトがスタートしました。” の続きを読む

11月1日から新サイトに移行しました。URLも新しくなり、デザインも一変しました。9月に執筆陣が増えたのに続く「異変」かもしれません。
私事で恐縮ですが、この3週間ほど風邪をこじらせてひどい目に遭いました。おまけに常用しているパソコンが壊れ、少なからぬデータが失われてサイトの更新もままならない状態が続きましたが、やっと予備のPCで仕事が続けられるめどが立ちました。これからは内容の充実に努めたいと思います。
旧サイトは閉鎖しますが、内部の記事自体はしばらくの間残したいと考えています。検索などで旧サイトのアドレスが表示されるかもしれませんが、ご容赦ください。
リンクしている場合は新しいアドレスに変更をお願いいたします。
北嶋孝@ノースアイランド舎

二兎社 『 歌わせたい男たち 』

最初に書き下ろした劇評からの脱皮を何度も試みた。くり返せばくり返すほど、戯曲に引きずられる運動から逃れられなくなった。今が潮時と妥協して、脱稿することにした。 ●〝もしも〟この劇評に興味を抱いたなら…  観劇前に読むこと … “二兎社 『 歌わせたい男たち 』” の続きを読む

最初に書き下ろした劇評からの脱皮を何度も試みた。くり返せばくり返すほど、戯曲に引きずられる運動から逃れられなくなった。今が潮時と妥協して、脱稿することにした。

●〝もしも〟この劇評に興味を抱いたなら…
 観劇前に読むことは勧めません。観劇後に読んで、見方がどう違うのか、比較していただけると、幸いです。さらに、その結果を「コメント」していただけると、お互いにとって、批評眼を鍛えることになるかと想います。欲ばりではありますが。。。

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