KATHY「KATHYのお片づけ」

それぞれピンク・イエロー・ブルーのドレスと、ブロンドの髪、白い手足、そのうえなぜか顔に黒タイツ覆面姿の三人組、KATHYのパフォーマンスイベント。
KATHYアートブック発売に伴って、青山ブックセンター六本木店の一角にKATHYコーナーがつくられていました。
展示最終日の7月6日、その「お片づけ」パフォーマンスがあるということで、観に行ってみました。

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岡室美奈子早大教授のインタビュー 「ボーダレス・ベケット」

 早稲田大学演劇博物館COE演劇研究センターのwebサイトをみていたら、ベケット研究で知られる岡室美奈子教授のインタビューが紹介されてました。大学の研究者紹介ページです。タイトルは「ボーダレス・ベケット」。

 早稲田大学演劇博物館COE演劇研究センターのwebサイトをみていたら、ベケット研究で知られる岡室美奈子教授のインタビューが紹介されてました。大学の研究者紹介ページです。タイトルは「ボーダレス・ベケット」。

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ショウデザイン舎「嘘・夢・花の物語」(空組公演)

何年前に執筆された作品なんだろう。 「『身毒丸』『桜の森の満開の下』の作者」という肩書きから、あたしは岸田理生を古典の世界の人間のように見ていた。 しかし「嘘・夢・花の物語」の生々しさはその観念を壊した。夢見る夢子さん、 … “ショウデザイン舎「嘘・夢・花の物語」(空組公演)” の続きを読む

何年前に執筆された作品なんだろう。
「『身毒丸』『桜の森の満開の下』の作者」という肩書きから、あたしは岸田理生を古典の世界の人間のように見ていた。
しかし「嘘・夢・花の物語」の生々しさはその観念を壊した。夢見る夢子さん、幸せを売る男、歌・香・調の三姉妹という名前を裏切って、登場人物たちの思惑は俗っぽく生々しい。
現代にも通じる、ではなく現代に生きる人々そのままの、時に息苦しく感じるほどの現実的な悩み。或いはその生々しさを中和するために、ことさら可愛らしい雰囲気の名詞を岸田理生さんは多用したのかもしれない。

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小劇場もフェスティバルの季節

 暑い夏が訪れると、東京の小劇場もフェスティバルの季節を迎えます。劇場側が参加団体を選択、企画する場合は、演劇への見通しや新しい才能を掘り出すセンスが自ずから表れてきます。最近はディレクターを起用して独自のコンセプトや方 … “小劇場もフェスティバルの季節” の続きを読む

 暑い夏が訪れると、東京の小劇場もフェスティバルの季節を迎えます。劇場側が参加団体を選択、企画する場合は、演劇への見通しや新しい才能を掘り出すセンスが自ずから表れてきます。最近はディレクターを起用して独自のコンセプトや方向を打ち出すケースも増えてきました。ラインナップを追いながら、そういうフェスティバルの特徴を見比べるのもおもしろいのではないでしょうか。

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インタビューランド #6 内野儀(東京大学大学院助教授)

インタビューランド #6 は、東京大学大学院助教授で演劇評論でも活躍している内野儀さんに登場してもらいました。内野さんは5月末に横浜赤レンガ倉庫ホールで開かれた遊園地再生事業団公演「モーターサイクル・ドン・キホーテ」のプロデューサーを務めました。この企画の由来や宮沢章夫さん(遊園地再生事業団主宰)に公演を依頼した理由などが語られています。ご一読ください。
>> インタビューランド #6「世界、いま、身体に開く演劇の試み-遊園地再生事業団『モーターサイクル・ドン・キホーテ』をめぐって」

77年企画(ごまのはえ×竹内佑×山口茜)「マリコの悪縁教室」

 ◎「執拗なヘビ年」(高木龍尋)  1977年生まれの小劇場演劇人が集まって芝居をする……どうなるのか? かく言う私も1977年生まれである。  作品について言う前に、少しばかり1977年生まれの思いというか、愚痴を申し … “77年企画(ごまのはえ×竹内佑×山口茜)「マリコの悪縁教室」” の続きを読む

 ◎「執拗なヘビ年」(高木龍尋)

 1977年生まれの小劇場演劇人が集まって芝居をする……どうなるのか? かく言う私も1977年生まれである。
 作品について言う前に、少しばかり1977年生まれの思いというか、愚痴を申しあげたい。1977(昭和52)年に生まれたのは大変ビミョーなことである。一見、ラッキー7のゾロ目、おめでたいようでありながら、これがちっともおめでたくない。第二次ベビーブームから少し遅れ、ドラえもん放送開始より一年先んじて、五輪やW杯もなく、閏年でもなかった年に生まれたことの最大のビミョーさは、旧カリキュラム最後の学年、ということであった。

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モモンガ・コンプレックス「他力ジェンヌ。」

 会場となった桜美林大学はずいぶん遠い。東京の西郊外から電車を乗り継いで2時間近く。JR横浜線淵野辺駅からバスでキャンパスに着いたけれど、集合場所に関係者らしき人影が見あたらない。広いキャンパスをうろうろしてやっと会場に … “モモンガ・コンプレックス「他力ジェンヌ。」” の続きを読む

 会場となった桜美林大学はずいぶん遠い。東京の西郊外から電車を乗り継いで2時間近く。JR横浜線淵野辺駅からバスでキャンパスに着いたけれど、集合場所に関係者らしき人影が見あたらない。広いキャンパスをうろうろしてやっと会場にたどり着いたら、バス停前に戻ってほしいと言われてとぼとぼ逆戻り。しかし困惑と苦労の甲斐がありました。モモンガ・コンプレックスのパフォーマンスを目の当たりにして気持ちが軽ろやかになりました。

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桃園会 『もういいよ』

◎混沌で空白的な 今はやや沈静化しているだろうか。「静かな演劇」というタームが90年代前半以降、現代演劇の新たなジャンルとして持て囃された時期があった。アングラ芝居的、大仰な台詞や演技を舞台上から綺麗さっぱりと排除し、代 … “桃園会 『もういいよ』” の続きを読む

◎混沌で空白的な

今はやや沈静化しているだろうか。「静かな演劇」というタームが90年代前半以降、現代演劇の新たなジャンルとして持て囃された時期があった。アングラ芝居的、大仰な台詞や演技を舞台上から綺麗さっぱりと排除し、代わりに上げられるのは日常生活を切り取った動きが小さく、日常会話を淡々と喋る人間を通して関係性の機微を通して個人の暗部を暴路するような芝居がこまばアゴラ劇場を拠点とする平田オリザと青年団を中心として時代を席巻した、と一般には演劇史に刻印されている。その「静かさ」を全国的なものにしたのは関西、特に京都で主に活動する演劇人と劇団のある種の作風が似ていた為にそれを後押ししたともいわれている。その当時の京都系の舞台を観ていない私には果たして本当に「静か」だったのかは知る由もないが、少なくとも近年、そういった舞台を観るようになってから、私は平田オリザにも鈴江俊郎にも土田英生にもそのような思いを抱いたことはないし、そもそも演劇が日常生活を切り取ったからと言ってそれが我々が生きている現実そっくりのリアルな表現になるわけでなく、舞台表現として成立させるには観客を非日常空間に誘うための作為が必要である。それが例え異化的表現だとしてもそうならしめるための「演劇としてのリアル」さが前提とした上でのものである。

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るぼわーる「真説・さくら吹雪が風に舞う」

大劇場向きの芝居は個人的に好きじゃない。派手なオーバーアクションよりも、狭い空間で息詰めて見るような作品の方が好みだ。 だけど、嗜好の壁を越えて「良い」と言わしめる作品も確実に存在する。近代の日本を舞台にした今回のるぼわ … “るぼわーる「真説・さくら吹雪が風に舞う」” の続きを読む

大劇場向きの芝居は個人的に好きじゃない。派手なオーバーアクションよりも、狭い空間で息詰めて見るような作品の方が好みだ。
だけど、嗜好の壁を越えて「良い」と言わしめる作品も確実に存在する。近代の日本を舞台にした今回のるぼわーるの作品は、私にとっては正に「良い」と言える大劇場芝居だった。

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SPAC芸術総監督に宮城聡さん 記者会見で抱負

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の交代が本決まりとなり、13日に同県庁で開かれた記者会見で発表されました。1995年のSPAC創設以来芸術総監督を務めてきた鈴木忠志さんが今年度末に退き、来年度からク・ナウカ … “SPAC芸術総監督に宮城聡さん 記者会見で抱負” の続きを読む

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の交代が本決まりとなり、13日に同県庁で開かれた記者会見で発表されました。1995年のSPAC創設以来芸術総監督を務めてきた鈴木忠志さんが今年度末に退き、来年度からク・ナウカ シアターカンパニー代表の宮城聡さんに交代します。鈴木さんは顧問に就任する予定。

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