小劇場演劇やコンテンポラリーダンスが既存の雑誌メディアで取り上げられることが多くなってきたようです。国語教育の専門誌『国文学解釈と鑑賞』が別冊で「現代演劇」を特集しました。戦後演劇の総ざらいのような内容になっていますが、もちろん小劇場演劇のいまも含めてずっしり手応えのある論文が並んでいます。
「詩と批評」をサブタイトルにした月刊誌『ユリイカ』は11月臨時増刊号で「総特集 宮沢章夫」を発売しました。劇作、演出だけでなく、小説の分野でも脂の乗ってきた時期のタイミングよい企画ではないでしょうか。
文学系雑誌で演劇(人)特集
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タテヨコ企画は、作・演出の横田修さんと俳優の舘智子さんの二人で結成され、その二人の名前、「舘」と「横」からとってつけられた劇団名だそうです。
上品芸術演劇団といういささか大時代がかったネーミングのユニットは、チラシには兵庫県のAI・HALLで長年開かれていた演劇塾の9期生(女優4人)にチーフディレクターであった劇団八時半主宰の鈴江俊郎が加わって成立したものであると書かれている。私は2月の劇団八時半公演『完璧な冬の日』で描かれた空港建設に反対運動を続ける登場人物に鈴江の演劇することの意味と倫理を感じ取り、また愚直なまでに演劇が成立する作業仮設としての劇団の堅持とその必要性を希求する姿勢に好感を持った。それは本当に今どき珍しいくらい演劇への直截な情熱を感じさせるものであるが、まさか自劇団の他に集団を持つとは予想外だった。
多田淳之介は「今回見つめ直すのは『物語』」であると書く(本公演チラシ裏)。「僕としては希望を描いたつもりです」とも書く(当日パンフレット)。だがここには一般的に期待されよう「物語」も「希望」もない。見えない。すくなくとも表層的にはそうで、ならばそれはどこにあり、どこに込められているというのか。
今年は、ベケット生誕100年ということで、ベケットに関するシンポジウムや公演が数多くなされている。その中でも、9月末にシアタートラムで上演された『エンドゲーム』は、連日立ち見がでるほどの盛況であった。