【レクチャー三昧】2012年8月

 8月のイヴェントは少ないので、あらためて7月下旬から9月分まで検索してみました。直前に告知されるものは拾いきれておらず申し訳ございません。9月開催分は8月下旬にあらためてお知らせいたします。
(高橋楓)
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【レクチャー三昧】2012年7月

 7月から大学も夏休み(名目的には)ですので、公開イヴェントは少なめです。と、書いておいてから検索したら、いやオソロシク沢山見つかってしまいました。ご興味をそそられるものがあれば幸いです。
(高橋楓)
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【レクチャー三昧】2012年6月

 私事ですが、科目履修している大学院ゼミの負荷が学力低き身にはこたえてこたえて、あちこち出かけられなくなりました。せめて、どなたかのご興味を引く催しがひとつでもご紹介できていれば幸甚です。(6月の催しが中心ですが、それ以降のものも一部含みます。)
(高橋楓)
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忘れられない1冊、伝えたい1冊 第6回

◎「14歳の国」(宮沢章夫著 白水社 1998年)
 田辺剛

「14歳の国」表紙 わたしが初めて自分で戯曲を書き、劇作家として活動を始めようとした頃、どうやって書けばいいのかも分からず見よう見まねでやるほかないと、やる気だけは十分な時に出会った『14歳の国』だ。戯曲の一部を試演しているのを観て興味をもち、本屋を探したのを覚えている。装丁の写真やデザインも印象的だった。
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ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」

◎ネタ・シアターの限界と、戯曲の寿命(第1回)
 堤広志

●「ひょっとこ乱舞」は、常に“気がかり”な劇団だった

「うれしい悲鳴」公演チラシ
「うれしい悲鳴」公演チラシ
宣伝美術=山代政一

 ひょっとこ乱舞という劇団は、私にとって常に“気がかり”な存在だった。
 “気がかり”というのは、他の多くの若手小劇団に対して抱くような“心配”とはまた別種の懸念といっていいかもしれない。実際、小劇場演劇に接していると、将来を期待したくなるような才能が感じられず、突出した舞台成果も見受けられないために、「この人たちはこんなことをしていて大丈夫なのだろうか!?」「もっとこうした方が良いのではないだろうか?」といった老婆心が湧き起こることが往々にしてある。
 その一方で、このままそうした人たちの活動にオブザーバーとして付き合いながらも、無為に自分の人生の貴重な時間を浪費するような生活を送っていて、はたして割に合うのか、無駄なのではないかと思わされることも少なくない。
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【レクチャー三昧】2012年5月

 ようやっと暖かくなり身体に優しい季節となりました。個人的には首都圏直下型地震の可能性におびえておりますが、それでもどうしても出かけたい芝居もレクチャーもございます。(6月予定の一部を含みます)
(高橋楓)
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忘れられない1冊、伝えたい1冊 第3回

◎「チェーホフの『桜の園』について」(宇野重吉著、麦秋社)
 都留由子

「チェーホフの『桜の園』について」表紙 劇団民藝の俳優で演出家だった宇野重吉が、チェーホフの『桜の園』を演出した際の上演台本と演出ノートを整理して出版したのがこの「チェーホフの『桜の園』について」である。注釈は不要だろうが、劇団民藝といえば新劇の老舗、宇野重吉といえば、1988年に亡くなるまで、滝沢修と並んでその民藝の重鎮だった人である。

 1978年に出版され、そのときに読んだ。当時、話題になったのだと思うが、それはあまり覚えていない。ただ、読んでびっくりしたことだけはよく覚えている。あまりにびっくりしたので、その後、学校を卒業し、身辺の変化と何回かの引越しを経てなお、この本は手元にあるほどである。
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【レクチャー三昧】2012年4月

 個人的な事情で長いこと休載してしまい申し訳ございませんでした。
 4月は新年度(今のところ、おおかたの大学は)のスタートですので、これからの催しは月が明けてから発表されるところが多いです。見つかり次第【レクチャー三昧】カレンダー版(>>)に入力していきますので、そちらをご覧下さい。(4月の情報が主になりますが、5月と6月の情報も一部含まれます)(高橋楓)
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青年団「ソウル市民 五部作」

◎差別を描くとはどういうことなのか
 高橋宏幸

 平田オリザの代表作の一つ、『ソウル市民』が5部作となって上演された。『ソウル市民』、『ソウル市民1919』、『ソウル市民 昭和望郷編』、『ソウル市民1939 恋愛二重奏』と4作目までが、30年以上にわたる日本が朝鮮を統治した時代を10年ごとに描いている。5作目は、タイトルが『サンパウロ市民』とあるように、戦時期を背景に、サンパウロへと移民した日系人の一家を舞台にしている。

 場所や時代は違っても、基本的にすべての作品に共通するのは、ある日本の一家の何気ない日常生活のなかに潜む、差別意識を浮かび上がらせることである。それが4作目までは朝鮮人であり、5作目は先住民への差別意識となる。
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ジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第5回 課題劇評 その2

 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」公演チラシ
公演チラシ(表)

劇評を書くセミナーF/T編 第5回(最終回)は11月19日(土)午後、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は2本。F/T主催公演の掉尾を飾ったジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」と、ほぼ1ヵ月間、東京近隣だけでなく福島県内を会場にしたPort B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」でした。早稲田大演劇博物館研究助手の堀切克洋さんを講師に迎えた当日のセミナーは、名前を隠して事前配布された劇評を読んで意見交換し、最後に筆者から感想を聴くというスタイルで進みました。属人的な要素をとりあえず外し、書かれた原稿だけを基に合評するのはちょっとスリリングでもありました。ここでは「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」を対象にした5本を掲載します。

【課題劇評】(到着順に掲載)
1.イヴはなぜ楽園を追放されたのか(山崎健太)
2.ポピュラー音楽の/による親しみやすさ(中山大輔)
3.なぜ舞台は続けられなければならないのか(クリハラユミエ)
4.ポップスターの悲劇(堀切克洋)
5.イエス、ヒズ・ショー・ゴーズ・オン(都留由子)
>> Port B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」課題劇評ページ
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