うずめ劇場「夜壺」

 ドイツ出身のペーター・ゲスナー主宰の「うずめ劇場」が、唐十郎作「夜壺」を11月3-6日、東京・森下スタジオで上演しました。「おかめの客席日記」は「現実と虚構の境を行ったり来たりするのだが、一生懸命な(ヒロインの)織江を … “うずめ劇場「夜壺」” の続きを読む

 ドイツ出身のペーター・ゲスナー主宰の「うずめ劇場」が、唐十郎作「夜壺」を11月3-6日、東京・森下スタジオで上演しました。「おかめの客席日記」は「現実と虚構の境を行ったり来たりするのだが、一生懸命な(ヒロインの)織江を中心に、全員が一貫したキャラクターで筋をとおしているので、最後まで楽しんで見られた」と述べています。
 「ワニ狩り連絡帳」サイトは、10月の唐組「眠りオルゴール」公演と比べながら、演劇から立ち上る「悪意」というか、「あくまで『河原乞食』を押し通す姿勢」「エネルギー」が希薄なのではないかとみているようです。
 9月の福岡公演に関して既に「福岡演劇の今」サイトのレビューを紹介しました。併せて読んでいただきたいと思います。

野鳩「きみとならんで空の下」

 今年のアリスフェスティバルに参加した野鳩「きみとならんで空の下」公演(10月16-18日)について、「うたうた」サイトが体言止めを多用した長めの感想を書き留めています。  「ドラえもんを演劇にしたらこんな感じになるかも … “野鳩「きみとならんで空の下」” の続きを読む

 今年のアリスフェスティバルに参加した野鳩「きみとならんで空の下」公演(10月16-18日)について、「うたうた」サイトが体言止めを多用した長めの感想を書き留めています。
 「ドラえもんを演劇にしたらこんな感じになるかもしれないというような、つまりはベタな展開。話はひどい状況でもマイペースな演技は変わらず。全ての過程を役者さんの演技がチャラにする。安心して観てられる。変な安心感。…ゆるゆる。しかし抜け目なくゆるゆる」

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中野成樹(POOL-5)+フランケンズwith friends featuring劇団EnTRoPy「寝台特急“君のいるところ”号」

中野成樹(POOL-5)+フランケンズの「寝台特急“君のいるところ”号」は、原作が米国の劇作家T・ワイルダーの「特急寝台列車ハヤワサ号」で、よく上演される「わが町」と同じ作家の作品です。 「白鳥のめがね」サイトがこの公演 … “中野成樹(POOL-5)+フランケンズwith friends featuring劇団EnTRoPy「寝台特急“君のいるところ”号」” の続きを読む

中野成樹(POOL-5)+フランケンズの「寝台特急“君のいるところ”号」は、原作が米国の劇作家T・ワイルダーの「特急寝台列車ハヤワサ号」で、よく上演される「わが町」と同じ作家の作品です。 「白鳥のめがね」サイトがこの公演を取り上げました。

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榴華殿プロデュース R2 「のら猫」

 榴華殿プロデュース R2 「のら猫」公演 (9月9日-12日) が新宿タイニイ・アリスで開かれました。AliceFestival2004 参加公演です。本公演とは趣が違い、榴華殿としては珍しいコメディ仕立ての作品でした。小劇場の芝居やダンス表現を伝える新聞「CUT IN」(タイニイアリスとディプラッツの共同発行)の最新第31号で、井上二郎編集長がこの舞台のレビューをトップに掲載しています。以下、井上さんの承諾を得て、全文を転載します。

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劇団衛星のコックピット

 京都を本拠とする劇団衛星が、座席数50限定の「完全可搬型超具現寿司詰め劇場」を始めました。京都公演(9月18日-10月11日)は「第五長谷ビルのコックピット」 として、東京公演(10月28日-11月7日、こまばアゴラ劇 … “劇団衛星のコックピット” の続きを読む

 京都を本拠とする劇団衛星が、座席数50限定の「完全可搬型超具現寿司詰め劇場」を始めました。京都公演(9月18日-10月11日)は「第五長谷ビルのコックピット」 として、東京公演(10月28日-11月7日、こまばアゴラ劇場)は「東京駒場のコックピット」として開かれています。タイトルは「コンセプト1,2,3」。3作一挙公演です。京都公演を見た(体験した)京都橘女子大学教員の小暮宣雄さんが、演劇的仕掛けや作品のつながり、さらに「いま日本に蔓延している主語のあいまいな憎悪感」などについて「こぐれ日記〈KOGURE Journal〉」で詳しく報告しています。

TRASHMASTERS「trashtandard」

 スピード感のある展開、緊密な構成、意外な結末などで人気上昇中のTRASHMASTERS(トラッシュマスターズ)が新宿タイニイアリスで第9回公演「trashtandard」(10月21日-27日)を開きました。舞台セット … “TRASHMASTERS「trashtandard」” の続きを読む

 スピード感のある展開、緊密な構成、意外な結末などで人気上昇中のTRASHMASTERS(トラッシュマスターズ)が新宿タイニイアリスで第9回公演「trashtandard」(10月21日-27日)を開きました。舞台セットがすばらしいステージでしたが、その芝居をみた吉田ユタカさんから、「蛇足なのか肝なのか? 衝撃的な“おまけ”に漂う余韻」と題するレビューをいただきました。「すべてが一本の線でつながった」という吉田さんの驚きと戸惑いが伝わってきます。以下、全文です。(北)

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いいむろなおきマイム公演「アンバランス」

 「中西理の大阪日記」がいいむろなおきマイム公演「アンバランス」(10月28日-31日、大阪芸術創造館)を取り上げています。  「グループによるアンサンブルの部分は以前に見た公演よりも進歩していて、気持ちのいい集団演技を … “いいむろなおきマイム公演「アンバランス」” の続きを読む

 「中西理の大阪日記」がいいむろなおきマイム公演「アンバランス」(10月28日-31日、大阪芸術創造館)を取り上げています。
 「グループによるアンサンブルの部分は以前に見た公演よりも進歩していて、気持ちのいい集団演技を見せてくれるし、なかなかスタイリッシュでカッコよく仕上がった」と評価しながら「不満は後半のソロ部分に感じた」と指摘しています。

野田秀樹「赤鬼 日本バージョン」

 今年の演劇界で、野田秀樹の「赤鬼」(RED DEMON)3バージョン公演は、長く記憶に残る出来栄えだったのではないでしょうか。ぼくも日本バージョンを見終わった瞬間は人並みに心動かされたのですが、会場を出ることは、かなり … “野田秀樹「赤鬼 日本バージョン」” の続きを読む

 今年の演劇界で、野田秀樹の「赤鬼」(RED DEMON)3バージョン公演は、長く記憶に残る出来栄えだったのではないでしょうか。ぼくも日本バージョンを見終わった瞬間は人並みに心動かされたのですが、会場を出ることは、かなり違和感が湧いてきました。どうしてそうなったのか、自分なりに舞台の構造を踏まえて考えたのが、以下の文章です。少し長くなりましたが、ご覧ください。

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二兎社「新・明暗」

 人気劇作家永井愛が、夏目漱石の未完の小説を現代の夫婦の物語として描き直した意欲作の再演。初演時とほぼ変わらない顔ぶれで、10月初めの埼玉公演から全国ツアーが始まり、11月の大阪公演まで続く予定です。  10月16日の福 … “二兎社「新・明暗」” の続きを読む

 人気劇作家永井愛が、夏目漱石の未完の小説を現代の夫婦の物語として描き直した意欲作の再演。初演時とほぼ変わらない顔ぶれで、10月初めの埼玉公演から全国ツアーが始まり、11月の大阪公演まで続く予定です。
 10月16日の福岡公演(大野城まどかぴあ・大ホール)を、「福岡演劇の今」サイトが「鮮明な表現で作る、何とも不思議な雰囲気」のタイトルで取り上げました。「漱石の原作が、決断しないことの自由さを中心に据えてアンニュイなのに比べて、この舞台では、それもひとつとしてのあり方と相対化していていくつかのありようを並存させ、それらの間を渡り歩く。それらのありようの鮮やかなコントラストは却ってそれぞれを鮮烈に印象づける」と述べています。

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メタリック農家「鳩」

 「休むに似たり。」がメタリック農家「鳩」公演(10月22日-24日、しもきた空間リバティ)を取り上げています。「血糊飛び散る、おどろおどろしい(ところもある)舞台の雰囲気。あたし個人としちゃ思うところはあるけれど、しっ … “メタリック農家「鳩」” の続きを読む

 「休むに似たり。」がメタリック農家「鳩」公演(10月22日-24日、しもきた空間リバティ)を取り上げています。「血糊飛び散る、おどろおどろしい(ところもある)舞台の雰囲気。あたし個人としちゃ思うところはあるけれど、しっかりと見せる一本」と述べています。
 このページにコメントを寄せている「おくむら」さんは「休むに似たり。」の筆者と同様、筋金入りの芝居通。東京近郊にある小劇場のめぼしい芝居をほとんど見ているのではないかという目利きです。その人が「この若さでこういう破綻のない物語を書けてしまうところが、大したもんだと思いますな」と太鼓判を押しています。「眼福」で目がくらむとは思えませんから、作・演出の葛木英は要注目でしょうか。
 当然ですが、異なる印象も。「Stereo」サイトは「テンポも良く、ストーリーも面白い。一人一人のキャラもしっかりとしていて、個性を生かされているんだな~というのが感じられた」と前置きしながら、「しかし、ラストが解らなかった」と述べて「困惑」を感じているようです。