今年のアリスフェスティバルに参加した野鳩「きみとならんで空の下」公演(10月16-18日)について、「うたうた」サイトが体言止めを多用した長めの感想を書き留めています。
「ドラえもんを演劇にしたらこんな感じになるかもしれないというような、つまりはベタな展開。話はひどい状況でもマイペースな演技は変わらず。全ての過程を役者さんの演技がチャラにする。安心して観てられる。変な安心感。…ゆるゆる。しかし抜け目なくゆるゆる」
なーるほど。「抜け目なくゆるゆる」という指摘は秀逸ですね。ぼくも見ましたが、こういう表現は思い浮かびませんでした。太極拳やヨガは、緩い動きを意識的に採用して、心身の緊張と弛緩をコントロールします。野鳩はそれと同じような方法論をとっていると感じました。新しいこころみではないでしょうか。期待している劇団の一つです。(北嶋孝@ノースアイランド舎)
■「野鳩」公式サイト
□野鳩 第7回 公演「きみとならんで空の下」
アリスフェスティバル2004参加作品
2004年10月16日(土)~18日(月) 新宿 タイニイアリス
□作・演出 水谷圭一
□出演
佐伯さち子
畑田晋事
村井亮介
菅谷和美
山田桐子
水谷圭一
吉田友則 (シベリア少女鉄道)
□スタッフ
照明/増田純一
舞台美術/仁平祐也
小道具・造形部 部長/中島香奈子
衣裳/矢島春恵
イラスト/ル・カバコ
宣伝美術/水谷圭一 畑田晋事
制作/山下千春