東日本大震災 (小劇場中心)演劇関連情報

 東北地方を中心とする東日本大震災の被害状況は日が経つにつれ拡大し、胸の痛む状況が明らかになっています。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、残された被災者、被災地のみなさんの今後に、私たちも微力ながらできるだけ協力したいと思います。
 ワンダーランドは小劇場レビューマガジンなので、東北を拠点に活動している演劇関係者の方々の消息、情報をまとめたいと考えました。また被災地以外の方々の当時の体験、メッセージも同時に掲載します。情報は到着次第、順次掲載します。末尾の掲載日時はワンダーランドへの情報到着日時です。(編集部)

■東北演劇関係者の消息情報、検索サイトが次に掲載されています。
 ・劇カラ通信 (せんだい演劇工房10-BOX)
 ・twilog 森忠治(仙台、舞台芸術プロデューサー)
 ・Person Finder (消息情報) 2011 日本地震 (Googl)
 ・避難所名簿共有サービス(Google)
 ・海外からの応援メッセージ / 心に残るつぶやき(twitter から選んでいるようです)
■そのほかの関連サイト
 ・「今日の上演速報」(厳選シアター情報誌Choice!)
 ・都内公演の中止状況(4月4日更新、シアターガイドwebサイト)

 

▽シアターアーツ劇評講座 Vol.6「公開フォーラム 震災後の演劇を語る
◇石川裕人(仙台在住の劇団TheatreGroup”OCT/PASS”主宰)、永井愛(劇作・演出家)、内田洋一(日本経済新聞演劇担当記者)、西堂行人(シアターアーツ編集代表、近畿大教授)
◇日時:5月8日(日)18:30〜21:00
◇会場:三軒茶屋キャロットタワ―(世田谷パブリックシアター)4階ワークショップルーム
◇参加費:1,000円(資料代)

祈ろう。がんばろう。未来をつくるために、劇場にできること。-新年度のはじまりにあたって(演出家/鳥の劇場芸術監督 中島諒人

▽国家的演劇プロジェクト「日本の問題」(2011年11月27日~12月4日、中野ザ・ポケット)
 参加団体:アロッタファジャイナ経済とHJACROWDULL-COLORED POP風琴工房Mrs.fictionsミナモザろりえ(50音順 4月9日)

杉並演劇祭の取り組みとご理解について杉並演劇祭実行委員会一同、杉並区文化協会webサイトより)

震災にあたって国際舞台芸術交流センター(PARC)ディレクター、丸岡ひろみ
(3月24日、PARC – 国際舞台芸術交流センターweblog

中止した4ステージと「大規模停電のおそれのあったステージ」への返金について演劇集団キャラメルボックス製作総指揮 加藤昌史
(3月24日、CaramelBox★加藤の今日 Blog)

▽「支払い済みのチケット代で芸術団体を支援しませんか?」という提案に違和感(Next(有限会社ネビュラエクストラサポート)社長郡山幹生
(3月24日掲載、制作者向けのニュースブログ「News-headline」より)

▽全国アートNPOフォーラムin鳥取 閉会のことば「トットリデバッタリ~互いの知恵を、未来に。
(3月24日、全国アートNPOフォーラムブログ

▽「支払い済みのチケット代で芸術団体を支援しませんか? ~CoRich舞台芸術!からのメッセージ」
(3月22日、CoRich運営事務局)

▽「地震と、演劇と、ピーチャム・カンパニーと」(ピーチャムカンパニー・プロデューサー森澤友一朗
(3月22日19:05、ブログ「続・雲雀亭日乗」より)

ゴスペルオペラ『トゥリーモニシャ』上演決行のお知らせ(静岡県袋井市・月見の里学遊館芸術監督大岡淳
(3月18日、ブログ「大岡淳の道化的人生! Fool On The Earth」より)

わたしたちは演劇をやります。(3月16日、The end of company ジエン社主宰・作者本介)
(ジエン社第6回公演「スーサイドエルフ/インフレ世界」日暮里・d-倉庫、2011年3月31日-4月3日)

 

弘前劇場(青森)
 お見舞いのメールをありがとうございます。弘前劇場の事務をしております藤林と申します。
 弘前劇場の関係者はみな無事でした。事務所のある青森市は、地震の直後停電が続きましたが、現在は復旧し、普段の生活に戻っております。
 これからの公演についてですが、
 6月~7月 「家には高い木があった」 弘前/札幌/東京
 10月~11月 「海辺の日々」(新作公演) 弘前/札幌/東京 
 当初の予定通り、行う運びとなっております。 よろしくお願いいたします。
 弘前劇場 藤林里美
 〒038-0015 青森市千刈3-2-10 電話:017-776-4102 FAX:017-776-4103
 Webサイト:http://www.hirogeki.co.jp
(3月22日11:00、編集部問い合わせへの返信)

 

ピーチャムカンパニー(東京)
 ・東北地方太平洋沖地震による「オペレッタ 黄金の雨』上演への影響および対策について(3月18日-28日、新宿タイニイアリスで上演中)(ピーチャムカンパニーwebサイトより)(3月19日)
▽「カスケード~やがて時がくれば~」公演(3月16日-27日、下北沢駅前劇場)
東北地方太平洋沖地震の影響に関して 公演、義援金寄附と払い戻し(鈍牛倶楽部・コムレイド・出演者一同、鈍牛倶楽部webサイトより)(3月19日)
elePHANTMoon 「劣る人」公演(3月16日-23日、新宿・サンモールスタジオ)は3月18日ソワレ公演から開幕
(3月18日 elePHANTMoon webサイトより)
▽『Kappa/或小説』公演(3月13日-21日)中止のお知らせ
 (3月18日、地点KAAT神奈川芸術劇場webサイト)
ラッパ屋『凄い金魚』公演(3月10日-21日、座・高円寺1)中止公演の振替、払い戻しと追加公演
(3月18日、ラッパ屋座・高円寺webサイト)

 

田口アヤコ(東京、COLLOL主宰)
 わたしは、岩手県盛岡市にて高校まで育ちました。
 近しい親族は皆無事でしたが、東北および関東沿岸部の大変な被害、また福島県の原子力発電所の予断許さぬ状況など、大切な友人たち、そしてそのご家族のみなさまのことを考えると身を切られるように辛く、わたしにできる限りのお手伝いをしたい、という気持ちで一杯です。(以下、ブログ「田口アヤコ 毎日のこまごましたものたち」の「震災に寄せて」へ)
(3月18日16:08 taguchiayakoメールニュース受信)

 

石井路子(いわき総合高校教諭)
いわき総合高校の石井です。
この度はお気遣いいただきありがとうございます。
私の周りの生徒達は、津波で家を流された者もおりましたが、命は十全です。
このことを本当に感謝しています。

震災後6日経って生徒達はそれぞれ家族と共におります。
いわきを出た者もおりますし、まだ留まっている者もおります。
私は3ftの水素爆発の時校舎内におり、サイレンが鳴って怖くなってその脚で会津まで避難してきました。
(今年の高校演劇コンクールで偶然にもまさにそういう作品を作ったのです。)

いわき市内は電力はあるものの都市ガス・水道が全くダメです。
現在避難している会津とは雲泥の差で、あまりの差にシャワーを浴びた時には涙が出ました。

私のように避難できた健全で身の軽い者、そこまでの責任を負っていない者は幸運です。
いわきではまだまだ避難をしないで頑張っている方々、そして移動手段を断たれている方々が大勢います。

高速道路は一般車両は通行止めになっています。
物資輸送や緊急車両の通行のためということです。
ニュース等でご存じかと思いますが、昨日15日あたりから県外へ避難する人も増えているのですが、
それも全て一般道を使っての避難です。

ところがその高速道路はガラガラで全く車両が通っている気配がありません。
13日の深夜、6号線を東電の緊急大型車両が通行しているのを見ました。
ということは輸送をしようと思えば、いわきは道路状況的にはできる状態にあるということです。
それなのに物資が全く運ばれてきません。

被災地の物資不足による窮状はTVなどで見聞されていることとは思いますが、深刻です。
特にガソリン・食料・灯油が必要だとのことです。
何によって遅れているのか、TVもガソリン不足といっていますが、もう命に関わる状況に近づきつつあります。
なんとか皆さんのお力で政府に働きかけ、物資輸送を実現していただけないものでしょうか。

この状況はいわきに限らないと思います。
県内では南相馬市も深刻でしょう。
宮城・岩手も北にあるだけ寒さが厳しく、事態は切迫しているものと思われます。

これ以上人命が失われることがないよう、なんとかお救い下さい。
ここからは自然災害ではなく人災になります。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
(3月17日08:56 編集部問い合わせへの返信)

 

中村大地(東北大学学友会演劇部部長)
 連絡が遅くなり申し訳ありません。
 先日、女川へ行っていたエコアンドエネルギーシアターに参加していた仙台大学演劇人の無事が全員確認されました。
 心配していただきありがとうございました。
(3月17日9:30 コメント欄への投稿)

 

STスポット(横浜)
◎3月末までの公演について
 以下の公演は主催者判断により開催が難しいとの判断により中止となりました。
 3月17日(木)〜 20日(日)ヨコラボ’10自己探索コースショーイング
 3月24日(木)〜27日(日)劇団PPP第3回公演
 3月29日(火)〜30日(水)劇団ペニシリン
 3月21日(月・祝)に予定されております、ヘテロ横浜単独ライブは公演時間変更し、昼の部 14:00開演の回のみを予定しております。ご了承下さい。
 今回の地震によるSTスポットの設備、人員への被害はありません。
 4月以降の公演は通常通り行う予定です。
 また、3月20日(日)まで臨時休館とさせて頂きます。緊急の場合は下記までご連絡下さい。STスポット緊急連絡先:080-7022-0411
(3月15日 STスポットwebサイトより)

 

世田谷パブリックシアター(東京)
 【3月17日以降の公演についてのお知らせ
(3月16日11:43 オンラインチケット会員への連絡メール)

 

KUUM17(東京)
 福島県出身の飯田こうこさん主宰の劇団KUUM17は、宮沢賢治を題材に、岩手県を舞台にした作品『風の子ピュー』を、17日から阿佐ヶ谷のかもめ座で上演する。公演中止も検討したが、予定通りの上演を決定した。今回の公演の売上の20%を、岩手県を中心に、緊急支援物資の配布を始めとする緊急支援の実施を展開する、公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン 『東北地方太平洋沖地震 緊急支援募金』へ寄付するという。
(文責:水牛健太郎 KUUM17のブログ3月15日の記事を参照)

 

野田秀樹(東京芸術劇場芸術監督、NODA・MAP)「劇場の灯を消してはいけない ~この東北関東大震災の事態に上演続行を決定した理由〜 」
(3月16日 NODA・MAP webサイトより)

 

急な坂スタジオ(横浜)
◎地震にともなう開館状況についてのお知らせ
 急な坂スタジオをご利用いただいている皆様へ
 いつもお世話になっております。急な坂スタジオ・加藤です。
 3月11日に発生した地震で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。また一刻も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
 ご連絡が遅くなりましたが、地震発生から現在までの急な坂スタジオの状況と、今後の開館に関して、お知らせさせていただきます。
【11日】 ご利用者の皆さま、建物、勤務中のスタッフにケガなどございませんでした。15時以降は臨時休館とさせていただきました。
【12日】 公共交通機関の乱れから、ご利用者の皆さまの安全を考慮し、休館とさせていただきました。
【13日】 通常通り開館いたしました。
【14日】 計画停電に伴う公共交通機関の乱れから、ご利用者の皆さまの安全を考慮し、休館とさせていただきました。
【15日~20日】 計画停電に伴う公共交通機関の乱れから、ご利用者の皆さまの安全を考慮し、12時から19時まで短縮開館とさせていただきます。
【21日】 休館日となっております。

 22日(火)以降につきましては、計画停電の状況を確認しつつ、横浜市と相談のうえ、今週中に決定、ご利用予定の皆様にご連絡さしあげます。ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
 お稽古の有無に関わらず、お近くにお越しの際はぜひ、お立ち寄りください。何かを生み出そうとする力がここには常に溢れております。皆様のお越しを坂の上でお待ちしております。(急な坂スタジオ ディレクター・加藤弓奈)
(3月16日 10:00 関係者連絡メール)

 

青年団・こまばアゴラ劇場(東京)
今後の演劇上演に当たって(3月15日 青年団代表・こまばアゴラ劇場芸術監督 平田オリザ、こまばアゴラ劇場webサイトより)

 

三角フラスコ(仙台)
 三角フラスコ代表の生田恵、俳優の瀧原弘子、小濱昭博、プロデューサーの森忠治。全員連絡が取れております。ケガをしたものもなく無事です。余震が続いていることもあり、まだまだ、普通の生活には戻れていませんが、それぞれ頑張っております。
 私、森忠治は主に仙台の演劇関係者の安否確認を続けており、判明次第、順次twitterを利用して呟いております。安否情報を求めている方は、twitterでフォローしていただければ、と思います。
 森忠治 on twitter:http://twitter.com/chujimori

 4月9日(土)・10日(日)に予定している、三角フラスコプロデュース土橋淳志(A級MissingLink)「裏山の犬にでも喰われろ!」ドラマリーディング-の上演については、劇場であるエル・パーク仙台の被害状況、仙台市内のライフラインの復旧状況、各交通機関の復旧状況などを確認しながら、総合的に判断してまた、三角フラスコのブログやウエブサイトでお知らせいたします。
・三角フラスコウエブサイト「すずかけ」:http://www.frascoweb.jp/
・三角フラスコ公式ウエブログ「すずかけ連絡簿」:http://frascoweb.jugem.jp/
・三角フラスコ公式twitter:http://twitter.com/frascoweb

 今回の地震で被災された東北各地、関東北部の皆さまのご無事を心より祈っております。(三角フラスコ|プロデューサー 森忠治)
(3月15日15:20 編集部問い合わせへの返信)

 

劇団風の子東京(東京)
 喜多方に本拠を置く劇団風の子東北をはじめ、劇団風の子のメンバーは、幸いみんな被害を免れた。
 劇団風の子東京では、3月13日に宮古子ども劇場で公演「風の子バザール」が予定されていたが、ようやくついた連絡で、とりあえずキャンセルになった。他にも公演のキャンセルがいくつもある。延期して日程を決められたところもあるし、まだ決められないところもある。
 待っている子どもたちのために、こういうときだからこそ公演には行きたいのだが、現地の停電とガソリン不足が障害になっている。停電については、明るい昼間なら電気がなくても上演できる演目もあるのだが、ガソリン不足の方はどうにもならない。(制作・近藤)
(文責・編集都留 3月14日18時ごろ取材)
劇団風の子は、全国の子どもたちを対象に公演活動をしている児童演劇専門劇団です。地域の子どもたちに密着した活動をめざした「地域劇団風の子」が、北海道、東京、九州、中四国、関西、東北の地で、その地域の特色を生かした作品を創造し、地域に根ざした公演活動を続けています。(都留補足)

 

アートNPOフォーラム鳥取実行委員会(鳥取)
 「全国アートNPOフォーラムin鳥取 開催します
 (3月14日、アートNPOリンクサイトから)

 

柾木博行(東京、演劇情報サイト・ステージウェブ、AICT・シアターアーツ編集部)
 11日は各劇場が土曜日以降公演するかをチェックしていました。翌12日はSPAC『グリム童話』を観る予定で、本来はSPACの手配する送迎バスで行くつもりでしたが、東名高速が清水ICなどで通行止めになっていたためバスは運休。急きょ新幹線で静岡に向かいました。静岡芸術劇場のあるグランシップのエントランスでは天井の一部がはがれていましたが劇場は問題ないということで予定通り上演。ただし、客席は半分強の入り。翌13日は流山児★事務所の『夢謡話浮世根問』を観に行きましたが、こちらは11日夜も上演して、自転車や徒歩で来た21名のお客さんを相手に芝居をしたそうです。演出者協会の副理事長である流山児氏は、まだ連絡が取れていない被災地の演劇関係者のことを心配しながら、協会としてなんらかのアクションを起こしたいと話していました。
(3月14日 22:56 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

高木龍尋(大阪、高校講師)
 3月11日、会議の途中で舟に乗ったような揺れが起こり、気分が悪くなった。あとで調べれば震度4であったとのこと。しかし、揺れの長さは私がこれまで経験した中で最も長かったのではないだろうか。
 報道がつづき、さまざまな数字や事態が目の前を流れていく。茫然としているところにメールがあって、何か書かねばならない、と思ったが言葉がまとまってくれない。三日経ってやっとひとつの思いを言葉に出来た。
 叔父は今日で何体の仏を見つけたのだろうか…。
 私の母の郷里は岩手県野田村、青森県境から海沿いに三つ目、久慈のひとつ南の村である。実家のある集落は山の中なので被害は免れたのだが、村の中心は海沿い、津波は役場も水で覆ったらしい。発生まもなく母は郷里に残っている叔父に連絡をとり、叔父と祖母の無事を確認した。翌朝まではそれを母伝いに聞いて安心していた。だが、時間が経つほどにそれだけでは済まされなくなってきた。
 営林署に勤める叔父は五十過ぎでも田舎の村ではやっと中堅、重要な労働力である。そのような力が津波の襲った村で必要となる事柄は容易に想像できる。母に確認すると、昨日の朝までで六体の仏を泥水の中から引き揚げたらしい。そのことは携帯電話が通じたのか、泣き声で話していたという。
 母の昔話では、叔父は子どもの頃から泣き虫であったらしい。年子の姉はそれをじっと見ていたそうだ。それから五十年近く過ぎて、これまでに聞いたことがない、どうしようもならない泣き声を母は聞いていたのだろう。母自身にもどうしようもない悲痛と恐怖が襲ったに違いない。
 母と私の間には戸籍上の断絶があり、私が容易に行くことが出来ない土地ではあるが、何度かそこを訪れている。思い返せばもう十年前が最後だ。田舎ののどかな村、たしかその年の暑中見舞いを私は村の郵便局から送ったはずである。その郵便局は役場のすぐ近く…。 私の知る場所が失われたのはこれが最初かもしれない。私が関西に来たのは阪神大震災の翌年、復興してゆく街をたびたび眺めてはいたものの、失われた街を知っていたわけではない。それが、母の育った村で起こった。
 叔父は明日も仏を見つけるのだろうか…。
 祖母はテレビとは無縁の生活をしている人、母の子どもの頃の生活を聞いていれば、電気や水道が止まってもそこまで困らない人である。知ってか知らずか、普段と変わらない生活をしているらしい。これが聞けただけでも母と私は幸いであると言えるだろう。
 報道には死者が数字として流れてくる。そのおそろしい数字は、生きてあるものが引き揚げなければならない仏の数だ。被災者を悼むとともに、映像には流され得ない光景を目の当たりにせねばならない人びとの心持ちを考えると、慰める言葉がない。
 このことを書いておかなければならないと思った。
(3月14日 22:01 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

劇団チャリT企画(東京)
 チャリT企画は3/3~こまばアゴラ劇場で公演を行っていまして、震災当日3/11は公演9日目、19:00~11ステージ目の上演を行う予定でした。
 地震発生時は私は埼玉の自宅におりましたが、すでに劇場に入っていたスタッフや出演者と連絡をとりながら、その日の上演について検討を始めました。
 劇場自体にも舞台装置にも特に大きな異常はみられないようでしたが、上演可能かどうか再度時間をかけて点検が必要であったことと、交通機関が完全に麻痺していたことなどから、その日の公演は中止を決定しました。
 翌日3/12は昼と夜、2回の公演を予定していました。
 朝一番で劇場スタッフに安全点検をおこなってもらった結果、上演可能であることが確認され、上演可否の判断は主催者である私共劇団の意向が尊重されることとなりました。
すでに交通機関は回復しつつあり、上演できる状況は整っていたので、あとはこの状況において、劇団として、劇団主宰者としてどういうスタンスをとるのか、その決断が迫られました。
 そして私は「上演」を選択しました。
 私が最も避けたかったのは、「右へ倣え」の自粛ムードが全体に広がってしまうということでした。奇しくも、今回の上演作品は「右へ倣え」と犯罪加害者への死刑判決を煽る市民社会やマスコミのありようを描いたものでしたので、これは表現者として身を挺してでも上演しなければならないと思い起ちました。
 もちろん安全が最優先でなければなりませんので、上演に際しては、客席数を減らし通路を確保したり、上演前に避難誘導の説明に時間をとったりと、最大限の配慮を行いました。
 上演中は少しだけ余震を感じましたが、混乱もなく、無事残りの3ステージを終えました。
 電力不足を盾にした、いささかヒステリックとも思われる批判もありましたが、励ましも多くいただき、また、実際にご来場されたお客様の多くも喜んで帰って行かれたようです。
 特に嬉しかったのは、横浜に暮らす姉夫婦が、4歳の息子(私の甥っ子)を託児サービスに預けて観劇してくれたのですが、小さな体で大きな恐怖を体験したその甥っ子が終演後に会いに来てくれて、託児所でめいっぱい遊んだことを話しながら元気になって帰って行ってくれたことです。
 こんな災害時でも、演劇を通して多くの人が出会い不安を解消し会える・・・・・・素晴らしいことだと思いました。
 まだまだ余震も続き、停電もあったりして、しばらくは上演の可否をめぐって判断が別れるかとは思いますが、私は、一般の商店が可能な範囲で営業を続けるように、演劇も可能な範囲で上演を続ければ良いと思います。それぞれがそれぞれの立場で日々の営みを行うだけのことで、それは演劇人にとっても同じこと。そのことを卑下したり、他人が非難したりすることはないと思います。
 これから公演を控えてる皆さん、地震ゆえに、自信をもって演劇やりましょう!!(笑)※
※タダの駄洒落ですが、それによって多くの人を救えるものと信じて・・・。
(劇団チャリT企画主宰・楢原 拓)
(3月14日 19:54 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

演劇集団九月とアウラー(岩手)
 メール有難うございます。
 震災当時、仕事で盛岡劇場メインホールにおりました。会館職員のスムーズな避難誘導で、無事故ですんでおります。
 地下のタウンホールでは、岩手大学の演劇サークル「劇団かっぱ」の公演準備をしていた様ですが、公演中止になったようです。
 盛岡劇場は比較的被害も少ない様ですが、避難所に指定されているため、会館機能は実質、避難所指定が解除されるまで運営は難しいのではないでしょうか?
 岩手県内陸部の被害は比較的少なく今日現在ではガソリンスタンドや商店に対しての補給が止まっているのが最大の悩みです。しかし、沿岸の市町村は壊滅している街もあります。
 アウラーは今後の活動予定が未だ無かったのですが、我々の演劇力を使って街の復興に役立てる事をこれから考えたいと思います。
(代表 浅沼昌弘)
(3月14日 11:20 ワンダーランドへの回答)

演劇集団九月とアウラーさま
 はじめまして。東京を拠点とする劇評メルマガ・ウエブサイトのワンダーランドと申します。
 今回の震災被害に、お見舞い申し上げます。ワンダーランドでは今回の事態を受け、東北で演劇活動をしていらっしゃる方々の現状をまとめることにしました。どうしても東京のことに集中しがちな東京の演劇ファンに、被害の現状を訴えたいという考えからです。
 岩手の演劇関係者の直面している現状、安否の状況、活動への影響、公演予定のキャンセルや変更などにつきまして、一言でも結構ですから、コメントがいただければ大変有り難く存じます。よろしくお願いいたします。いただいた情報はメールマガジンに掲載後、上記ウエブサイトに転載してまいります。
 お忙しいところ、また様々なご心配のさなか、大変恐縮ですが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
ワンダーランド編集長 水牛健太郎

 

座・高円寺(東京)
【公演スケジュールの変更について】
 座・高円寺より、メールマガジンをお届けします。
 この度の東北地方太平洋沖地震により、被災された皆さまには慎んでお見舞い申し上げます。
 座・高円寺では今回の地震の影響による諸状況を考慮して、しばらくの間、劇場スケジュールの変更、中止等を行う場合がございます。劇場にお出かけの際には、今一度、当日のスケジュールをホームページや電話(TEL03-3223-7300)にてお確かめくださいますようお願いします。
 尚、既に中止となっております3月11日(金)、12日(土)のラッパ屋『凄い金魚』公演につきましては、現在、他の公演日への振替え、払戻しのご案内をしております。
 詳細は、こちらをご確認ください。
 ★他日へのお振替え案内 http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=446
 ★座・高円寺でお買い求めの方の払戻し <払戻し対応期間3月15日(火)~27日(日)> http://za-koenji.jp/news/index.php
 また、今週末3月19日(土)に予定しておりました「座の市」は、やむを得ず中止させていただくことになりました。ご来館を予定されていました皆さまには、深くお詫び申し上げます。
座・高円寺
詳細は、劇場ホームページをご覧ください。
座・高円寺 TEL03―3223―7500
(3月14日 17:55 座・高円寺メールマガジン 2011/3/15号より)

 

王子小劇場(東京)
 今回の地震で被災されたかたにお見舞いもうしあげます。
 3月11日、王子小劇場はリジッター企画「狂狂」14:00の回の上演中でした。その回は劇団さんの判断で中止となりました。
 3月11日夜の回も開演2時間前に中止となりました。3月11日は帰宅困難者を劇場に泊めました。その時点で3月12日の公演は翌朝判断にしました。
 3月12日の朝、3月12日の公演中止を決定しました。
 3月13日は、振り替え公演を含め3ステージ上演しました。出演者とお客さん、またお客さん同士が無事の再会を喜んでいたのが印象的でした。
 リジッター企画「狂狂」は、8ステージ予定で4ステージ中止。追加が1ステージで合計5ステージの上演となりました。USTREAM配信は器材の都合で実現できませんでした。

 王子小劇場は来週以降も上演が企画されています。安全に対して最大の配慮をしつつ、上演のためのできる限りの協力をしようと思っています。
 このような状況下での演劇の上演にはいろいろな意見があると思います。しかし、演劇をやる人がいて、それを見る人がいて、その中に救われる人がいるなら、その上演は行われていいのではないか。
 わたしは、被災地にいって人を助けることはできません。(せめて、募金と節電くらいはできるでしょうか)しかし、演劇は人の心を助けることができる。それを信じて、演劇が上演できる環境を全力で守りたいと思っています。(代表/芸術監督 玉山悟)
(3月14日 17:23)

 

早稲田大学演劇博物館(東京)
 3月11日(金)に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の影響で、東京電力の計画停電及び館内・展示品の保全などを鑑み、3月21日(月)までは臨時休館いたします。
 それに伴い、演劇博物館和書・洋書等につきましても、閉館期間中の図書返却は必要はありません。閉館期間中に返却期限の切れる図書についても再開後の返却で結構です。また、状況が流動的ですので、今後の開館予定につきましては演劇博物館HPをご確認いただきますようお願いいたします。なお、事務業務等につきましては通常通り行っております。
 このたびの大規模地震により被害を受けられました皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、皆さまの安全と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
演劇博物館 一同
(早稲田大学演劇博物館メールニュース VOL.91 2011.3.14配信)

 

中村隆一郎(東京、「私の演劇時評」主宰)
東北・関東大震災の犠牲になられた方、ご家族の方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
また、被災された方々にこころからお見舞い申し上げます。
当日は、横浜市戸塚の小高い丘の上で東京へ帰る近道を探して地図をひろげているところでした。突然立っていられないほどの揺れを感じたので、慌てて車に乗り込んで収まるのを待っていましたが、直感的に震源は遠いと感じていました。
ところが、五百キロ北の海底では、千年に一回というとてつもないエネルギーで海面を持ち上げていたのでした。
肉親を失った人々の抑制された感情、言葉少ない悲しみの表出。
そのような寡黙で静かな悲劇の表現も存在することを東北の人々は示している。
この心の強靱さがあるからこそ復興の日は早いものと確信しています。
(3月14日 15:09 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

野村政之(東京、こまばアゴラ劇場・青年団制作)
・「きのう、おとといのまとめ
(3月14日、ブログ「サイコロ」より 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

大岡淳(静岡、演出家、批評家、SPAC文芸部、月見の里学遊館芸術監督)
 本震の際、静岡県中部は震度4でした。私は静岡駅前の高層ビル、葵タワーの3階にある静岡市美術館で、谷崎潤一郎『鍵』リーディングの本番前稽古中でした。揺れで気分が悪くなりました。ワンセグで大地震だと知り、ふと、谷崎にとって関東大震災が大きな経験になったことが頭をよぎりました。お客が来るかもしれないから稽古は続行しようと決め、SPAC俳優の奥野晃士氏と共に、余震が何度もやってきて非常ブザーらしき音が鳴り響く中、延々と稽古を続け、そして開演時にはお客様がいらっしゃったので、予定通り本番を終えました。
 私が芸術監督を務める月見の里学遊館((静岡県袋井市))では、私の演出によるゴスペルオペラ『トゥリーモニシャ』を制作中で、来週初めの上演を決行することにしました。音楽監督の港大尋さんはじめ、出演者である俳優・歌手・ミュージシャンの皆さんは首都圏在住で、輪番停電など不安要素がいろいろありますけれども、情報を収集してなんとか明日(3月15日)の劇場入りを実現させようと思っております。
 奴隷解放後のアメリカ南部を舞台に、村のリーダーに選出される18歳の少女を主人公とした、愉快なミュージカルに仕上がっております。港さんの才能がさえわたり、スコット・ジョプリンの原曲が、ラグタイム、ゴスペル、ジャズ、ブルース、ロックその他なんでもありの、黒人音楽の寄せ鍋のような音楽世界に生まれ変わっております。子供から大人まで楽しめる、元気が出るミュージカルです。
 ゴスペルオペラ『トゥリーモニシャ』
 3月20日(日)17時開演 21日(月)15時開演
 月見の里学遊館うさぎホール
 公演詳細:http://usagihall.com/event/hall/110320/index.shtml

 このたびの震災は、東海地震の到来を覚悟する、私たち静岡県民にとっても全く他人事ではありません。経済的な影響もじわじわ押し寄せております。誰もが不安なときだからこそ、私たちは、芝居を通して人々を励ましたいと考えました。本番当日は、キャスト・スタッフ一同、被災者への義援金を募る予定です。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
(3月14日 13:40 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

BankART1929(横浜)
 未曾有の大災害。皆様のご無事をお祈するとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 BankART Studio NYKは、津波関連の警報、停電、交通手段、その他オープンするに困難と判断しない限り、通常通り11時30分~23時で、開館していきたいと思います。
 但し、本日は開館にあたり、空調は使わないつもりです。少し寒いかもしれませんがストーブで代用します。また、本日19時30分から予定しておりましたアーティストトーク(卒展)は、中止いたします。(「BankART1929 mail news – Vol.456」より)
(3月14日 10:00)

■中止決定
□横浜国立大学 卒業設計+Y-GSA修士設計 合同展覧会
会期:3月16日(水)- 20日(日)
問合せ先:045-339-4071(Y-GSAオフィス)
□横浜美術短期大学専攻科 We Love Sculpture ~横浜美術短期大学専攻科 彫刻クラス SYU-RYO展~
会期:3月16日(水)- 22日(火)
問合せ先:045-963-4181(横浜美術大学共通実技科目研究室)
□シンポジウム「アジア都市における歴史、文化による中心市街地活性化の可能性」
日程:3月20日(日)13:00-16:30
問合せ先:045-787-2423(横浜市立大学学術企画課国際化推進担当IACSC事務局)(BankART1929 mail news – Vol.457より)
(3月14日 20:41 )

 

矢野靖人(東京、shelf 演出家・代表)
 shelfの矢野靖人です。何よりもまず被災してお亡くなりになった方々にお悔やみを、被災した方々に心からお見舞い申し上げます。
 自分の場合、一回目及び二回目の大きなの揺れがあったとき、JPAF(舞台芸術財団演劇人会議)の事務所の引っ越し作業を手伝っていました。品川の高輪にある古いビルです。さいわい大きな荷物をほとんど地上に運び終え、トラックへの荷積みもほぼ完了していたので人的な災害はありませんでしたが、ビル4Fの事務所の壁には真横にひびが入り、食器棚からは食器が飛び出して割れ書類はすべて雪崩のように崩れているという惨状でした。もし作業中で、階段などで大きなラックを手運び中だったらと思うとぞっとしました。スタッフは全員しばらくは建物の外で待機。事務所ビルは屋上の給水塔の水道管が破裂して噴水のように飛び出続けるという事故もありました。
 品川の車道はその後すぐに帰宅困難に陥った人たちで溢れ始めました。車道まではみ出て、渋滞で動かない車の脇を人々が群れになって歩いていました。
 余震が少し落ち着いてから事務所に上がりました。JPAFでは事務局スタッフが翌日予定していたスケジュールの調整(中止)や、関係者の安否情報を集めていました。病院に行っていて帰宅困難になった常務理事を迎えに行ったり。JRが止まってしまっていたので自分は一時帰宅を諦めて、事務所に結果25:00頃まで滞在。たまたま名古屋から仕事で上京していた友人の建築家をピックアップして、運転を終夜で再開してくれたメトロ、都営地下鉄、京王線を乗り継いで27:00頃無事に帰宅しました。
 shelfは、すべてのメンバーとはまだきちんと話し合えていませんが、出来る限り日常を取り戻し普段通りの活動を続けたいと思っています。週に三回の基礎稽古、週に一回行っているアトリエセンティオでの一般向けワークショップもそうですが、公演も出来る範囲で行いたいと思っています。あ、とワークショップは、基礎稽古も興味のある方には出来る限り開放して行おうと思っています。
 最寄りの公演は今月末のLa+による静岡レジデンス制作、及び6月のSENTIVAL! 参加作品ですが、そこで集まった演出家同士、今、4月から公益法人化するJPAFを通して義援金をまとめられないか、とか、チャリティ公演、あるいは日中アンプラグドで電気を使わない演劇フェスティバルなどは実現できないか、話し合っています。
 どれが実現するかわかりませんが、出来ることを出来る範囲で、出来る限り普段通り過ごしていくことが、直接の被災地にいない者にとっては今は最大の助けになるのではないかと思っています。想像力と、予算の少ないなかで(笑)コトを実現する力が演劇人の最大の力だと思っています。賛同頂ける方は是非、先ずは顔を合わせてお話をしましょう。連絡先は info@theatre-shelf.org です。ご連絡ください。お待ちしています。
(3月14日 9:45 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

大泉尚子(東京、ワンダーランド編集部)
 グラッときたその瞬間は、下高井戸の駅前市場の八百屋さんで買い物をしていました。いかにも危ないと思ったので、すぐそばの駅に。上から吊られた看板、目の前の電柱や電線、地面自体までもがひどく揺れて…。
 一揺れめでは「まったく、ワンダーランドの今度のセミナー、珍しく申し込みの出足が早いと思ったら、地震まで起こっちゃって…」というジョークが浮かぶくらいだったのが、その後の激しさと長さに、死ぬのは今日かと思った瞬間も。実家が兵庫県の明石で、阪神大震災の直後に帰っており、あれと同じような事態になるのかと覚悟しました。
 ほうほうの体で帰宅後、TVをつけて暗澹たる気持ちに。とりわけ「いわき」という地名を聞いた時には、グサリと胸に刺さるものがありました。先日、土佐有明さんが寄稿してくださいましたが、いわき総合高校のみなさんの「平成二十二年のシェイクスピア」を、キラリ☆ふじみで見たばかりだったのです。彼らの顔が今も目に浮かび、ただただ、ご無事を祈っています。
 その後、ツイッターで、いくつもの前向きな発言に励まされました。TVを見ているだけなのとは、まったく気分が違います。ネット・ツイッターをはじめ、今、つながりを確認できない方たちの状態やお気持ちは、察するに余りあるものがあります。
(3月14日 1:15)

 

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM(神奈川・川崎)追加代替【支援ステージ決定】
 「死刑執行人〜山田浅右衛門とサンソン〜」
 世の中と演劇するオフィスプロジェクトMでは、劇場の協力も得て、東北地方太平洋沖地震の影響によりやむを得ず中止とさせて頂きました3月11日19時の代替公演を行うことと相成りました。
 またその公演を、東北地方太平洋沖地震で被災された演劇団体への支援ステージと致します。収益の一部、そして当日設置致しますカンパボックスに集まった、お客様からのカンパを、【せんだい演劇工房10-BOX】などを通して、東北地方の演劇団体へ寄付致します。入場料は通常3500円を3000円一律でご観劇頂けます。
【日時】3月15日18:30(開場一時間前)
【会場】中野テアトロBONBON
※当日、東北地方太平洋沖地震の被災演劇団体支援用カンパボックスを設置致します。
【予約・連絡先】劇場ロビー 03−3383−3057 info@promstage.com

また、通常ステージも行っております。
14日(月)14時 19時
15日(火)14時

 こういう時こそ演劇には力があると信じて、精一杯の芝居を上演させていただきます。どうか足をお運びください。
(代表・丸尾聡)
(3月13日 22:50)

 

中村大地(仙台、東北大学学友会演劇部部長)
 ウェブサイトへの書き込み、ありがとうございます。現状、わが東北大学学友会演劇部では、四月末に公演を予定しておりますが、まだ稽古も再開しておらず、見通しは立っていません。
 被災当日は、ちょうどその稽古が休みで、舞台美術班や照明班が作業場で作業していたと認識していますが、とくに舞台設備に支障はありませんでした。
 また、一部の部員が東北電力さまの主催するエコアンドエネルギーシアターの活動一環で女川原発の工場見学にいっておりまして、消息が不明です。この活動には宮城の大学から若手演劇人が多数参加しています。
 部のホームページよりも、twitterなどでリアルタイムに情報を知ることが一番良いかと思われます。
 いま、物資が不足しています。一人暮らしの多い学都仙台、困っている学生も多くいます。何とぞ援助のほうをよろしくお願いします。
(3月13日 20:33 “震災関連のお願いと特別ページ” へのコメント全文)

 

こまばアゴラ劇場(東京)
 震災当日はチャリT企画「ネズミ狩り」の公演が予定されていたが、中止に。施設やセットの安全点検を行ったが異常はなく、古いそば屋の店内を精緻に再現したセットにも問題は生じなかったという。
 翌12日の公演は予定通り行われたが、主宰の楢原拓氏によると半数ほどのキャンセルがあり、空席が目立った。開演は交通機関の乱れから十分以上押した。開演前には楢原氏が避難誘導の手順などを詳細に説明した。「後ろだけでなく、横にも大きな出口がある」と、アゴラに何回となく来ている筆者でも知らなかった嬉しい豆知識も。公演中二回ほど揺れを感じたが、観客の動揺も少なかった。
 俳優陣はテンションも高く見事な仕上がり。非常時こその演劇の力を見せつけた。
(文責・編集部水牛、3月12日取材)

 

水牛健太郎(京都-東京、ワンダーランド編集長)
 その日私は京都に来ており、地震発生時は要件が終わったか終わらないころ。それから仁和寺にバスで出かけ、日本庭園もいいけどこう寒くてはな…などと呑気なことを考えて市中に戻り、食堂に入ったら、大型テレビに、津波で家や車が流されていく信じられない光景が映っていました。
 食堂でテレビをにらむこと二時間、どうやら東京に帰れないことに気づき、京都から大阪なんばのカプセルホテルへ。それから屋上露天風呂に入り…どうも外見では呑気な行動が目立つのですが、私の心は東にありました。帰りたい、でも帰れない。何が起きているのか、何をすればいいのか。ホテルで他の客たち(その多くは足止めを食らった人たちのようでした)と一緒にテレビをじっと見つめながら、頭の中ではぐるぐると思念が渦巻いていました。
 ワンダーランドのようなミニメディアの力は限られています。「何でワンダーランドが震災特集を?」。その答えは、知ってしまったからだということに尽きます。多くの人が死に、いくつもの町が壊滅し、原子炉はメルトダウンを起こしている。知らないふりして通常営業はできません。演劇と関係ない? いや、これこそが演劇! 意味は自分でもよくわからないながら、私はそう思うのです。
(3月13日、 21:39)

 

あうるすぽっと(東京・池袋)
 地震当日(3月11日)、劇場施設を点検して安全面の確認を行いました。19時半よりモダンスイマーズ公演「デンキ島 ~ 松田リカ篇~」(3月9日-16日)が予定されていましたが、交通機関の麻痺する中、なんとか劇場に到着した劇団関係者と相談した上で、17時にその日は公演中止と判断しました。電話でのお問合せは20~30件位、劇場にご来場されたお客様は10人もいなかったかと思います。交通機関も止まり、通信手段も不安定だったため、劇場スタッフも、集まった劇団関係者も劇場に泊まり翌日に備えました。 翌12日は劇場の安全を再度確認し、非常の場合のシミュレーションを劇団スタッフと行った上で、劇団の意向を汲む形で昼夜公演とも実施しました。劇団と相談し、開演前、劇団モダンスイマーズ作・演出の蓬莱竜太さんに舞台に立っていただき、来場の御礼と被災された方へのお見舞いとともに、劇場は安全を確認していること、客席内は構造上安全であること、万一の場合はスタッフが誘導することなど注意事項をお話いただくことにしました、また、劇場側の責任者も客席に拡声器をもって待機しました。本日13日以降も劇場での公演は続いていきます。当面は社会状況を考慮しつつ、舞台が催行できる劇場の環境整備と的確な情報収集を劇場一同全力で行っていく所存です。
 東北に住んでいた私にも被災した知人がいます。被災地の惨状には、胸がしめつけられ、本当に言葉もありません。未曾有の大災害で、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。劇場として貢献すべきことは何なのか、劇場スタッフ一同、考え行動していきたいと思います。(広報担当 小沼知子)
(文責・編集部北嶋、3月13日17時過ぎ取材)

 

木村覚(東京、美学/批評)
 ぼくは京王線平山城祉公園駅の上りプラットホームに妻(伊藤亜紗)と息子(出)と三人で(3月11日)14:51に来るはずの電車を待っていました。ぼくはイデビアンクルー『Allergy』を見に行くところでした。カタカタと音がして、ベンチがぐらぐらと揺れはじめました。妻が怖いと言って出を抱えた状態でしゃがみました。隣の見知らぬ二十代の女性も怖いと言ってしゃがみました。特急が走り抜けて、電車はまだ気がつかないのかと思いました。しばらくして揺れが収まって、しかし、復旧には1時間くらいかかるというアナウンスがあったので、帰宅しました。この時点では情報もなく呑気なものでした。帰宅すると、彫刻が倒れていました。テレビをつけると自分たちが想像していたのとはかなり異なった事態が起きていることが分かってきました。1時間後には戻って新国立劇場に行くつもりでしたが(当日に購入したので無駄にしたくなかった)、劇場のHPを見ると(五時頃だったでしょうか)中止という情報が出ました。イデビアンクルーの前に国立新美術館でシュルレアリスム展を見ようと思って出たのですけれど、1時間準備が早かったら親子三人で帰宅困難者になっていたわけで、そう思うとぞっとしました。
(3月13日16:42 「震災関連情報提供のお願い」への返信)

 

北嶋孝(東京、ワンダーランド代表)
 当日ある公演のマチネをドタキャンして、自宅ではかどらない仕事にかかっていたらグラグラ。ふつうなら収まる時間から逆に激しく揺れ、部屋に積み上げていた書類や書物の山が崩れてしまいました。散乱、呆然でした。外出中の妻と連絡が取れず。息子たちとはケータイが不通。実家の秋田市にも電話がかかりません。電車も全面ストップ。あとはメールを片っ端から出して待ちました。秋田とは3日目の本日午後、やっと連絡が取れて無事を確認しましたが、停電で大変だったそうです。
 この間、ずっとテレビや新聞に釘付けですが、被災地の映像や被災者の声に接するたびに胸の動悸が収まりません。
 当日夕、京都にいた水牛編集長から電話があり、「何もなかったようにやり過ごすわけにはいかない。ワンーランドで何かの行動を考えたい」との意向が示されました。的確な問題提起でした。帰京後に相談の結果、関連情報ページを設けることになりました。やらない後悔より、やった上で考える方が性に合っています。扉は開かれています。このページをご活用ください。
(3月13日16:20)

 

▽「今だからこそ冷静に。」(大阪・インディペンデントシアター・劇場プロデューサー:相内唯史)
(3月13日 13:43 公式ブログより)

 

王子小劇場(東京)
3/11、3/12 の4ステージの上演を中止しました。
リジッター企画「狂狂」ですが、3/13は、中止したステージの振替を追加し、11時 14時 17時 (各開演時間)の三回公演を行います。本日8時の時点で、追加の11時公演も決定しました。しかし、余震など状況により、随時中止の判断をする可能性があること、ご了承ください。
劇場ツイッター http://twitter.com/ojishogekijo
劇場サイト http://www.en-geki.com/
劇場ブログ http://en-geki.blogspot.com/
リジッター企画ツイッター http://twitter.com/legiter9
リジッター企画「狂狂」特設サイト http://blog.livedoor.jp/legiter_9-kurukuru/
リジッター企画ブログ http://ameblo.jp/legiter-9/entry-10828274768.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
などで告知致します。
まだ電話回線の使用が、被災地での電話連絡の障害になる可能性があるかと思いますので、電話による問合せなどは、ひかえるよう、ご協力いただければ幸いです。
団体への連絡は legiter_9@yahoo.co.jp
もしくは    chii-5k.on.keep@ezweb.ne.jp
劇場への連絡は ojishogekijo@gmail.com
まで、よろしくお願いします。
(3月13日、劇場webサイトから)

 

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM(神奈川・川崎)
 世の中と演劇するオフィスプロジェクトMでは、地震当日の公演を中止いたしましたが、翌日以降、予定通り上演を続けています。昨日は、90人の予約が26名のご来場でした。戦時中、東京では空襲警報が鳴り響く中、浅草の劇場に人が集まったと聞きます。わたしたちになにができるかわかりませんが、こういう時こそ演劇には力があると信じて、精一杯の芝居を上演させていただきます。どうか足をお運びください。(代表・丸尾聡)
3月13日(日)14時 19時 14日(月)14時 19時 15日(火)14時
予約・連絡先 中野・テアトルBONBON劇場ロビー 03-3383-3057
info@promstage.com
(3月13日12:54 編集部問い合わせへの返信)

 

渡辺源四郎商店(青森)
 渡辺源四郎商店の畑澤です。ご心配をお掛けしておりますが、青森市に大きな被害はなく、団員一同は無事です。本拠地であるアトリエ・グリーンパークにも被害はありませんでした。東北各地、北関東、その他の被災地の仲間達、住民の皆様の無事を心より祈っております。(渡辺源四郎商店店主・畑澤聖悟)
(3月13日09:20 編集部問い合わせへの返信)

 

「東日本大震災 (小劇場中心)演劇関連情報」への2件のフィードバック

  1. いわき総合高校の石井です。

    この度はお気遣いいただきありがとうございます。
    私の周りの生徒達は、津波で家を流された者もおりましたが、命は十全です。
    このことを本当に感謝しています。

    震災後6日経って生徒達はそれぞれ家族と共におります。
    いわきを出た者もおりますし、まだ留まっている者もおります。
    私は3ftの水素爆発の時校舎内におり、サイレンが鳴って怖くなってその脚で会津まで避難してきました。
    (今年の高校演劇コンクールで偶然にもまさにそういう作品を作ったのです。)

    いわき市内は電力はあるものの都市ガス・水道が全くダメです。
    現在避難している会津とは雲泥の差で、あまりの差にシャワーを浴びた時には涙が出ました。

    私のように避難できた健全で身の軽い者、そこまでの責任を負っていない者は幸運です。
    いわきではまだまだ避難をしないで頑張っている方々、そして移動手段を断たれている方々が大勢います。

    高速道路は一般車両は通行止めになっています。
    物資輸送や緊急車両の通行のためということです。
    ニュース等でご存じかと思いますが、昨日15日あたりから県外へ避難する人も増えているのですが、
    それも全て一般道を使っての避難です。

    ところがその高速道路はガラガラで全く車両が通っている気配がありません。
    13日の深夜、6号線を東電の緊急大型車両が通行しているのを見ました。
    ということは輸送をしようと思えば、いわきは道路状況的にはできる状態にあるということです。
    それなのに物資が全く運ばれてきません。

    被災地の物資不足による窮状はTVなどで見聞されていることとは思いますが、深刻です。
    特にガソリン・食料・灯油が必要だとのことです。
    何によって遅れているのか、TVもガソリン不足といっていますが、もう命に関わる状況に近づきつつあります。
    なんとか皆さんのお力で政府に働きかけ、物資輸送を実現していただけないものでしょうか。

    この状況はいわきに限らないと思います。
    県内では南相馬市も深刻でしょう。
    宮城・岩手も北にあるだけ寒さが厳しく、事態は切迫しているものと思われます。

    これ以上人命が失われることがないよう、なんとかお救い下さい。
    ここからは自然災害ではなく人災になります。
    なにとぞよろしくお願い申し上げます。

  2. 震災お見舞い申し上げます。(児童演劇で、小劇場ジャンルではありませんが、投稿します。東京在住)
    私地震も岩手出身ですが、盛岡の実家は無事でしたが、沿岸部の惨状を心配しています。友人も津波被災しました。
    子どもを対象にした上演を行う劇団の協議会、全国児童青少年劇団協議会では、震災後からお互いと東北の会員の安否と状況を連絡しあいましたが、みな無事でほっとしました。また、上演先である東北の子ども劇場おやこ劇場の安否確認の状況は「子ども劇場おやこ劇場全国フォーラム」の特設掲示板に詳しいです。
    今はライフライン、生きるための支援の時期ですが、必ず子どもたちの心の支援に駆けつけたいと思っています。演劇、芸能、音楽の力で。公演先などで義援金を集める活動も始まっています。今できること、これからできることを考えてゆきたいと思います。(いまは保育園公演などキャンセルが続き、またこんな時だからこそやりたいと言ってくれる主催者に応えたいのですがガソリン不足で困窮しています)

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