舞台美術展2007が開催中 現状と課題を考える連続シンポも

舞台美術展2007チラシ舞台美術展2007が15日まで、東京・世田谷文化生活情報センターで開催中です。日本舞台美術家協会(JATDT)主催でほぼ4年ごとに開かれる企画展で、「舞台美術市場」コーナーには舞台装置、舞台衣装、基になったデザイン画、映像など約100点が展示されています。
今回は初の試みとして「舞台美術屋台村」と名付けた連続シンポジウムで、小劇場を中心に舞台美術の仕事の現状や課題を話し合います。
舞台美術市場は世田谷文化生活情報センター生活工房(キャロットタワー4F)で開かれます。入場無料。
舞台美術屋台村は同5Fで午後6時-8時(第7回のみ午後5時から)。一般入場料は各回500円。主な内容は次の通りです。詳しくは、「JATDT 舞台美術展2007」webサイトをご覧ください(http://homepage.mac.com/oshimas/id/)。

4月6日(金)
第1回 現在(いま)の舞台美術について考える
舞台美術はどのようなプロセスで出来るのか?劇場空間の捉え方、演出家とのイメージ作りなどを、近年伊藤熹朔賞(日本舞台美術家協会賞)受賞者に聞く。参加者ー大沢佐智子(2004年受賞)/池田ともゆき(2005年受賞)/伊藤雅子(2005年新人賞) 司会ー土屋茂昭

4月8日(日)
第2回 舞台美術の歴史(西洋編)
イタリアからはじまるオペラの美術史。歴史が教える舞台美術の空間分析。

4月10日(火)
第3回 劇団公演が出来るまで
劇団公演を支えるプロデューサー、舞台監督を迎えその過程や現状を聞く。
参加者ー伊藤達哉(阿佐ヶ谷スパイダースー制作)/福澤諭志(至福団ー舞台監督)司会ー加藤ちか

4月11日(水)
第4回 小道具の現状
小道具は借りたり集めたりするだけでなく、製作する物へと変化して来ている。小道具製作者を迎え小道具の現状とテクニック、今後の課題などを聞く。
参加者ー桑原治夫(ATELIER KOHJIN)/高橋岳蔵(劇団新感線)/福田秋雄(ゼペット)/村上泉(HORIO)

4月12日(木)
第5回 映像と劇空間の関係
劇空間に映像を使用することが増えている。映像製作者の劇空間に対する考え方や映像製作の過程、映像機器の課題などを聞く。
参加者ー上田大樹(instant WiFE)/中安翌(anderdesign)司会ー秋山光洋

4月13日(金)
第6回 小劇場における舞台監督の仕事
小劇場における舞台監督の仕事は多岐にわたる。舞台監督とはどのような仕事なのか?から『劇団公演』『プロデュース公演』での役割の違いなど様々な観点から聞く。
参加者ー福澤諭志+至福団司会ー加藤ちか

4月15日(日)
第7回 舞台美術シンポジューム
日本舞台美術家協会員(JATDT)による座談会。協会員による情報交換や問題点の話し合いなどを出来るフリー空間とし、課題の解決や親交を深める場にいたします。(舞台美術の著作権と契約の変遷について etc…)
参加者ー日本舞台美術家協会員 一般の方も是非ご参加ください。司会ー島川とおる

問い合わせは、主催の日本舞台美術家協会(JATDT)TEL03‐5367‐5022、 http://www.jatdt.com)へ。

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