ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル2010

内外の先端的な舞台芸術を紹介する「ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(PPAF)2010」の概要が12月9日、東京・原宿で開かれた記者会見で明らかになった。
今回参加するのは英国、オランダ、ベルギーの3団体4作品と、尾崎放哉の句を舞台作品にした山下残「せきをしてもひとり」、中央アジアの独特の唱法ホーメイで知られる山川冬樹の「黒髪譚歌」。いずれも2010年1月から3月にかけて東京・原宿を中心に上演される。

海外参加のメゾンダールボネマ&ニードカンパニー公演「リッキーとロニーのバラッド」(ベルギー)は幻想の世界を象徴的に描く「ポップ・オペラ」。「歌による異化効果、新たな声域の探求、概念を提示する特異な方法」によって舞台化された作品という。

「リッキーとロニーのバラッド」」公演
【写真は「リッキーとロニーのバラッド」公演から 撮影=Maarten Vanden Abeele 提供=国際舞台芸術交流センター(PARC 禁無断転載】

英国のフォースド・エンタテインメント公演「視覚は死にゆく者がはじめに失うであろう感覚」は「世界のあらゆる事物を言葉で定義しようとするかのようなカタログ的百科全書的モノローグ」。「Quizoola!」はあらかじめ用意された2000項目の質問に基づいて3人の俳優が即興で繰り広げる6時間余りのパフォーマンス。第2回に続いて2度目の来日公演になる。
オランダのホテル・モダン作品「KAMP/収容所」は、強制収容所の巨大模型の中で数千体の人形をメンバーが操作。その様子をライブ映像としてスクリーンに投射する人形劇とライブアニメを組み合わせた作品という。

日本の山下残は京都を拠点に活動するダンサー、振付家、俳優、演出家。「体の動きで音楽を作曲するように振付」したり「テキストを身体化する作品」を発表してきた注目のアーチスト。今回は自由律俳句を取り上げ、「せき」をダンスの通奏低音にしながら「ダンスの戯曲化」を試みるという。
山川冬樹も「自らの『声』と『身体』をプラットフォームに、音楽、舞台芸術、美術の境界線をまたにかけた脱領域的活動を展開」するパフォーマー。最近ではフェスティバル/トーキョー09秋の「4.48サイコシス」公演(サラ・ケイン作、飴屋法水演出)に出演して注目された。

このフェスティバルは、舞台芸術を主軸に国際的交流を進めてきた国際舞台芸術交流センター(PARC)が主催。2003年に第1回、2006年に第2回が開かれ、今回が3回目。チェルフィッチュの岸田國士戯曲賞受賞作「三月の五日間」がこのフェスティバルをきっかけに生まれたと言われている。

詳しい公演内容や日程、チケット入手方法などは、国際舞台芸術交流センターのwebサイトに掲載されている。公演のビデオ映像や舞台写真も見ることができる。
http://www.parc-jc.org/(国際舞台芸術交流センター)
http://ppaf.parc-jc.org/(フェスティバル概要)
http://ppaf.parc-jc.org/j/ticket.html(チケット購入)


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