ポポル・ヴフ「ドライトマトと飛行機と裏声」

 大阪・京都を中心に関西で活動しているパフォーマンスグループ、ポポル・ヴフの「ドライトマトと飛行機と裏声」公演が大阪のアリス零番館で開かれました(3月2日)。京都橘女子大学でアーツ・マネジメントを教えている小暮宣雄さんの … “ポポル・ヴフ「ドライトマトと飛行機と裏声」” の続きを読む

 大阪・京都を中心に関西で活動しているパフォーマンスグループ、ポポル・ヴフの「ドライトマトと飛行機と裏声」公演が大阪のアリス零番館で開かれました(3月2日)。京都橘女子大学でアーツ・マネジメントを教えている小暮宣雄さんのメールマガジン「KOGURE Journal/Express」(vol.1532、3月24日発行)がこの公演を取り上げています。同じ内容が、小暮さんの「日録」ページとwebログ「【こぐれ日乗】消えつつ残りつつ」の双方に掲載されています。


 「抽象的だが穏やかな肌合いが感じられ」る「巧妙な音環境」を指摘したあと、次のように述べています。

ポポル・ヴフ(征服されて消されたマヤ神話自体は何も知らないのではあるが)とじっくりとつきあっているぼくには少しずつ、少しずつ、ここのダンスの核心みたいなのが見えてきているので、心底嬉しくなる。
それは、《水平線の不確かさのなかで、きれいでゆたかなのにすこしさびしい意思の所在を探すたび》なのだろうとかってに思っている。ダンスする二人は互いを意識しつつ意識しない。別々であって一緒なのである。2つめの座ってのストイックなダンスパート部分(はまだくみ&徳毛洋子スレンダーペア)においても同じこと。線香花火の映像も「きれいでゆたかなのにすこしさびしく」燃えている。
終わりを始まりに予感させ、終わりも余韻を残さないシンプルさ(さっと機械的に消える最後の映像だけは、もっとゆっくりとじわじわ消えていくのでもいいように思うのだけれど)。

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

「ポポル・ヴフ「ドライトマトと飛行機と裏声」」への2件のフィードバック

  1. 紹介していただいて、ありがとうございます。
    ポポル・ブフは、なぜか立ち上げのときから、よく見ていて(伝説の島之内教会が立ち上げ公演)、ちょっと、形容しずらいダンスなのですが、まあ、こんな抽象的なことばで紹介してみました。
    東京でもまたいつか公演すると思いますので、よろしくお願いします。

  2. 昨年暮れに東京で「裏声」公演があったようですが、見逃してしまいました。次の機会にはぜひ、と思っています。こちらこそよろしくお願いします。

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