飛ぶ劇場「Red Room Radio」

 東京国際芸術祭で、北九州市を本拠地に活動する「飛ぶ劇場」の「Red Room Radio」公演(3月11日-13日、東京芸術劇場小ホール2)が開かれました。  「男性40代オスの負け犬(笑)。職業大学講師。一応、文学専 … “飛ぶ劇場「Red Room Radio」” の続きを読む

 東京国際芸術祭で、北九州市を本拠地に活動する「飛ぶ劇場」の「Red Room Radio」公演(3月11日-13日、東京芸術劇場小ホール2)が開かれました。
 「男性40代オスの負け犬(笑)。職業大学講師。一応、文学専攻だがほとんど研究せず『表現法』などの授業と雑用ばかり。演劇は最近集中的に観ており、勉強中」というBlankPaperさんのサイト「Somethig So Right-東京舞台巡礼記」がこの公演を取り上げ、「ズシンと心の中に杭を打たれたような気持ちになって帰ってきた」と書いています。内容はかなりヘビーなのでしょうか。「『NYLON』や『大人計画』の終末が、どこか観客が別の世界として観られる枠に収まっているように感じられるのに対して、この芝居の終末は、なんだか他人事ではいられないところがある」とも述べ、内容に分け入っています。


 「休むに似たり。」サイトも「この救いの無い物語、どこかに気持ちがフックされるのです」と書き留めます。

 「デジログからあなろぐ」サイトは舞台の様子を詳しく紹介しながらも、最後に「物語がどうのこうのというよりも、私は役者陣の個性豊かさにワクワク。キャラクターの濃い人がいっぱいだなぁ・・・あんな馬鹿なことを本気でできるのが羨ましいです」と役者の個性に感心しているようです。

 「ゾウの猿芝居」サイトの鈴木厚人さんは「レッドルームレディオ -飛ぶ劇場の人を喰った芝居」というタイトルでこの公演を取り上げ、「今の私にとって、非常に貴重な演劇体験になった。胸が痛くなるほど考えさせられたからだ。なぜか?」とした上で、物語の展開が「安易に過ぎないか」と問い掛けます。鈴木さんは劇団印象(indian elephant)を主宰。舞台を正面から受け止めた上での発言とみられます。コメント欄にも書き込みがあり、議論が発展するのでしょうか。

[上演記録]
飛ぶ劇場「Red Room Radio」(東京芸術劇場小ホール2、3月11日-13日)
東京国際芸術祭参加作品

作・演出: 泊 篤志
舞台監督: 福田修志(F’s Company)
舞台美術: 柴田隆弘
照  明: 乳原一美
音  響: 杉山聡
衣  裳: 内山ナオミ(工房MOMO)
小道具:  橋本茜(Art Stage KenTa)

出演: 寺田剛史/内田ゆみ/橋本茜/有門正太郎/鵜飼秋子/北村功治/藤原達郎/権藤昌弘/内山ナオミ/門司智美/葉山太司/藤尾加代子/木村健二/加賀田浩二/桑島寿彦

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

「飛ぶ劇場「Red Room Radio」」への3件のフィードバック

  1. はじめまして。ご紹介いただきましてありがとうございます。ふざけて書いたプロフィールをしっかり紹介されてしまいかなりハズカシイです。今年は研究もしっかりやろうと思うので近々プロフィールは更新します!(TBが複数来てしまったので一つだけにさせていただきました。今日はココログのサーバが混雑しているようで反映が遅かったりうまくいかないようです。)

    Red Room Radioは、タッチとしてはとても軽い方に属する芝居ではないでしょうか。その軽く描かれていることがよく考えるととってもヘヴィーだったりして、軽いのか重いのか、混乱してしまっているまま書いたレヴューでした。

    「飛ぶ劇場」は役者さんも個性的な方が多いし、今回はブログの記事をみて事前に出演者の方から直接案内メールをいただいたりとアクティブさが伝わる劇団で、とても好印象を持っています。今後も注目していきたいです。

  2. >ふざけて書いたプロフィールをしっかり紹介さ
    >れてしまいかなりハズカシイです。
    >今年は研究もしっかりやろうと思うので近々
    >プロフィールは更新します!

    すみません。勝手にプロフィールを引用してしまいました。書き換えが済んだら、また紹介しましょうか(笑い)。
    これに懲りずにお付き合いいただけたら幸いです。

  3. 飛ぶ劇場『Red Room Radio』

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