流山児★事務所「High Life ハイ・ライフ」

 カナダの劇作家リー・マクドゥーガルの原作、吉原豊司の翻訳を、流山児祥が演出した舞台。2001年に開かれたカナダ現代演劇祭で作家と翻訳家を迎えて本邦初上演。2003年12月に再演。今回は国内ツアーで札幌・名古屋・大阪公演 … “流山児★事務所「High Life ハイ・ライフ」” の続きを読む

 カナダの劇作家リー・マクドゥーガルの原作、吉原豊司の翻訳を、流山児祥が演出した舞台。2001年に開かれたカナダ現代演劇祭で作家と翻訳家を迎えて本邦初上演。2003年12月に再演。今回は国内ツアーで札幌・名古屋・大阪公演が開かれました。
名古屋公演をみた「観劇の日々」サイトの「しおこんぶ」さんは「生きること、それ自体の麻薬性を感じることができる舞台でした。個人的にはスッゲー面白かった。お勧め度9(10段階)」と絶賛しています。


 「流山児★事務所」のWebサイトもよるとあらすじは「世のならわしや常識でがんじがらめに縛られた普通人には到底まね出来ない、胸のすくような自由人4人の冒険と失敗譚。登場人物は中年のチンピラ・ジャンキー4人。口八丁手八丁、策士のディック。刑務所から出てきたばかりのバグ。腎臓がイカれてしまったコソ泥ドニー。そして、したたかな二枚目ビリー。男たちが銀行強盗を企むところから物語は始まります。目指すは街角のATM現金自動受払機。一世一代の大仕事を成功させ、田舎に引っ込んで『豊かな老後』を実現しようというデイックとバグ。一儲けして、もう1ラウンド生きながらえようというドニー等、胸のうちはそれぞれ。しかし、壮大な計画は仲間割れで見事に頓挫。元の暮らしに逆戻り…」だそうです。

 翻訳の吉原豊司さんはこの作品で、第9回湯浅芳子賞を受賞しています。吉原さんと演出家の貝山武久さんは「メープルリーフ・シアター」サイトで現代カナダ演劇を詳しく紹介、翻訳作品を頒布しています。興味のある方はご覧ください。

[上演記録]
札幌公演(4月9日-10日、ターミナルプラザ琴似パトス)
名古屋公演(4月15日-17日、愛知県芸術劇場小ホール)
大阪公演(4月19日-21日、梅田HEP HALL)

作/リー・マクドゥーガル
翻訳/吉原豊司
台本・演出/流山児祥
音楽/トムソン・ハイウェイ

出演/千葉哲也・塩野谷正幸・若杉宏二・小川輝晃

照明/沖野隆一 音響/藤田赤目 美術/塩野谷正幸 振付/北村真実
舞台監督/吉木均 映像/島田暁 照明操作/小木曽千倉 音響/畝部七歩
宣伝美術/サワダミユキ 宣伝写真/アライテツヤ 制作/米山恭子
平成17年度文化庁舞台芸術創造団体重点支援事業

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

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