reset-N 「Valencia」

 reset-N の「Valencia」公演が5月の連休中、ザ・スズナリで開かれました(5月3日-8日)。明快な劇言語と作劇法を持った実力派という印象の劇団ですが、「しのぶの演劇レビュー」によると、今回はこんな出だしのよ … “reset-N 「Valencia」” の続きを読む

 reset-N の「Valencia」公演が5月の連休中、ザ・スズナリで開かれました(5月3日-8日)。明快な劇言語と作劇法を持った実力派という印象の劇団ですが、「しのぶの演劇レビュー」によると、今回はこんな出だしのようです。

舞台はトダ(平原哲)とツゲ(原田紀行)が共同経営している小さなヘアサロン。2人の他にはアシスタントの女の子アズサ(丸子聡美)が働いている。今どきの若者らしい、ひょうひょうとしたリラックスムードの店内。閉店後の夜中にトダを訪ねてくる女がいる。その女はルミ(町田カナ)。ある仕事でトダに助けられて以来の縁。2人は急速に接近して・・・。

踊る芝居好きのダメ人間日記」は俳優に「底力」がついてきたと前置きして、「脚本や演出にも、そういう余裕みたいなもが現れて来ていて、笑いの間が上手く作れるようになった。つまり、アーティステックな作風から、よりエンターテイメントな作風に移行しつつあると思います。すっかり丸くなったとも言えるでしょうが」と指摘しています。

「しのぶの演劇レビュー」は今公演のの特長を「ヒリヒリするほど熱くて暴力的なシチュエーションを、極力ストイックにミニマムに凝縮するから、とんでもなくヤラしいんです。「秘すれば花」の世界ですね。だけど出すところはバシっと出す。そのさじ加減が絶妙です。また、今回は笑いがたくさんありましたねー。すごくウケてたし、私もいっぱい笑ったなー。演技の間がいいし、脚本も最後の最後まで笑えるように詰められていて確実なのです」と述べています。

早稲田の学生らが運営する「Review-lution! on-line」サイトで、小畑明日香さんは俳優の特色に触れながら「目の前で芝居をしても『映画っぽい』と思わせる力は役者にあったのだ。どんなに叫んでも唾の飛ばない台詞回しや、足音が気にならない歩き方。変に味があるよりは難しい」と書いています。

[上演記録]
reset-N Valencia
http://www.reset-n.org/jp/valencia/index.html
作・演出 夏井孝裕
下北沢 ザ・スズナリ(5月3日-8日)

出演
町田カナ/久保田芳之/篠原麻美/原田紀行/平原哲/綾田將一/長谷川有希子
岩本幸子(イキウメ)/丸子聡美
奥瀬繁(幻の劇団見て見て)

グランドデザインmassigla lab. 夏井孝裕/荒木まや/浅香実津夫/福井希
舞台監督 小野八着(Jet Stream)
宣伝美術 quiet design production
宣伝写真 山本尚明
制作 秋本独人、森下富美子、河合千佳
照明協力 木藤歩(balance,inc)
Web製作 松下好


投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表