今週の「マガジン・ワンダーランド」は大家・大御所が出番の舞台が取り上げられました。「オールド・バンチ」では強盗と宴会の狭間に戦争が垣間見えたようです。「タンゴ・冬の終わりに」では風と闇が交錯し、クジャクや桜がお目見えしました。演劇が時代の視線と向き合う時に生じる隙間と揺らぎかもしれません。「オールド・バンチ」を主催した流山児★事務所のwebサイトには「来年12月『続オールド・バンチ』ザ・スズナリで再び、お会いしましょう」とありました。
以下、目次です。
◆パラダイス一座「オールド・バンチ 男たちの挽歌」
真の主役は「演劇愛」 温かさに包まれた一座の船出
村井華代(西洋演劇理論研究)
◆清水邦夫作、蜷川幸雄演出「タンゴ・冬の終わりに」
晩冬に咲く桜
今井克佳(東洋学園大助教授)
☆臨時増刊号「特集・振り返る私の2006 回顧企画・今年の3本」を12月22日にお届けします。約20人が「記憶に残る3本」を挙げます。年末恒例となりますが、今年見た舞台を思い浮かべつつ、お楽しみください。
▼次号予告(第22-23合併号, 12月27日発行)
ポツドール「恋の渦」(松井周)
らくだ工務店「幸せのネタ」(堤広志)
「エジンバラ演劇祭2006-7」(中西理)ほか。
☆年始は1月10日に第24号を発行します。東京・吉祥寺シアターで12月に開か
れた青年団公演「ソウル市民」三部作特集号となります。ご期待ください。
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