アジア現代演劇プロジェクトが16日から開始

「アジア現代演劇プロジェクト」チラシ「アジア現代演劇プロジェクト/コラボレーションとネットワークの未来」がシンポジウムと公演「モバイル」として3月16日から6日間の日程で、東京・世田谷パブリックシアターで開かれます。18日まで開かれる公演「モバイル」は、シンガポールの劇団ネセサリー・ステージの呼びかけに応えてフィリピン、タイ、日本の演劇人が1年以上に渡り、各国でリサーチやワークショップを実施して作り上げた4カ国共同作品です。国や地域を越えて働く人々の移動と移住を巡る多くの物語が、現代の複層的なアジアを表象するエピソードで構成されています。昨2006年6月にシンガポール・アーツフェスティバルで初演、マレーシア公演も開かれました。日本からは作・演出の一員として鐘下辰男さん(演劇企画集団THE・ガジラ)が参加しています。

シンポジウム「コラボレーションとネットワークの未来」は19日から3日間開かれます。「アジアにおけるコラボレ―ションとネットワークの実践」(3月19日)「共同制作と国際交流のためのインフラストラクチャー」((3月20日)「コラボレーションとネットワークの新たな動きを考える」(3月21日)。日本を含む各国の報告と討論が予定されています。

「モバイル」公演の舞台
【写真は「モバイル」公演の舞台。提供=世田谷パブリックシアター】

「モバイル」公演は一般3,000円(全席自由)、シンポジウムは各日500円。入場方法など詳細は、世田谷パブリックシアターの「「アジア現代演劇プロジェクト」ページをご覧ください。

シンポジウムの主な内容は次の通りです。

第1日 3月19日(月) 18時30分~21時30分
「アジアにおけるコラボレーションとネットワークの実践」
1980年代にアジアの各国で教育演劇運動を中心に、各国の活動をつないできたフィリピン教育演劇協会(PETA)の活動を黒テントとの共同作業、世田谷パブリックシアター、国際交流基金が実施してきたコラボレーションプロジェクトを振り返ります。
▽報告者
ロディ・ヴェラ(フィリピン/元PETA芸術監督 劇作家・俳優)
畠由紀(日本/国際交流基金芸術交流部舞台芸術課 舞台芸術コーディネーター)
松井憲太郎(日本/世田谷パブリックシアター プログラムディレクター)
▽コメンテーター
山元清多(日本/劇団黒テント 劇作家・演出家)
ジョー・クカサス(マレーシア/インスタントカフェ芸術監督 劇作家・演出家・俳優)
プラディット・プラサートーン(タイ/マカンポンシアター芸術監督 演出家・俳優)
ホセ・エストレーリャ(フィリピン/デュラアン・ユーピー・シアターカンパニー演出家)

第2日 3月20日(火) 18時30分~21時30分
「共同制作と国際交流のためのインフラストラクチャー」
フェスティバルや見本市が、各国の現代演劇の共同制作や交流を支えるインフラストラクチャーとして果たしてきた役割は何なのか、そして今後どのような役割を果たしうるのかを検討していきます。
▽報告者
イ・ギュソク(韓国/韓国芸術経営支援センター長)
丸岡ひろみ(日本/東京芸術見本市事務局長・国際舞台芸術交流センター理事)
相馬千秋(日本/アートネットワークジャパン・東京国際芸術祭 国際プログラム担当)
▽コメンテーター
久野敦子(日本/セゾン文化財団 プログラムディレクター)
ハレーシュ・シャーマ(シンガポール/ネセサリーステージ常任劇作家)
ナルモン・タマプルックサー(タイ/演出家・俳優)

第3日 3月21日(水・祝) 14時~17時
「コラボレーションとネットワークの新たな動きを考える」
これまで実践されてきたコラボレーションプロジェクトは、そのプロセスで得た経験や参加者同士の関係をベースに新しいコラボレーション作業やネットワーク活動へと展開していっています。それら現在進行形のプロジェクトの状況とその未来について報告を行います。
▽報告者
アルヴィン・タン(シンガポール/ネセサリー・ステージ芸術監督 演出家)
アイヴァン・ヘン(シンガポール/ワイルド・ライス芸術監督 演出家・俳優)
ロー・コック・マン(マレーシア/演出家・俳優)
▽コメンテーター
ナム・ロン(マレーシア/オルタナティブ・ステージ・カンパニー主宰 劇作家・演出家・俳優)
ハーバート・ゴー(フィリピン/タンハーラン・フィリピーノ元芸術監督 演出家・俳優)
アズザンJG(インドネシア/演出家・俳優)
ディンドンWS(インドネシア/テアトル・クブール主宰 演出家・俳優)


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