編集長の交代について

 マガジン・ワンダーランド第159号、160号で編集長交代をお伝えしました。繰り返しになりますが、あらためてお知らせします。  ワンダーランドを始めてから6年目。そろそろ潮時かな、と思っていました。自分でそんな兆候を自覚 … “編集長の交代について” の続きを読む

 マガジン・ワンダーランド第159号、160号で編集長交代をお伝えしました。繰り返しになりますが、あらためてお知らせします。
 ワンダーランドを始めてから6年目。そろそろ潮時かな、と思っていました。自分でそんな兆候を自覚したときはすでに、周りは十分すぎるほど気付いているはずです。
 そんな折、負荷のかかるポストを引き受けてくれる人が現れるとはなんという僥倖でしょう。恵まれたバトンタッチでした。
 といっても始めた活動を放り出すわけではありません。ワンダーランドはこの10月からぼくを含めて三人態勢で再出発しました。このユニットをもう少し前に進めるために、しばらくは舞台裏で汗をかくことになりそうです。
 以下、水牛新編集長のあいさつを再掲、大泉編集部・事務局長のことばを紹介します。二人はワンダーランドの執筆者であり支援会員でした。これから徐々に、新しい視点と展開が見えてくると思います。いっそうのご支援、ご協力をお願いいたします。(ワンダーランド代表 北嶋孝)

▽新任のことば 水牛健太郎

 このたびワンダーランドの編集長を引き継いだ水牛健太郎と申します。年齢こそ41歳ですが、演劇の世界に関心を持ち始めたのは3年前の2006年、演劇評論を書き始めたのは2007年からですから、ほとんどの執筆者の皆さんよりも演劇におけるキャリアは短く、経験や知識も及ばないと思います。
 そんな私がどうして編集長を務めることになったのか。北嶋前編集長から特に説明は受けていませんが、ご存知のように、ワンダーランドはここ数年セミナーなどの企画も多くなっています。そうした中で、北嶋前編集長の負担を軽減するために、私がメルマガの編集・発行という実務を任されたと解釈しています。
 ワンダーランドの編集長たるもの、演劇に関して、抜きん出た経験と知識を持ってほしいとお考えの方もあるかもしれませんが、それが編集長の「条件」ならば、私は半永久的に満たすことはないと思います。残念には思いますが、どうしようもありません。演劇のことを知らなかった38年間は紆余曲折あり、それなりに貴重な経験を積むこともできました。結果として演劇に接する機会を持てませんでしたが、そのことを後悔したり反省したりするのも意味がないことです。それよりも、自分が持っているものに目を向けて、今後の与えられた仕事に生かしていきたいと思っています。何卒よろしくお願い申し上げます。
(初出:マガジン・ワンダーランド第160号、2009年10月7日発行)

▽新任のことば 大泉尚子

 ワンダーランドとは、昨春、劇評セミナーを受講して以来のお付き合いです。小劇場演劇やダンスを見ること自体、あまり一般的なこととは言い難いうえに、その劇評を書くなどとは、こりゃまた何て酔狂な…と呟きつつ、今日にいたっております。
 ワンダーランドの劇評は、研究者の方から素人の一観客のものまで、多岐に渡っています。執筆陣の演劇やダンスに対する考え方も、実にそれぞれ。そして、そうした違いや幅の広さこそが、面白いのではないかと思っています。そういったものの集合体として、舞台を映すさまざまな角度の反射鏡として、この場があり得るのであれば…。そのお手伝いが少しでもできればと考えておりますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(2009年10月10日)

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