【レクチャー三昧】ウェブ版、再発進(2月後半編)

◎大学・大学院で学ぶ  高橋楓  2009年12月まで1年4ヵ月にわたり「マガジン・ワンダーランド」に連載しておりました【レクチャー三昧】は、カレンダー版 で情報掲載を行っております。また、今後はこちらのページでも、毎月 … “【レクチャー三昧】ウェブ版、再発進(2月後半編)” の続きを読む

◎大学・大学院で学ぶ
 高橋楓

 2009年12月まで1年4ヵ月にわたり「マガジン・ワンダーランド」に連載しておりました【レクチャー三昧】は、カレンダー版 で情報掲載を行っております。また、今後はこちらのページでも、毎月1回から2回のペースで情報をまとめてお知らせする予定です。従来の【レクチャー三昧】とはすこし方針を変えまして、舞台芸術関連にターゲットを当てて、またお値段が少々張るもの(従来は上限1,500円まで)も、東京近郊以外の催しも、柔軟に掲載して行く方針でございます。掲載方針は今後変更する可能性もございます。何卒ご寛恕のほどお願い申し上げます。

 今回は、【レクチャー三昧】カレンダー版掲載情報とは別のトピックを紹介いたします。
 この時期、各大学・大学院では、「科目等履修生」の出願を受付ております。
 舞台芸術についてもっと学んでみたい気はあるけれど、カルチャースクールだと興味のあるもんやってないし、さりとて大学や大学院に(再)入学するなんてとてもとても、時間も金もないやい。という方でも、もしも一週間のうち平日で半日間、自由になる時間があれば、「科目履修」は可能です。「聴講生」制度を設けている大学もありますので、気になる演劇人が勤めているようでしたら、その学校の制度を調べてみたらいかがでしょうか。出願時期は、2月下旬から3月上旬が多いですが、出願に際しては卒業校の卒業証明書・成績証明書等の提出が要求されますし、出願期間「2日間」のみ「願書持参のみ、郵送不可」などというところもありますので、ご興味があれば早めにお調べ下さい。Google等で「XX大学 XX学部 科目等履修生」でご検索ください。

 私事ながら、わたしは私淑していた演劇評論家に直接教わりたいがために、去年都内の大学院に願書を出しました。そこでは聴講生制度がなく「科目等履修生」以外の選択肢がなかったのです。大学院なんてついていけるのかいな。それ以前に門前払いを食わされるのではあるまいか、とどきどきしていたのですが、結局書類選考のみで、筆記も面接もなく、すんなり通してもらえました。授業料はひとこま当たり 2,000円弱(選考料・登録料除く)で、カルチャースクールよりは安いです。(他大学では、ここの半額くらいのが複数あります。単位認定が必要か不要かでも金額が違うところもあります。)

 1年間(大学院の授業は4月から12月で修了)、年若い大学生や大学院修士課程・博士課程在籍者と過ごしました。授業中のディスカッション等でも、一人でレベル下げてて悪いなあ、という自責の念はあったものの、皆さん暖かく迎えて下さり、非常に有意義な時を過ごすことが出来ました。先生方も、演劇界では随分個性派で通っている人たちですが、分け隔てなく熱心に教えてくれました。ただ、順繰りに回ってくる発表(無いクラスもあります)や、レポート提出(先生により期中に出させたり期末1回のみだったり)に際しては緊張します。カルチャースクールのように、「行って聴いて帰ってきて」だけでは済まされません(ただし「演習」と「講義」では概して違うはずです、が、先生によります)。それまでと同様の頻度で劇場通いを続けることはまず不可能ですが、それだけ自分自身に返ってくるものは確実にあります。

 大学・大学院は、学生達が「社会」へ出るための準備機関というだけでも、「研究者」達が学術的成果を極める拠点というだけでもなく、もっと多くの「一般人」達が参加、交錯・交流することで、多様性、柔軟性、相互批判性、また「社会」へのフィードバックが生まれる場であるべきではないかと考えております。今後、皆さまのご活動の一選択肢として、ご参考になれば幸甚です。

▽イタリアオペラ『アイーダ』と宝塚歌劇 『王家に捧ぐ歌』
2010年2月19日(金)18:30~20:30
早稲田キャンパス120-1号館2階 201-202会議室
無料、予約不要
講師は鈴木国男氏(共立女子大学)
http://www.enpaku.jp/event/host/event20100219.html

▽知性と感情の彼方(かなた)- 行為と言葉と心
2010年2月20日13:00~18:30
日仏会館
無料、要申込、150名
古代インドの宗教、「模倣」の不思議な育成力、ドストエフスキーなど多様な主題
http://www.classics.jp/GSH/sympo/06.html#summary

▽浮世絵とは何であったのか
2010年2月 20日(土)13:00 ~ 16:00
中央大学駿河台記念館 2F
無料、申込不要
講師は タイモン・スクリーチ氏(ロンドン大学教授)、中野三敏氏(九州大学名誉教授)、ロバート・キャンベル氏(東京大学教授)、鈴木俊幸氏(中央大学文学部教授)
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/event/event_j.html?suffix=k&visit=12&mode=vst&topics=10557

▽ゆらぐ境界,交わる人びと:「日本人」を再考する
2010年2月 21日 (日)10:00~ 18:00
東京外国語大学
無料、要申込、定員200名
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/cemmer/2009/12/2_4.html

▽宝塚歌劇におけるフランスイメージの生成
2010年2月 23日 (火)18:00 ~ 20:00
日仏会館ホール (
1,000円、定員120名
http://www.mfjtokyo.or.jp/event/00309/detail.html

▽「80年代とは何だったのか?」日本のGNPと舞踊の動向、そこから始まったことは
2010年2月 28日 (日)16:30 ~ 18:00
日暮里サニーホール
1,500円
講師は 榎本了壱、國吉和子、西田留美可、久野敦子、武藤大祐、山野博大、加藤みや子の諸氏
http://www.as-factory.jp/

▽シンポジウム&デモンストレーション「ビオメハニカの現在」
2010年3月 4日 (木), 16:00 ~ 19:00(15:30開場)
早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス27号館)
無料、予約不要
講師は アレクセイ・レヴィンスキー(演出家・俳優)、鴻英良(演劇批評家)、巻上公一(音楽家・俳優)、藤井慎太郎(早稲田大学准教授)の諸氏

▽演劇講座「メイエルホリドとわたしたち―映画『白鷲』を見ながら」
2010年3月12日(金) 15:00~18:00(14:30開場)
早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス27号館)
無料、予約不要
第1部 メイエルホリド出演映画『白鷲』上映(プロタザーノフ監督、1928年、無声映画、字幕つき、67分)
第2部 ディスカッション「メイエルホリドと同時代~現代の先端的芸術」
講師は 鴻英良(演劇批評家)、塚原史(早稲田大学教授)、豊島重之(モレキュラーシアター演出家・ICANOFキュレーター)の諸氏

【レクチャー三昧】ウェブ版の情報は、毎月1-2回の定期紹介以外にも随時掲載します。ご参照ください。(編集部)
http://www.wonderlands.jp/info/lectures/


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