絶対に通る! 地方劇団のフェスティバル攻略法

谷竜一(集団:歩行訓練代表)

谷竜一さん
【谷竜一さん 撮影=大脇理智】

 どもども。谷です。僕は君たちに武器を配りたい。っていいタイトルですね。でも武器より楽器。楽器よりラッキー。ラッキーも二度三度続くなら、もはやマグレではない。谷です。山口で、今もっとも調子に乗っている舞台芸術ユニット「集団:歩行訓練」(通称ほこくんちゃん)の代表です。
 今年は何故か、えだみつ演劇フェスティバル2012(「えだフェス12」)、フェスティバル/トーキョー12(「F/T12」)という日本有数の特徴的なフェスティバルに参加が決定し、全国ツアーに行くことになっています。ていうかもうやってます。いやあ、選考にあたった皆さんなかなか勇気があるなあ。

 我々は山口県は山口市にて、演劇とか演劇じゃないものとかやっています。今でこそtwitterやらフェスティバルの皆さんの尽力で少しずつ名前を聞くと反応してくださるようになってきましたが、フェスティバル参加が決定するまでは、全国的には無名の一言でした。そんな我々のような、どこの馬の骨とも知れぬ弱小ユニットが全国ツアーが出来るまでになったのか? その辺についての経緯を、時系列に沿って紹介しつつ、いかにして現状を打破するかについて、僕なりの観点からお話してみようと思います。お話はフェスティバル参加作品『不変の価値』の初演、去年の10月から始まりまーす。

2011年10月
 『ご近所計画vol.4』山口公演。直前まで「マジでこれ、幕開くのか?」と思っていたが、『不変の価値』なんとか開演。相変わらず集客面では苦労するも、作品自体には手応え。福岡から迎えたvillage80%(通称村八)さんには、「一つの戯曲からの創作を通して語ろう! Vol.3」において借りがある(村八は上演審査まで行ったが、ほこくんちゃんは二次のプレゼンで落選。向こうはどうか知らないが俺はめっちゃ根に持っていた)ので、観てもらえてよかった。村八の(高山)力造さんや、イフク(キョウコ:スタジオイマイチ、ご近所計画)さんに激賞いただく。ちょっと感極まってしまった。
 そして、来年のことも固めていく時期。運良く今回のキャストは全員山口に残るようなので「来年はこの作品を売り込んでいこうと思っている」と伝える。山口は、若い人は大学で来ることが殆どで、大学を出てから演劇を続けていこうなんて人は少ない。けれども、無理して引き止めるわけにもいかない。どうせ自分で覚悟しないと、演劇なんてろくに続けていけないんだから。たとえ(自分も含めて)人が入れ替わっても、残る何かを探すんだ。

10月30日
 GEKKEN Festival8、不採択の通知。本番前の切羽詰まった時期に資料記入して、不十分だったし、締め切りからも若干遅れてしまった(遅れそう、の旨電話連絡を入れた)ので、仕方がない。こういう反省の余地があると、本当に落選した理由が不透明になってしまう。フェスティバル側に聞くわけにもいかないので、納得した状態で応募することは大事。でもなによりとにかく出すのが大事。今回作った資料は次に役立つ。ああでも、劇研でやりたかったなー。

教訓:自分に言い訳できない(自分に反省の余地を残さない)状態で応募すること。
けれどもそれより、とにかく出すこと。そしたら次の課題は自ずと見える。

11月
 『ご近所計画vol.4』福岡公演。山口と比べるとちょっと…の出来。俳優の成長速度が思いのほか早く、作品自体の微妙なバランスが崩れてしまっていた。2日目はなんとか修正できたが、課題も多く見えた。会場が変わるということだけでなく、時間を経るにつれて、作品が成長することについて、再考。
 大体、2011年は東日本の震災で、日本全体がものすごくヘンなテンションになっていた。どんな作品をやっても、その現実の強度と向き合わなければならない。2012年はどうなるだろう? その先は? 「今やれることを精一杯やる」なんて呑気なことを言っていたら、現実の後追いをして終わりだろう。そしてそんなことをしていたら、地域の演劇はいつまでたっても首都圏や世界の演劇に遅れて追従する、永遠のひな壇芸人みたいなことをし続けなければならない。そんな物珍しげに陳列なんかされてたまるか。誰より長いスパンで「演劇」を考える。現実を先回りするような、時間を吹っ飛ばして考えられる課題を。

教訓:「今やれることを精一杯やる」なんてのは現実の後追いでしかない。
時間を吹っ飛ばして考えうる課題を持て。

12月
 気の抜けた感じで過ごす。年末には突劇!?喜劇病棟(山口のエンターテイメント集団。『不変の価値』出演の人見、高橋が所属している)の年越し企画(於:スタジオイマイチ。谷はスタッフとして帯同。やってみたら18時間ぶっ通しという頭のおかしい企画)があり、2011年を振り返るいい機会になった。あいだだいやさん(アーティスト。資本主義社会をテーマとした作品を制作している。演劇では演出家の阿部初美さん、ドラマトゥルクの長島確さんらとミクストメディアプロダクト『エコノミック・ファンタスマゴリア』を制作した)に、『不変の価値』YouTubeの動画を観てもらったのもこの時期。

2012年1月22日
 21、22と山口情報芸術センター(YCAM)にて、山下残さんの『コトバ身体』WS。名残惜しかったが早めに帰宅。F/T12公募プログラム応募締め切り日だから。所定の申し込みフォームの記入と10分のプロモーション動画。これ動画間に合うのか!? と戦慄するが、なんとか動画を完成させ、YouTubeにアップ。異常に時間が掛かる!と思ったら圧縮前を上げていた。これでまた焦る。焦ったまま申し込みフォームに記入。意外と項目が多い。何故早めに書き始めなかったのか、ばかばか、と自分を責めつつ、気合で一発書き。ギリギリ間に合う。

教訓:めっちゃ急げばなんとか間に合う。諦めたら終わり。

 で、問題の動画だが、在学中に映画批評のゼミにいたのが幸いした。H家先生ありがとう。素材は『ご近所計画』時の記録映像で間に合わす。編集はaviutlというフリーソフト。どうせYouTubeだ画質に拘ってもしょうがない、と割り切る。作成にあたっては、昨年までの通過団体のPR動画を熟視。特に昨年の捩子ぴじんさんの動画とバナナ学園純情乙女組さんの動画を参考に、体よくパクる。字幕が重要な作品だし、バナ学さんのような情報量ではなく、リズム感と馬鹿っぽさを追求する。シリアスな引きもつくる。
 出来上がったものがこちらで確認できます。F/T12一次選考

教訓:適度に割り切れ。先輩から体よくパクって、自分の作品と照らしあわせて考えてみる。

 この時期、翌年のTPAMに合わせてちくは(スタジオイマイチを中心として活動するコンテンポラリーダンスユニット。谷も時々手伝っている)の横浜公演が検討されていたが、結果的に流れる。主な原因は会場費。やっぱカネだ。移動費、滞在費で予算をかなり持っていかれる田舎カンパニーは、会場費をなんとか抑えたいところ。ちなみに今回応募しているフェスティバルは、すべて会場費が全額免除になるところ。逆に首都圏なんかは稽古場の問題が大きく、そのへん優遇してくれるところが有難いらしい。ウチはスタジオがあるからいいけど、このあたりの課題はカンパニーごとに大きく違ってくるのだろう。

教訓:条件に合わせたフェスティバル応募の選定を。

 なんとなく、twitterを見ると重力/Noteの鹿島さんがなんか書類を出している。これはF/Tだろうなと察して、ひそかにお互いの幸運を祈る。

2月14日
 F/T一次選考通知メール。が、着いていたらしいが、すっかり忘れている。応募時にきていた今後の選考スケジュールや、申し込みフォームの写しを保存し忘れている(この時点で通るなんてあんまり思ってないことが伺える)。

2月17日
 F/Tから一次選考通過のお知らせ届いてます? とメール。ここでようやく気付く。予想外の展開にあわあわし、面接行かなきゃ!! ときゅうに焦りだす。途端にF/T事務局から電話。平謝り。ちなみに申し込みフォームに何書いたかは、すっかり忘れている。

教訓:申し込み時の書類コピーは必ず保管すること。ダメ元でも。迷惑かけるぞ。

 ひとまずクルーに通知。みんな「へー」って感じで、全然コトの重大さを理解していない。F/Tってのは日本最大の演劇フェスティバルで云々、と言っても、誰もF/Tのことを知らない。極めつけは人見(集団:歩行訓練メンバー)の「やったじゃん!東京公演したいなー。で、F/TのTって何?」という珍発言。トーキョーだっつったろうが、今!他の1次選考通過団体の動画を観ながら、ようやくクルーに実感が湧いてくる。「これは…場違いでは?(高橋:出演、突劇!?喜劇病棟所属)」と戦慄。そして他の団体のPR動画のクオリティにちょっと引く。まあ通ったもん勝ちということで。あと、ジエン社さんの動画を見て(今年も)爆笑する。

教訓:天下のF/Tといえども、他地域に行けばこんなもん。
あくまで一地方のフェスティバルだ。

 YCAMのシアター担当の人なんかはさすがに状況を理解していて、色々アドヴァイスを貰う。強く印象に残っているのは、元YCAMスタッフで、ナデガタインスタントパーティーの山城(大督)さんが「誠実にね!」とFacebookで飛ばしてくれたメッセージ。あと、ワンダーランドにも寄稿している落(雅季子)さんが「口のうまい演出家がタチ悪いのなんてとっくに分かってるんだから、谷くんはそのままで行けば大丈夫よ。」と言ってくれたあたり。励ましてるんだか馬鹿にしてるんだか。

教訓:隠してもいいことない。聞けそうな人にはとにかくアドヴァイス貰いまくれ。
そしたら必要なものだけ、きっちり自分の中に残る。

2月29日
 にしすがも創造舎にて、F/T二次選考の面接へ。仕事都合で夜行バスが無理だったので、朝イチで新幹線だな、と思って起きたらギリギリ。やばい、と思って駅へ。すると、なんと雪で新幹線が徐行運転中。運がいいのか悪いのかわからんが、これにて完全に遅刻決定。もはや半笑いするしかなく、F/T事務局へ電話。出ない。しょうがなくメール。連絡先をgmailのアドレスにしていたのが幸い。持っててよかったスマートフォン。新幹線内では提出資料用DVDを焼きながら、データ通信機器に接続してF/T事務局と面接時間調整のやりとり。おまけにスタジオの仕事の行き違いもあり、何から何までギリギリ。ちょっと泣きそうになりながら、企画書を読み返したりする。どうも面接全体も、国外組の飛行機がズレたりで、スケジュールがぐちゃぐちゃになっているらしい。大変だなあと思いつつ、丁重にお詫び。夕方に面接時間をズラしてもらう。焼けたDVDを観ていたら、ちょっとだけ元気が出てくる。大丈夫、この作品、面白いから。

教訓:通信手段は複数確保。あと、いっしょうけんめい走れば意外と間に合う。

 ちょっと元気出たので、昨日面接だったという鹿島さんに連絡してみる。面接終わったらアトリエ見せてくれるとのこと。いい人。
 結局16時頃に到着、走ってにしすがも創造舎へ。結果的にろくな戦略もなく「そのままで」「誠実に」遅延を平謝りすることに。面接は事務局の方が5人。面接内容は至ってシンプル。作品概要と制作の意図について再度説明、影響を受けた作家等について、あとは年間スケジュール等事務的なことなど。この時点で、えだフェスに応募することも仄めかす。リ・クリエイションに際してツアーをしたい、それも各会場ごと1ヶ月ずつ間隔を空けて、東京、山口、あともう1箇所、できれば都市部じゃないほうがいい、劇場と街の距離感が近いところ、えだみつがベストだと思っている、と。
 そして最後に、まず一次選考で選んでいただけたことに関して丁重にお礼を言う。東京で公演するのがエラいなんて思ってないけれど、山口でやり続けるのは、経済的にも、観客の母数的にも、非常に困難だ。いつしか自分の目標を下方修正しながら、終には「出来る範囲でやりたいように」なんてことが目標になってしまう。あるいは近隣の人達にウケるように、小手先の技術を磨いて時間と才覚を摩耗していく。そうやっていつしか止めていってしまう人を何人も見てきた。自分はそうなりたくはないと思った。自分のあとに続く人や、自分の仲間がそうなってほしくはないと思った。けれどもそれって都会に出るしかないのか? それも違うと信じたい。
 今回、我々が選んでもらったのは、どんなところで、どんな規模で活動していようと、適切な目標を持って、その方向性に適うところに持ち込めば、見てくれる人はいる。そういうことを広く伝えるだけの一材料になったんじゃないだろうか。実際に上演できることより、もしかしたら意義深いことがこの一次通過にはあったんじゃないか。だから嬉しかった、ありがとうございます、と。こんなに長々とは言わなかったけど。
 鹿島さんにピザを奢ってもらって(いい人)、アトリエを見せてもらう。鹿島さんの引き出しの深さに感嘆しつつ、渋い演劇トーク。山口では滅多になく、うきうきしてしまう。面接でどんな話をしたか報告しあう。質問内容はだいたい同じような感じ。鹿島さんは公募プログラム全体の「価値」について、そこから先のビジョンについて話してくれて、これが首都圏で戦ってるひとの考え方か、と敬意を抱く。「次は池袋ですかねー」とエールを送り合い、別れる。鹿島さんは最後まで「こればっかりは分からないからね」と笑っていたけれど。

教訓:同世代の作家との対話から受けるものを大切に。他では得られない財産になる。

3月21日
 えだフェス2012締切日。今回は若干余裕を持って送れた。数打てば慣れる。「フェスティバル選考に落ちた場合にも機会があればアイアンシアターで公演の意志があるか?」という欄があって、こんなもんYES以外の選択肢があるんだろうか、と思う。フェスティバルじゃなければ行かない、ってんなら相応の理由が述べられて然るべし。本音では、フェスティバルでなければ、現地の方のサポートが約束されていなければ、県外での公演なんてやる気はなかった。ネームのない我々では集客できる見込みもないし、無理に他所で公演を打って疲弊するよりは、山口で研究と発表を続けたい。自分たちに足りないものは多いが、そのうちのひとつはこれまでと別の層の観客に触れる機会だ。たとえばツアーに行って、山口に戻ってきて公演することを考える。どうやったら「山口で」、別の層の観客を引き込めるか。そのためのひとつの方法は、実績だ。集客数とか「○○賞」とか、そういういやらしいまでに具体的な事実だ。だから県外に、そのために行く必要がある。
 けれど、建前としてはまず「えだみつの人に見せたい、いっしょにやりたい」ということからスタートするべきなんだ。だって、俺が芸術監督だったら、まずそう言ってくれない人を受け入れたいと思わないだろうから。俺が山口の人に観せたい、と思うのと同じように、きっとアイアンシアターの人も思っているだろうから。

教訓:選ぶ人の気持ちになってものを考える。

3月26日
 F/T二次選考の結果通知の日。この日のことはよく覚えている。メールが来ると聞いていたから、日中かと思ってバイト先でもぞもぞしていたけれど、来ず。ダメだったのかなーとスタジオに帰り、スタジオイマイチの(大脇)理智さんとイフクさんに「まだ来ないんだよねー」と言いつつ、福岡に帰るイフクさんを見送る。部屋に帰ってエッチな動画でも観るか、とパソコンを開くとメール。通過。即時スタジオのみなさんと、クルーに報告。駅まで言っていた理智さんが一升瓶を買って帰ってくる。即、酒盛り。はしゃぎすぎてちょっと叱られる。反省。

教訓:一緒に喜んでくれる仲間は、結局大事。あと、嬉しくっても人に迷惑かけないこと。

3月30日
 山口市文化振興財団へ、助成金資料提出。再提出の命を食らう。

3月31日
 えだフェス電話面談。「F/T通りましてね」というのをダシに交渉を進める。アイアンシアター芸術監督の市原(幹也)さんには「ツアーであることの重要性」を伝える。市原さんは「ツアーの持つストーリーが面白い」と言ってくださる。手応え。市原さんは「このプロジェクトをえだみつでやるなら」というコンセプトに則って、ぽんぽんアイディアをくださる。たとえ落ちても、きっといつかえだみつではやろう、と思う。応援してくれる、じゃなくって、共有して、次のステップに進めようとしてくれる人は、本当に貴重だから。これはもう人柄とか優しさとかじゃなく、その人のやるべき仕事と自分のやるべき仕事がかち合うかが問題なのだろう。そしてそれができるかもしれない、という幸運。それより前に、そういう人と出会えたという事実。

教訓:応援も大事だけど、もっと貴重なのは自分のための仕事をしてくれる相手。

4月4日
 F/T公募参加団体公式発表。サポートスタッフの仕事にYCAMに行くと、職員の皆さんから「おめでとう!」と。なんだか面映い気持ちになる。

4月9日
 えだフェス参加決定のメールがくる。
 もうこの辺になると皆、異常な余裕が出てきていて、笑いが止まらない。「通ると思ってた!(人見)」発言等、一体どこから来たのかその自信は? 「やる気には賞味期限がある」と誰だかが書いていたが、人見さんは僕より更に長く山口で戦っていたわけだし、感慨もひとしおだろう。誕生日(僕の誕生日は4月11日です。なお、プレゼントは前後半年間受付中)の前祝いも含め、やはり酒盛り。盆と正月が一緒に来たような感じ。それにしてもえだフェス、最初は3、4団体とかいう話だったのに13団体って!? 勝負に来ているなぁ、と感じる。面々もこれから目が離せない方々で、たいへんドキドキする。
 そしてそのまま、クリエイションスタッフを増強するためのオファーを出し始める。去年、照明をやってくれた福岡(嗣与:万能グローブ ガラパゴスダイナモス)。東京はほこくんちゃん黎明期から支えてくれた石井(通人: buffer Renaiss)、東京在住中になにかと助けてくれた(細川)ゆかりちゃん。あと舞台監督は大学の後輩にあたる眞鍋(智浩: 劇団シバイヌ)に頼む。本当に今回のツアーを喜んでくれる奴だけを選ぶ。金はない。実績もない。でも今よりずうっと無理スジの時に助けてくれた人たち。いざって時に、本当に頼りになるのは、こういう人たちだ。

教訓:無理を通して助けてくれた人脈は、作家としてのなによりの財産。


 さて、こうして半年に渡るクリエイションを経て、えだみつ公演を終え、今、東京のマクドナルドでこの原稿を書いています。まあ資金繰りとかツアー慣れしてなくってミス多発とか、それでもやっぱり集客には苦戦したり。ツアーを語るに外せない渡辺美帆子事務所とのやりとりや、鳥公園との出会い等、色々しましたけれども、それはまたいずれかの機会に譲るとして(なにしろ4000字を目安にと編集部に言われたのに、もうとっくにオーバーしている)。
 最後に、いちばん大切なこと。

教訓:これらの方法はもうウチが使っているので使えません。

 な  ん  だ  っ  た  ん  だ  こ  の  記  事  は  !  ?

自慢だよ!自慢したかったんだよ!! でもみなさん、怒りを抑えて。「今年」のことを、よーく考えてみて。ほこくんちゃんは、F/T公募では首都圏・関西圏以外の団体として初選出。先方としてもそろそろ、日本の別の地域から団体を選出したかったことだろう。来年以降はその機運も、も少しフラットに選考されると思う。その時に、ほこくんちゃんのようなワンアイディアでプッシュする作品が議論のテーブルに載るかは、正直微妙。えだフェスも今年以降、この規模で開催になるかと考えると、それは難しいだろう(続けていけたらすごいことだけど!)。企画自体も反省し、見直しが行われるはずだ。
 確実に、静かに、時代は変わる。けれど、どんなに時代や状況が変わっても、戦い抜いていくつもりなら、最後は自分がやるべきと信じる方法でやるしか、ない。それでも、たったひとつ、変わらずにできることがあるとするなら。

真理らしきもの:人と出会うことをサボらないこと。
自分以外の人が見ている状況について、深く静かに教えを請うこと、
そして、自分を明け渡すことを恐れないこと。

でもそれって、演劇をやっている皆さんなら、簡単なことでしょう?

いつか近い将来、これを読んでる皆さんとも、お話できればと心から思っています。
あ、あと

一般常識:締め切りは守ること。

【筆者略歴】
谷竜一(たに・りゅういち)
 1984年4月11日福井県生まれ、山口県在住。集団:歩行訓練代表。詩人、演劇作家。山口大学教育学部卒。スタジオイマイチ登録アーティスト。団体初の全国ツアー『不変の価値』の真っ最中。11月22日~24日の東京公演(フェスティバル/トーキョー12公募プログラム参加作品)を目前にあわあわしている。
・ワンダーランド寄稿一覧:http://www.wonderlands.jp/archives/category/ta/tani-ryuichi/


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